才能や努力じゃない、続けることだ

今年に入ってから通訳訓練講座を受けている。
通訳になることを目指す人が集まる場所なので、
当然みんな英語はできて当たり前の環境。
その中で、毎回毎回新しい勉強の仕方や、やるべきことが増えて
なんだかついていけないな...できないな...やりたくないな...
辞めたいな...そう思い始めてしまった。
前回の2週間前のクラスから、もう次はやめよう。
そんな気持ちになってしまった。

いつになったら通訳の仕事を始められるのか、全くわからない。
トンネルが長すぎる。
他にやるべきことも、やりたいこともあるのに
この時間を続ける意味はなんだろうか。
そう思って過ごしてきて、今日のクラスを迎えた。
本当は、日程を間違えてましたとか言い訳して
今回のクラスも欠席しちゃおうかななんて思ってすらいた。　

今日は感想を話す時間がたまたまあって、
自分の率直な気持ちをみんなに共有した。
できなくてもどかしい時間を過ごしているのは私だけじゃない。
なんならみんなはできなくても、頑張る、やり続ける方を選択してる。
恥ずかしいし、申し訳ないし、なんとも言えない気持ちになりながらも
素直に自分の気持ちを伝えられる場があって
よかったとも思ってる。

世の中にはいろんな学校がある。
入ったからと言って、必ずしもその職業につくわけではない。
勉強してみたけど、やっぱり違って他の道に進むこともある。
それでいいと思う。
でも、私にとって通訳という仕事は心のどこかでずっと、ずっと
憧れてきた仕事で、今でもいつかはなりたいと思っている。

じゃあ、頑張ればいい。それだけなのだけど、
大事なのは才能があることでも、努力ができることでもない。
続けることなんだ。
とにかく、勉強や訓練を続ける。
すごくシンプルで、難しい。
なんでもいいから、毎日続けたらいいんだ。

そんなことを先生に言われて、心がほっと軽くなった。
ああ、できない！いやだ！をいったん忘れて、続けよう。