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姉犬ビーグルのおなか事情

生後52日目の姉犬を引き取りに行く前日、飼育係のスタッフさんから電話がありました。

姉犬が下痢をしたらしく、引き取りの日を1日延ばして欲しいとのこと。

姉犬を「ウチノコ」にと決めてからこの日まで、楽しみで楽しみで仕方なかった。早くいっしょに暮らしたい。姉犬との生活を夫婦ともども心待ちにしていました。

そうして待ちに待ったお迎えの日を1日でも延ばすのは、身悶えるほどの歯痒さ。非常に残念な事態です。しかし、姉犬の体調がすぐれないのであれば我慢するしかありません。

引き取りの日を1日延ばすことにしました。

お迎え当日。朝にはスタッフさんから電話があり、なんとか便の形も良くなったということで引き取りに行ってもいいとのことでした。

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こうして1日遅れでお迎えしたビーグル犬。牛柄のキュートな女の子です。

犬を飼うのがはじめての未熟な飼い主に見守られながら、姉犬はとても美しい犬に成長しました。

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未熟な飼い主は2つの悩みを抱えていました。

噛み癖と下痢です。

噛み癖はパピーの頃に発現し、飼い主(夫)は毎日生傷が絶えない状態でした。ある日「これは指が千切れたわ」と本気で思うくらいの出血を伴う本気噛みを喰らいました。この時ほどマクドナルドの紙袋を路上にポイ捨てする奴を呪ったことはありません。いつもの散歩コースでの出来事だったため、しばらくは飼い主(夫)の流した血だまりを横目にテクテク歩く日々を送りました。

そんな噛み癖も、成長とともに大人しくなっていき、2才9ヵ月の現在では出血するほどの本気噛みはなくなりました。噛むのは噛むけどね。すごく痛いけどね。だいぶマシになりました。また、姉犬はカシコイので飼い主以外の人間を噛むことはありませんでした。(トレーナーさんが1度出血してますけど)シロウトには牙をむかないタイプです。

飼い主の最大の悩みごとは下痢の方でした。下痢といっても超酷いやつなのです。液状の便はもちろん、黄色のドロドロとした粘液(腸液?)、ドロンとした粘膜(腸膜?)、寒天状のなんかよくわからないヤツ、そして大出血。ドロドロの鮮血便。これが月2回くらいのペースで定期的にやってくる。

フードを変えたり。

水分摂取量を調整したり。

フードを変えたり。

フードの1回量と1日の回数を調整したり。

フードを変えたり。

サプリメントを使ったり。

フードを変えたり。

アレルギーを調べたり。

フードを変えたり。

ストレス対策してみたり。

フードを変えたり。

だってフードが1番濃厚なんだもん。可能性が。下痢の原因である可能性が。完全にフードジプシーになってました。

2年以上にわたって悩んで悩んで悩みまくった結果、現在はほとんど出血はありません。たまに下痢する時もあるけど単発だし出血もないので特に何もしません。勝手に治ります。

姉犬の下痢対策として行ったことは2つ。

①アレルギー検査の結果から姉犬にとって最良のフードを選定

②食物繊維たっぷりのトッピングを手作り

この方法にたどり着くためにたくさんの血と汗と涙を流しました。あとお金と神経もたくさん使いました。本当に使いました。特にお金を。すごくすごく使いました。お金を。しつこいけど何度も書きたいです。たくさんのお金を使ったことを。

ともあれ、飼い主が未熟だったばっかりに、姉犬には長い間苦しい思いをさせてしまいました。

下痢対策の具体的な取り組みについては後日、その詳細をnoteにしたいと思います。

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少しでも取り返したいので(切実)

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