クライアントとコーチが二人三脚で進むには?
昨日の深津さんのnoteに触発され、メタファーといらすとやを駆使して「コーチとクライアントのいい関係」について書きたくなったので書いてみました。
クライアントとコーチが二人三脚で進むためには?
コーチは伴走者として、クライアントが向かいたい目的地まで二人三脚で伴走します。そのときに必要なこととして、
・姿勢を共有すること
・目的地を共有すること
・互いの見える景色を共有すること
が特に大事だと感じています。
姿勢を共有する
コーチとクライアントの関係ですが、よくいただく質問・声として、
「解決してくれるんですか?アドバイスをくれるんですか?」
「松岡修造のようなイメージかと思っていました。」
というものがあります。どちらも少し違います。
コーチングでは、コーチがひたすら導くわけでも、クライアントがひたすら頑張るわけでもありません。コーチとクライアントが目的地を共有して協力することで、より効果的に進むことが可能となります。
コーチングでの姿勢を確認する意味も込めて、冒頭で「コーチングでは、アドバイス・解決策を提示するという関わりよりもむしろ、さまざまな角度から問いかけ、客観的にどう見えるかなどをフィードバックすることで気づきを促し目標達成に近づくこと支援します。」とお伝えしています。
目的地を共有する
二人三脚で進むに当たり、予め目的地を決めておくことで協力して進みやすくなります。目的地を共有せずに始めると、当初期待していた方向からずれた際に戻れなくなったり、道草して目的地にたどり着けなくなったりします。
目的地を決めるのはクライアントです。セッションの冒頭で「今回お申し込みの動機、今日のセッションに期待すること」をお伺いし、それを目的地として進んでいきます。
互いの見える景色を共有する
コーチングでは、それぞれの見える景色・見えているものは異なります。コーチにはクライアントが抱えている課題感・期待感、過去の出来事や未来の展望はわかりません。また、クライアントにはコーチから見える客観的な自分の姿、俯瞰的に見た際の状況などはわかりません。互いの見える景色を共有していくことで、新たな切り口や道筋を見出しながら目的地に進んでいくことができるようになります。
また、コーチ側からの景色として、「この性格特性でこのテーマならこんな困り方をしているのではないか」「こういう道筋だと進みやすいのではないか」という仮説や選択肢が見えてきたりします。
コーチングのイメージを共有したい理由
以上のような考えを持ちながら普段コーチングをしています。コーチングがどういうものかのイメージだけでも掴めれば、たとえ険しい山だったとしても、より安心感・納得感を持って山頂を目指して進んでいけるのではないかと思います。
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