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フリー編集者・ライターの独り言

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フリー編集者・フリーライターとして日々働くなかで感じたもろもろを徒然なるままに書いていきます。
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#日々の出来事

通念化の波に攫われないように、

誰もが美しいと言うものに疑問を抱くことがある。誰もが凄いということに共感できないことがあ…

言葉にする力はまだないけれど、

夕暮れ時の電車の窓から見える、まるで切り絵のようなスカイツリー。電車の座席には、さまざま…

ちっぽけなプライドは捨てる。

とある企業から依頼された講演動画を記事にしていた日のこと。その講演は人事の仕事に関するも…

気が滅入る日もいいことがありそう。

連日の仕事疲れのせいか、はたまた彼女のご機嫌取りで疲弊したせいか、ここ最近は気が滅入りが…

薄墨で描いたような淡い水色だ。

青森での旅行を終えた僕は、新幹線を使って千葉へと移動した。千葉には約3年間住んでいたので…

長い散歩に出ることにした

午前7時42分。最寄り駅の羽後本荘駅から青森駅へと向かう長い長い散歩をはじめる。 通学時間…

ここを発つ。

とうとう明日に僕はここを発つ。久しぶりの旅だ。とりあえず明日は鈍行電車を乗り継いで青森駅を目指す。そこで友人と落ち合って温泉に入るんだ。芯まで冷え切った体に染み渡るやろなあ。 青森を発った後は古巣の千葉へ向かう。そこでしばらく過ごした後、長崎を目指してひたすら南下する予定だ。もちろん、鈍行電車の乗り継ぎでね。いつ帰ってきてもいいし、途中下車でもしながらのんびりゆったり行こうか。 とりあえず、全国各地の美味なものを食い漁ろうかな。もともとグルメなほうではないから、全国の食べ

誰にも理解されなくてもいいのだ。

幼い頃から変わっている子だと言われ続けてきた。同年代の子どもたちが興味を持つようなアーテ…

あの日のヤマメの目を忘れない。

家の目の前を小さな川が流れている。川幅は5~6mほどといったところか。いわゆる渓流という類…

小さな新たなことをはじめてみる。

とうの昔に30歳をこえ、大概のことに感動しなくなった。心の振幅を求めてアニメや映画に手を出…

いつの間にか、

人生は“いつの間にか”が多い。いつの間にか立てるようになり、いつの間にかおねしょをしなく…

思い出すのは昔のことばかり。

今はそれなりに幸せだ。衣食住には困っていないし、頻繁に連絡をとりあう親密な友人もいる。だ…

とあるこの地点で、

今まさに立っているこの地点に至るまで、出会いや別れをどれだけ繰り返してきただろうか。もち…

もう思い出せなくなった日々も、

今でもはっきりと思い出せる日々、朧気ながら記憶に残っている日々、そしてもう思い出せなくなった日々…。 目を閉じて必死に思いだそうとするものの、記憶の糸は一向に見つけられない。きっと脳みそのなかの最奥部にでもある書庫に厳重にしまわれてしまったのだろう。その書庫への道筋を僕は知らない。 とは言うものの、些細な出来事がきっかけで記憶の書庫が開かれることが時たまあるもの。 それはたとえば、懐かしの友人に再会したときだったり、過去に訪れた場所を再訪したときだったり、昔よく聴いてい