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さらば、一匹狼。

最近、カフェでバイトを始めた。
個人経営というよりも、とても大きなチェーン店だ。
これまでインドで働いたり、在宅だったりと、まともに日本社会で
働いたことがない。そんな私でも受け入れてもらえそうな場所だったから、働くことに決めた。

職場には笑顔が太陽みたいな人たちばかりだ。
いつも前だけ向いて、表だけ見て生きている人たち。
決して闇を許さない、そんな人たちだ。

研修期間も終盤に差し掛かり、翻訳の仕事も忙しい、
NGOの方ももっと頑張りたい、もっともっと...
とパンク寸前で駆け抜けてきたこの数ヶ月。

ついに職場で爆発してしまった。
なんでもないことなのにいきなり涙が止まらなくなった。
かけてもらった言葉の数々がさらに心に刺さって、
さらに涙が止まらなくなる。
悲しくて、悔しくて、嬉しくて、感謝の気持ちで溢れて...

『あなたの倍くらい生きているんだから、
そりゃいろんなこと知ってるわよ。
知ってるから言える。肩の力を抜きなさい。
頼る自分も許しなさい。』

まだ数回しか会ってないのに、完全に見抜かれていた。
私は人と一緒に働くことが、時間を過ごすことが苦手だということ。
自分でも認めたくなくて、群れたいわけじゃないとか、
好きなことがしたいだけとか、そんな言葉で誤魔化してきた。
人を頼ったり、信じたり、助けあったり、
そんなことができなくなっていた。
どんどん一人の殻に閉じこもって行ってしまっていた。

「堂々としていてかっこいい」
そう言ってくれる友人もいる。ありがたい。
でも、その裏というか実情は私は単に人と協力したり、
一緒に何かをすることがすごく苦手なだけなんだ。

薄々、自分でも気づいていたから、
その言葉がすごく心に刺さって、どんな気持ちなのか言葉では
表すことができないけど、
表しようのない何かが涙となって溢れてしまう。

この職場を選んだのも、これから自分が作り上げたい未来には
協力や信頼が欠かせないから。
そして、そういう力が自分にはかけているから
補わないとってわかっていたからなんだ。

幸運にも、職場の人たちはみんないい人ばかり。
信じて、期待して苦しくなるようなことは絶対に起きない場所。
今、変わらなければ、一生変われない。
自分が求めているんだ。心から求めているんだから。

訳のわからないことで爆発した私をそっとすくってくれる、
立ち入りすぎずにそっとブランケットをかけてくれるような
暖かさを持つ皆さんに本当に感謝。

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