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非難するのをやめたらもっと楽になるのに

日本に帰るべきか、もう少しここに残って事態がおさまるのを待つべきか。

昨今日本でとてもコントラバーシャルなトピックですが、
ウイルスも何もこんな時にパンデミック起こさなくたって...と言いたくなるほど私にとってタイミングが悪かったです。

あと20日で今の家を出ていかなければならない。
日本に帰ったら検査を受けなければならない。でも、そもそもいつ日本に帰れるの?帰ってそのあとはどうやって自主隔離をする場所へ向かうの?そもそもどこに行けば私を受けいれてくれる宿泊施設があるの...?

不安をリストアップしていったら、まるでコストコ買い物後のレシート並の長さになってしまう。それくらい不安に押しつぶされそうになっている。

きっとそれは私だけではなくて、今は世界中みんなこんな思いを抱えて日々を生きているんだろうなと思うんです。
ツイッターを開いて「帰国者 ホテル」と自分のこれからを決めるために検索すると、冷たい言葉が飛び交いすぎて驚きを隠せませんでした。
もちろん彼らのポイントも理解できる。私が日本にいればきっと同じように思う。
でも、海外にいるのは遊んでいる人ばかりではなくて、
家族と離れてでも必死に日本のために働いてくれている大人たちがたくさんいることを忘れないでほしいです。
私たちの日本での生活は彼らなしには成りたたない。
だから、冷たい言葉ばかりではなくて、少しはエールも送ってほしい。

不安だから誰かを責めたくなってしまう。
これがこうだからダメなんだ、あれはああしなきゃと。
でも、そんなことをしていても心に安らかな気持ちなんて1ミリも訪れませんでした。少なくとも私は。どんどん人を政府を何もかもを責めたくなる。
アダムとイブを心底憎みたくなってしまうようなそんな気持ちになってしまいそう。

結局非難したところで何も変わらない。

政府を非難したところで、春休みに海外旅行にいった人を責めたところで
何一つ変わらない。
だったらもっと意味のあることを、何か一つくらい変えられることをした方がよっぽどいいんじゃないかと思う。
まずは自分が家から出ないとか。

私はロックダウン生活歴2週間弱の世界のロックダウン界で言えば中堅のちょっと下くらいのものですが、家にずっといる最初の1週間は本当に辛かった。どうやって毎日過ごそうとか、これからどうしたらいいんだとか、そんなことをぐるぐる考えて気分が沈んでしまうことがとても多くてしんどかった覚えがあります。

でも、これが私にできること。

家にいるだけでいい。
普段だったらどれだけ喜ばしいことか。
好きなだけ家にいていいなんて。
腹筋を割ったりするには絶好のチャンス。

こんな時期だから、私はポジティブな言葉を使いたい。

きっとこれは私のインド生活の最大の収穫になったと思います。
誰かを非難するだけではなくて、自分から行動すること。


こんな状況下で頑張ってくれている人がたくさん、たくさんいること。
きっと、感謝の気持ちを込めてバルコニーに出て拍手をしたり、みんなで一致団結してこの状況を乗り越えようと電気を消してバルコニーで明かりを灯したりすることもあほらしいかもしれないけど、
少なからず私の気持ちを楽にはしてくれています。
それと同時に、今頑張ってくれている方々を少しは応援できているのではないかなとも。

一つだけ言えば、私はもっと日本で「Social Distance」という言葉が流行ったらいいのにと願ってなりません。


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