これ以上いいわけをして生きるのをやめる宣言
長かった、とても長かったトンネルで少し光が見えてきた。
自分が誰か分からなくなるほどモヤモヤ悩んだり、泣いたり、怒ったり感情をフルに使った1年間、いやそれ以上とても長い期間だった。
今の仕事をやめるのにはいろんな理由があるけど、どれが一番の理由かはわからない。
家族・友達が恋しくなった、美味しい日本食が当たり前にある生活が恋しくなった、大気汚染がしんどい、学ぶことがないようにしか感じられなくなった...(理由はまだまだたくさんある。)
ここには望んで来たはずだった。
高校生の頃からずっと憧れてきた開発関係の仕事。
貧困や社会の不平等をなくすために、少しでも現状を変えられるようにする仕事。
シンプルに向いていないのだと思っていた。
が、違うのだと思う。自分には何もできないことが分かった。
だから辞めたくなったのだと思う。
この1年間、無力さを感じてばかりだった。これが正直な気持ち。
現地の大学生をまとめ上げることさえできなければ、
NGOの人と対等にやりあえるわけでもなく、
問題の大きさ、深刻さに直面して、
知れば知るほど、到底自分にはできないとその気持ちが強くなって行った。
このまま続けても何も変えられず、自分はぬるま湯に浸かって呑気に毎日を過ごすということも分かっていた。
多分、そんな全てが嫌になってしまったんだと思う。
もうわたしの中にはこれ以上、頑張るエネルギーがなかったんだと思う。
大学時代に半ばライバルのような存在だったが、友人とは言えるほどでもない関係の同級生は今でもまっっすぐ問題に向かっている。突っ走っている。
彼のことは全然好きではなかったが、絶えないどころか
どんどん強くなっていく彼の情熱、行動がかっこよく見えて仕方ない。
あの時、情熱だけは負けないと意気込んでいたのにこんなにも簡単に折れてしまった。意志の弱さが本当に情けない。
この人たちのために、この問題のために生涯捧げようと心から思ったあの気持ちはなんだったんだろうか。
これまで生きてきてこれほど自分を恥ずかしいと思ったことはない。
人生初めての挫折
器用な人間ではないから、失敗はたくさんしてきた。たくさん失敗して、たくさん怒られる人生を歩んできたけれど、これほど自分を恥ずかしいと思ったことはない。
今日までどうして仕事を辞めたいのか、なんのためにやめるのか、
正直はっきりと分かっていなかった。
職場がこうだとか、インドがこうだとか、そんな理由ばかり並べていた。
問題の根本は自分でしかないのに、自分からずっと目を背けてきた。
ただ、一番嫌なのは職場でも、インドでも、仕事でもなんでもなくて
つらつらと言い訳をすることに慣れてしまった自分だった。
もちろんここにいて気に入らないこと、どうしても納得できないこと、
嫌で仕方ないことはたくさんあって、それが原因でこの地を去るというのも間違いではない。
ただ、その中でずっとモヤモヤして止まらなかったのは自分自身の在り方だったということ。
なんとなくお金がもらえて、なんとなく仕事をしている風で毎日過ごして...
という生き方がどうしても許せなかった。少なくとも今の自分がすべきことではないと思った。
環境や、人のせいにできるような選択をするのはもうやめる事にした。
働く場所や収入やタイトルで自分を誤魔化すことはしない事にした。
できなくても、失敗してもいい。
ただ、言い訳したり、甘えたり、自分で許せないことはしない。
自分で自分を見限りたくなるようなことはしない。
もしかしたら数年後、大失敗の結果になるかも知れない。
きっとこれから、いろんな人に大反対をされるかも知れない。
でも、学んだのは何よりも自分が後悔しない人生をおくることがどれだけ私にとって大切かということ。
私の人生はここから始まる。
もっともっとパワーアップして、もっと自分らしく生きていくんだ。
少しは休憩をするかもしれないけれど、きっとこれからもここで出会った人たちのために走り回る日がくると思う。
決して諦めた訳ではないから。
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