ラーメン二郎の魅力
ラーメン二郎というものは、元々関東ローカルのラーメン店だった。
それが、二郎のインスパイア店が増え、各地方に羽ばたくラーメン二郎も産まれて、もはや「二郎系」はラーメンの一大ジャンルとなっている。
そんな世の中だけど、私は「二郎系」も好きだけど、何より「ラーメン二郎」が大好きだ。
二郎インスパイアとかもあるけど、
それでも俺は「ラーメン二郎」が好きなんだ!!!
この熱い思いを抑えきれないので、語ります。
1.食べ物としての完成度が高い
ラーメン二郎は、一つの食べ物として完成されている。
二郎のスープはとにかく旨みが凄い。
ただでさえ旨みが強いスープに旨味調味料をぶちこんでいる。
その強いスープを、小麦の香りがする太麺と合わせ、更に野菜とニンニクを口の中に含むことで、全てが絡み合い、調和する。
そう、調和だ。二郎の丼は、全て計算されて配置されている、完成された食べ物なのだ。
この記事を書こうと思って調べていたら、二郎のおいしさに関して、理論を交えて解説してくれている、とても面白い記事があったので、紹介する。
是非読んでほしい。
丼の中で調和しているということは、ルーツがラーメンではなく和食だった総帥の発明なのだと筆者は信じている。
結局のところ、二郎とインスパイアで一線を画しているのがここの部分が一番だと思っている。
2.敷居が高い
ラーメン二郎は確かに敷居が高い。
しかし、それこそが大きな魅力でもある。
人は「経験」にお金を払う。
筆者は二郎に行く時、「経験」にお金を払っていると思っている。
並んでいる時の緊張感、席に着いてからのワクワク感、そして丼が来た時の歓喜と絶望が入り混じった感情。
食べる前からこんなに面白いのが「ラーメン二郎」という店だ。
これらの全ての感情は、ラーメン二郎で食事にした時にしか味わうことができない。
食べ終えた時の喜びは、達成感以上の喜びを味わうことが出来る。
この喜びは敷居の高い店で食事するというハードルを越えたものによるものが大きい。
これは性癖みたいなものなのかもしれない。
二郎好きなやつは全員ドM。
3.オペレーションの合理性
先ほどラーメン二郎は敷居が高いという話をしたが、敷居が高いと言われている理由はご存じだろうか。
これは単純で、スムーズなオペレーションの為だ。
ラーメン二郎のオペレーションは単純ながら洗練されている。
まず、太麺は茹でるのに時間がかかる。
大体7分ぐらいかかる。席が空いてから麺を茹でると、待ち時間が長くなってしまう。
ラーメン二郎は人気店だから、回転率が高いことが求められる為、待ち時間は望ましくない。
なので、まだ食べている人がいる間に次食べる人の麺を茹でる。
これにより、7分おきに麺を茹でてはラーメンを作るサイクルが完成している。これが原因で、食べるのが遅いと追い出されたりする。
このルールを理解すれば、二郎はオペレーションでも楽しめる。
システマティックに動く、まるで工場見学しているような気持ちで、着丼を待っている。
4.まとめ
ラーメン二郎はうまくて面白いんだ。
是非皆さんも行ってみてください。そのうちレクチャー記事も書きます。
今日の曲は、「打首獄門同好会」で「私を二郎に連れてって」。
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