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「差別はいけない」とみんないうけれど。

タイトルに引かれジャケ買い。

自由主義と共産主義。
この構図がいつの間にか
自由主義と民主主義の克服が困難な対立構造へ。
冷戦時代の終わりは自由主義の優位性を暗に示すような出来事かと思われたが、実は冷戦時代の終焉ではなく別のより混沌とした主義の対立の幕開けであった。

チーム、組織を扱う時に
非常に難しい時代が訪れている。
多様な価値観の共存。
責任とは?結果とは?感情とは?

「足を踏んだ者には踏まれた者の気持ちはわからない」
は、真実のある側面を切り取っているが意思・意図なき行動の結果には誰が責任を取るべきか。

二元論から始まり、より複雑にコントロール不能な世界へ没入してしまった今。
個人的にこの本は目の前の様々な事象を読み解く道標として非常にわかりやすく助かった。

様々な価値観が横行し事実と感情論が入り混じる昨今。

EUからのイギリス離脱。
トランプの台頭。
働き方改革。
などの本質がみえる。

カルロス・ゴーンの論調はナニワ金融道の
「自分が間違ってると思ってる奴ほどゴネる」
で証明されるが
果たしてそこにはどんな意図があるのか?
我々はどのスタンスで解析し判断下すべきか?
それらに必要なレイヤーが丁寧に説明されています。

価値観が見え辛くなった現代。
組織リーダーにはインストールされるべき視野。
オススメ。

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