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フリー編集者・ライターの独り言

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フリー編集者・フリーライターとして日々働くなかで感じたもろもろを徒然なるままに書いていきます。
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記事一覧

怖いからこそ、飛び込む。

「怖いからこそ、飛び込む」 僕が最近よく意識していることだ。フリーライター・フリー編集者…

通念化の波に攫われないように、

誰もが美しいと言うものに疑問を抱くことがある。誰もが凄いということに共感できないことがあ…

言葉にする力はまだないけれど、

夕暮れ時の電車の窓から見える、まるで切り絵のようなスカイツリー。電車の座席には、さまざま…

ちっぽけなプライドは捨てる。

とある企業から依頼された講演動画を記事にしていた日のこと。その講演は人事の仕事に関するも…

気が滅入る日もいいことがありそう。

連日の仕事疲れのせいか、はたまた彼女のご機嫌取りで疲弊したせいか、ここ最近は気が滅入りが…

曲がりくねっている。

いやはや、さては自分、相当に曲がりくねった道に両足をどっぷりと浸けてしまったのではないか…

フリーランスは世知辛いものです。

フリーライター・フリー編集者として2年目。去年から委託を請け負っているクライアントと初の単価交渉を行った。その際に言われた一言が引っかかる。 「編集・校正・校閲に時間がかかりすぎていますね」 確かにそうだ。なんせ1記事に9時間ほどもかかっていたから。でも正味、それだけ時間をかけなければならないほどの内容だった。 Chatgptをそのまま貼り付けた、主述のねじれが多い文章だったので、全面リライトしていたんだもの…。 あのままの文章で公開していたらきっと、多くの読み手は「

薄墨で描いたような淡い水色だ。

青森での旅行を終えた僕は、新幹線を使って千葉へと移動した。千葉には約3年間住んでいたので…

長い散歩に出ることにした

午前7時42分。最寄り駅の羽後本荘駅から青森駅へと向かう長い長い散歩をはじめる。 通学時間…

ここを発つ。

とうとう明日に僕はここを発つ。久しぶりの旅だ。とりあえず明日は鈍行電車を乗り継いで青森駅…

誰にも理解されなくてもいいのだ。

幼い頃から変わっている子だと言われ続けてきた。同年代の子どもたちが興味を持つようなアーテ…

あの日のヤマメの目を忘れない。

家の目の前を小さな川が流れている。川幅は5~6mほどといったところか。いわゆる渓流という類…

小さな新たなことをはじめてみる。

とうの昔に30歳をこえ、大概のことに感動しなくなった。心の振幅を求めてアニメや映画に手を出…

いつの間にか、

人生は“いつの間にか”が多い。いつの間にか立てるようになり、いつの間にかおねしょをしなくなり、いつの間にか文字が読めるようになり、いつの間にか身長が伸び……。 数えきれないほどの“いつの間にか”を経て、僕たちは今ここにいる。 いつの間にか身についたものがある一方で、いつの間にか忘れてしまったことやできなくなったことも勿論ある。 いつの間にか英語が喋れなくなり、いつの間にか重いものが持てなくなり、いつの間にか続けていた趣味をやめてしまったり、いつの間にかかつての恋人の名前