ニコニコ超パーティー2022のスクリーンを勝手に推測

皆さんはじめまして!サーバーをいじりつつMMD作品を作ろっかなーと思って色々してるmf_Miiといいます!自己紹介は気が向いたら書くとして、さっそく本題に移りましょう。

ニコニコ超パーティー2022は皆さん見ましたか?私は当然リアタイ&タイムシフトで何度も見返しています(執筆時DAY2午前)
さて、2018年から4年ぶりの開催で私は初参戦でしたが一番お目当てのものがとにかくすごくて…感動しました!
お目当てのものとは…そう、「ボカロライブ」です!
今年のボカロライブを見て、いくつか気づいた点があったので半分自分用に書き留めておきます

旧来の方式

今までの超パーティーで使われていた方法は、農ポリに映像を映し出す「ポリッドスクリーン」が使われていました。この方法を軽くご紹介。

といってもすごくシンプルで、枠に農ポリをピンっときつく張ってプロジェクターで投影するという方式なんですけども()
詳しくは他の方々の解説記事をご覧ください。

polidscreen.comより引用

旧式のメリット

  • 背景が透過するので立体感が非常に強まる

  • 農ポリを使っているので(スクリーンの)メートル単価が非常に安い

旧式のデメリット

  • 背景の光が強すぎるとゴースト化する(透ける)

  • 正面投影ができないので、背面にスペースが必要

  • プロジェクターが非常に高価(規模的に300万~*3 = 約1,000万以上)

  • プロジェクター光源が視線上に存在してしまうと、非常に眩しい

今回の方式

今回見てて思ったのは、「あれ?これ透過していなくね?」って感じでした。なんというか、板というか、照明が透けてないんですね。

とりあえず画像群

線が引いてある画像は、光の境界線と一部憶測で書いたのですので間違っている箇所あると思いますがあしからず…

超パーティー2022 DAY1 プレミア放送より引用(追記あり)
少しつぶつぶしてる…?(拡大表示)
下にキャスターが…そしてスクリーンに境目が…
ビフォアトーク中に真っ二つのスクリーンをつなぎ合わせるスタッフ
側面に布がかかっている…
スクリーンより大きかったフレーム(左) | スクリーンの裏になにかついてる…(右)

改めて特徴

上の画像にほとんど書いてありますが、一応書きます

  • 透けていない

  • 本体は薄く、後ろにフレームがある

  • まっぷたつにできる

  • よくよ~く見ると、つぶつぶしてる

このスクリーンはな~んだ?

>>>LEDパネルだこれ<<<
ってことで、この記事は以上です~

ってここで終わるわけ無いですよ!
しっかり特徴を推測していきましょう♪(あっているかは知りません)

メリット

さて、わざわざニコニコ技術部のポリッドスクリーンからLEDパネルに乗り換えたのにはわけがあるはず。この四年間に何があったのでしょう…

  • はっきり映る

  • ペンライトが反射しない

  • 光源が一点ではないので眩しくない

  • サイズに制限がない

  • カメラにもくっきり映る

デメリット

  • 透けないので、立体感が落ちる

  • 値段が高い

  • LED素子の隙間が気になる→画質が若干落ちる

 デメリットの中でも、「透けないで立体感が落ちる」というのはかなり致命的です。しかし、ライブ映像を見ているとあまり気にならない…どういうことでしょう。
 ここには、映像クリエイターの方とカメラスタッフの方の見事な連携プレーがあります(たぶん)。まず、映像ですが背景からの光やそれに対する影、3Dモデルの配置などで平面でも立体感が非常に強い映像であったと思います。 
 そして、カメラワークは正面がなんといっても多い!横からのカットはほぼなく、正面と客席の映像がほとんどでした(ただ全然飽きるとかそういうのはなく、良いカメラワークでした!)

またLED素子の隙間(ピクセルピッチ)が気になる問題は、製品によってすごい隙間が小さいものがあるらしいですね(業界とは無縁の人なので知りませんでした)
↓こういう製品とか(実際使われたものではない、たぶん)
LED Display|Rental LED Display|Advertising LED Display|Fine Pitch LED Display-Huizhou Desay Intelligent|High-end LED Display Manufacturer (desayopto.com)

おまけ

マジカルミライ(2021)

製品化されている透過スクリーンと思われる

マジミラのスクリーンの詳細は解説している人がいるので省きます。
やっぱり、製品化されているものでも光源と重なると少し眩しくなってしまいますね。そして、ニコニコ超パーティーは背景がすごいタイプのやつです(SF系)。なので、透過スクリーンは難しいと判断されたのかもですね…

誘導ではないですが、この記事を見に来ているみなさんはスクリーンの仕組みを追い求めていると思います。この方の記事はいろいろなスクリーンがありわかりやすかったです。ぜひ参考程度にどぞ
初音ミクの3DCGライブの手法 | とあるミクファンの備忘録 (hatsune39.com)

MIKU BREAK(ver0.9, ver1.0)

正直分かんねぇや
特殊な透過スクリーンを使っていること、正面からの投影プロジェクターが存在することはわかった。ただ、一瞬で裏面の映像を非表示にしたりとかがわからない。仮説ではあるが、液晶×透過スクリーン的ななにかではと思っている。液晶は電気を流すと光を通さなくなるという性質がある。液晶テレビはそれを光の三原色で行い、さらに1920x1080個用意して後ろの三色(RGB)を液晶でオン・オフしているだけなのだ。それを応用して特注したスクリーンを利用すれば、可能かもしれない。
もしくは、偏光フィルムを使ってるとか…?(マジでこっちはよくわからないので妄想です)

後ろの機材の光に謎の模様が…液晶かな?

おすすめなサイト

 スクリーンの技術を探し求めたあなた!こんなサイトもありますよ!(他の方のやつです)

【総再生2000万超え】ニコニコ超パーティーボカロライブの歴史を振り返ってみた【解説】 - YouTube
初音ミクの3DCGライブの手法 | とあるミクファンの備忘録 (hatsune39.com)
R3-リアルタイム3DCGコントロールシステム (r3system.net)

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