6thライブの向井拓海が最高だったという話

「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 6thLIVE MERRY-GO-ROUNDOME!!!」、11月10日のメットライフドーム公演DAY1に行ってきました。

開催のちょうど2週間ほど前、急遽猫を噛むさんからDMがあり、曰く「チケットが1枚余っているので、来ませんか?」とのこと。
なんでもメラド1日目の公演では私の担当アイドルである向井拓海が出るだけでなく、炎陣が揃う日でもあるため、興味あると思うのでいかがでしょうか……というお伺いの連絡。
私自身ライブに行ったことが全く無く(ガルパンのハートフル・タンク・カーニバルのLVとか、あんこう祭のガルパンステージとかが関の山)、コールやらサイリウムやらのルールも全く把握していないので「俺が行っても大丈夫なのか?」とも思ったのですが、せっかくの機会だし一度拓海を現地で見に行くのも悪くないな、と思ってご厚意に甘えるかたちとなりました。

私自身「アイドルマスターシンデレラガールズ」は、モバゲー版の稼働最初期から手を出していたため、暦自体は長いと思います。
アニメも全話観ましたし、デレステもやっています。とはいえ今はそんなに積極的にプレイしている感じでは無く、気が向いた時に起動して遊ぶかなくらいの頻度で、担当アイドルの関連イベントでもない限り走ったりはほとんどしていません。
デレマス関連で一番積極的に行っている活動といえば、主催しているデレマス大喜利会(デレマス関連のお題しか出てこないニッチな大喜利会。 https://note.mu/meteoricswarm/n/n0ea5833cea1e )くらいのものでしょうか……。

担当アイドルは先にも言いましたが、向井拓海です。
一度決めたら最後まで貫き通す芯の通った姿がカッコいいし、みんなから頼りにされる姉御肌なところも好きだし、可愛いひらひらのドレスを渡されて文句言いながらも着てくれる可愛いところも好きだし、ルックスも全部好きです。
もちろん彼女がリーダーを張っている炎陣もめちゃくちゃ好きで、拓海と夏樹里奈涼亜季との絡みはどんな形であれ大好物です。
私は勝手に炎陣の冠番組を考えては、変な企画を彼女らにやらせるのが大好きです。基本的に夏樹がMCをやって、他の4人が2対2もしくは炎陣4対ゲスト4に分かれてバトルを行うみたいな感じの番組です。夏樹がMCなのは、彼女が実は顔がいいだけのポンコツ(褒めてる)なのがバレないようにという配慮なんですが、結構まわしている最中もぽろっとずれてる発言をしてしまってファンにはとっくにそのポンコツっぷりが周知の事実……みたいなですね。基本的には拓海と里奈のコンビと、亜季と涼のコンビでの対決がメインになってくるんです。拓海と里奈はいざという時はコンビネーション抜群だけど、いざとならねば結構凸凹なコンビだと思ってるので、なんでもない企画で思ったよりもお互いの足を引っ張り合ったりしているところとかが見て見たいですね。亜季と涼のコンビは、猪突猛進に突っ走る亜季とそのブレーキ役として機能する涼みたいな感じでしょうか。涼は5人の中で一番罰ゲームのリアクションがおもしろいという理由で、何かにつけて罰ゲームをやらされてたりする立ち位置だったりするとおもしろいですよね。おもむろにMCの夏樹がシュークリームとか取り出したのを見て、涼が「わさびか!? からしか!?」と先手を打って絶叫しながら尋ねてくるシーンめっちゃおもしろいと思いませんか。対決とかじゃなくても、例えば無人島生活ロケみたいなやつで、亜季が材料を現地調達して作ったサバイバル料理を「やだーこれ何の肉!? 何の肉だよ!?」ってギャーギャーわめきながら一向に食べない涼とか最高じゃないですか? 他の4人が驚異的な対応力で無人島に順応してるのに、涼が1人だけ「文化的生活が恋しい……」とか言いながら海水でパンツ洗ってるの最高じゃないですか? 俺こんなことばっかり考えてるんですよ、炎陣のこと。

閑話休題。
と、まあそんなわけで軽い気持ちで参戦を決めたデレマス初ライブ参戦。
急遽さんに助言を求めると「ボタン電池式のサイリウムを買え」と言われたので、前日になってドン・キホーテに駆け込んで1本買ってきました。ちなみにほとんど単四電池式のやつばかりで、ボタン電池式のやつは1種類しか置いてませんでした。なぜボタン電池式じゃないといけないのかは分かんないですが、マジで何も知識が無いので粛々と従います。
参加メンバーを見るに、炎陣メンバーが固まっているので明らかにこれは「純情Midnight伝説」はあるだろう、と予測。デレマス全楽曲の中でも掛け値無しに一番好きな曲なので、本当に楽しみでした。あとツイッターのTLを見ていると拓海のソロ曲「炎の華」も披露されるみたいな話が出ていたので、それもかなり楽しみでした。あとはメンバー的にシュガミン、羽衣小町、ファミリアツインもあるだろう……くらいのざっくりとした予測で、あとは何がきても楽しみだなあくらいの感じで当日を迎えました。

神奈川在住の身としてはメットライフドームは微妙に遠いんですが、物販に並ぶためめちゃくちゃ早くに家を出ました(普段は腰が思いくせに、いざ行くとなれば物販にも本気出す)。
物販の開始時刻は9時半で、初参加のため列がどんなもんなのか、売り切れはどのくらいのペースで出るのか、そのあたりまったく分からなかったため「とにかく早けりゃ十分だろ」という雑魚の思考回路で10時には物販待機列にいました。
確かに長い行列だったけど、流動的に動き続けていたし気候も暖かかったので「まあでも、コミケよりよほどマシだな」と思いつつ、ダンガンロンパをやりながら並んでました。
お目当ては、炎陣のTシャツ(デザイン格好よすぎて、絶対欲しいやつじゃんと思った)、炎陣のシリコンリング、トラベルステッカー(拓海里奈早苗)……と、見事に拓海狙い撃ちで買ってきました。
ライブ出演アイドルの缶バッジも売ってたのですが、こちらはランダム封入だったので、とりあえずパッションを5つだけ買ってみました。
……と思ってたら、1つ目を開けたらいきなり拓海が大当たり。パッションアイドルは全22種だったので、1/22を当てたかたちです。いきなり幸先が良い……と思うと同時、未開封のパッション缶バッジが4つ手元に残りましたとさ。
(その後待機中に会ったひらはらさんと手すり野郎さんに、未開封のまま運試しがてら2つ渡しました。なおも手元に2つ残ってたので家に帰って開けたら村上巴と及川雫でした。知り合いで欲しい人がいれば、言ってくれれば定価400円で譲ります)

物販を終えた後、急遽さんとの待ち合わせまでまだ時間があったため、フラワースタンド列に並ぶことに。
まだ時間帯も浅かったためか列自体そこまで伸びておらず、20分ほど並んでいるうちに見ることができました(見終わった後列改めて確認したら、自分が並び始めてた頃の倍くらい列が伸びててびっくりした)。
向井拓海・原優子さん宛のフラワースタンドは2つあって、そのどちらもが格好よくて元気いっぱいな拓海っぽさが溢れたデザインで「ああ、すばら……」と思いました。次回また機会があれば、今度は私も有志のフラスタ参加してみたいですね……。
ロック・ザ・ビートのフラスタも飾ってあって、話に聞いていたので参加者欄を確認してみたら、しっかり「ばらけつP」の文字がありました。

お昼になって急遽さん、ひらはらさん、手すり野郎さんといった見慣れた方々と合流し、「今日はどんな感じになるんですかね」「メットライフドーム本当は日本シリーズの時に来るはずだったのにな」「前のイベントでもサプライズ演出結構あったので、今日も何かあるかもしれませんね」「ソフトバンク強すぎる」「甲斐の肩どうなってんだあれ」「あんな迷う余地すらなく悠々アウトになってるのを8回連続で見ることになるとは思わなかった」「カープが弱いんじゃない」「ホークスが強すぎる」という話をして時間をつぶしてました。
入場開始時刻になって駅前まで戻ってくると、凄まじい人混みがそこには広がっていました。

まあでも、コミケよりはマシだな(全てがコミケに比べればマシに見えるゆるゆるの判断基準)。

急遽さんと連れ立って入場。
プロ野球は好きですがあまり現地観戦をするタイプではなく、さらにはセ・リーグファンということもあって、メットライフドームは初めてでした。ちょっと感動しました。
メットライフドームは入ってみると、思った以上に野外球場にそのまんま屋根だけ被せましたみたいな作りで「ドームじゃねえよこれ!」と思いました。ドームの良いとこほとんど潰してる上に、扱いばかりは建築物扱いで税金もとられるし、踏んだり蹴ったりなドームだなと思いました。

メットライフドームの名物(?)外野芝生席、こちらももちろん初めて足を踏み入れます。
結構急斜面で、噂に聞いていた「飲み物こぼす」という話は絶対そうなるだろうなと感じました。
位置的にはレフト側の外野芝生席で、正面ステージはほぼ真横からで見えない……代わりに、すぐ目の前にでかいビジョンが設置されている感じでした。長くフィールドを貫いている花道は全部見えるし、細かい部分はすぐ間近のビジョンで確認できるので「え? 一挙両得の神席では?」と思いました。
あと、すぐ目の前のグラウンドに線路が走っていて「これ絶対演出で使うやつだな……」と思いました。

入場後、開始を待つ間急遽さんがデレステのイベント(ススメ!シンデレラロード)を確認しようと起動するも、アクセスが集中しているのかなかなか起動せず。
ツイッターを開こうにも全然繋がらず……。
完全に電波難民でした。「この辺はコミケよりも悪条件だな」と思いました。

目の前の大型ビジョンでは各種コマーシャルが流れていたのですが、いきなりカレーメシのマークが現れたと思ったら「みんなもカレーメシのお面をつけて一緒に盛り上がろう!」というイカれたイベントが始まってしまいました。
入場時に渡されていたチラシに混じって、そこにはカレーメシのアイツを模した真っ黄色のお面が……。
ドームに集まったみんながカレーメシの紙製のお面をつけて、ポジティブパッションの例のCMを観ながらワイワイはしゃいでいるこの光景……何も知らされていない外国人とかに見られようものなら、怪しい宗教として弾劾されかねないシュールな光景でした。楽しかったです。

開演時刻は、予定より15分ほど押していました。
と、それまで会場にうっすらと流れていた音楽が徐々に大きくなっていき、場内のざわめきが大きくなってきました。いよいよ始まるのか!?

と、ここに来てどっと期待感が高まっていくのが自分でもわかりました。

開催の挨拶を担当するのは、城ヶ崎美嘉役の佳村はるかさん。
以前行われたパ・リーグコラボ企画でメットライフドームを本拠地とする埼玉西武ライオンズのサポーターを務めた彼女が宣言したのは、ドームが舞台だからということで……始球式からのライブのスタート。
始球式に登場したのは、野球を愛し、野球に愛されたアイドル……姫川友紀!!
その名を呼ばれて登場した姫川友紀役の杜野まこさんが、ボールを片手にポーズを決めます。この時点でもうかなり「うわっ、始まるんだな」みたいなテンションの高まりの中にあったのですが、続いて美嘉は、対戦バッターとしてライオンズのマスコットキャラクターであるライナを呼び込みました。

……アイエエエ!? ライナ!? ライナナンデ!!!?

いくらメットライフドームが舞台だからとはいえ、まさかライオンズの公式マスコットであるライナが出てくるとは露程も思ってなかったため、元々の野球好きも相まってか一瞬でわけわからないテンションになって、「マジかよ!」と叫んでしまいました。あと、レオでなく妹のライナなあたり、徹底してるなと思いました。
会場の全員が固唾を飲んで見守る中、友紀がライナに投じたボールは……明後日の方向へとすっ飛んでいく大暴投でした。
そんなわけで単なる野球ファンとして思わぬ形で興奮してしまった始球式、ここからは怒涛のデレマスライブの始まりです。

開幕は全員で歌う「イリュージョニスタ!」。
登場するアイドル全員が全員個別衣装を着ていて、「す、すげえ……」と語彙を失い感動してました。
我らが拓海こと原優子さんは、SSR「拳火上等」の衣装で登場。
うあああ、かっけえええ……!
学生服っぽい衣装の上に特攻服を合わせた感じで、まさしくあのゲームの拓海がそのまんま飛び出してきたかのような錯覚に襲われ、茫然自失。
かっこいい? かわいい? ああ、もうわからん。感情がバカになる。

さっそく曲が終わって、本日の出演者の自己紹介とご挨拶。
私はまだまだ声優さんとアイドルの顔とお名前が一致していないところがあるので、一人一人アイドルに合わせた個別衣装で登場してきてくれたのは本当にありがたかったです。
気に入っている自己紹介としては、東山奈央さんの「川島瑞樹、26ちゃい☆」が最高すぎて「ああー、しゅきぃ〜〜〜〜♡♡♡」と蕩けました。こういうところだよ、こういうところで好きになったんだよ川島さん……最高……。
ちなみに原優子さんの挨拶は、27人いるうちのトリ担当でした。だからどうってわけでもないんですけど、特別感あってよかったですね。

さて。
こっから先は、セトリを確認しつつ、特に気になった曲のコメントを書いていきます。
なにぶん全部で34曲ですからね……とんでもない曲数だ。

2曲目。
本日始球式を務めた姫川友紀が、いきなり持ち歌「気持ちいいよね 一等賞!」を難波笑美、大和亜季の2人を引き連れての特別編成で披露。
なんだ今日はユッキデーなのか!? 球場特攻がここまで効いてくるのか!? とめちゃくちゃビビりました。

4曲目。
『私たち、セクシーギャルズでーす!』からの「TOKIMEKIエスカレート」への突入。
「TOKIMEKIエスカレート」自体かなり好きな曲だったので、美嘉個人ではなくセクシーギャルズという仲間たちと一緒に歌ってる姿はかなりグッとくるものがありました。

5曲目。
前川みくと白坂小梅のタッグによる「ニャンと☆スペクタクル」。
えっ!? どういう組み合わせ!? どういう選曲!? という衝撃がまずひとつ。
曲の間に挿入されている早口パート、小梅ちゃんがいつものあの声のまんま早口で歌ってるの「すげえ……」と思いながら見守ってました。
あれは聴いてるかじゃなくて、完全に見守っていましたよ、私は……。

6曲目。
松永涼の「One Life」。
……ああー、いけません! 涼さんいけませんこれは! 歌がうますぎる! ちょっと歌がうますぎますよこれは!!
涼さんは元々好きなアイドルだったとはいえ、この「One Life」めちゃくちゃ歌が上手くて、現地で聴く歌声は本当に最高で、完全に惚れ直す勢いでした。すき……。

8曲目。
全員で歌う「Starry-Go-Round」。
ここでついにドーム内を一周していた線路の正体が明かされる。すなわち、ドーム一周包み込むように作られた、超巨大なメリーゴーラウンド……そしてそれの上に分乗してドーム内を移動してくアイドルたち……。
私たちのいた外野芝生席はメリーゴーラウンドとかなり近いところに位置していた……どころか発着点・終着点でもあったため、「実はここかなりいい位置なのでは?」と思ったりしました。めちゃくちゃ近い距離でアイドルの皆さんが見れて大興奮です。

9曲目。
大槻唯の「Radio Happy」。
イントロが流れ始め、「ハロー」の声が響いた瞬間、ワッと会場内の空気が盛り上がった感じがしました。
デレステでプレイしたことがあるとはいえ、ちゃんとがっつり意識して聴いたのは、もしかしたらこれが初めてだったかもしれません。
とにかくこう耳に残る曲調とフレーズで、「あっ、めっちゃくちゃいい歌じゃんこれ……」と聴きながらジーンとしてました。
歌詞見直して改めて思ったんですが「ほら旅に出ようぜ」のとこ、最高じゃないですかね。「ぜ」ですよ。「ぜ」。かわいすぎる。
ああ、これはもうだめです。かわいすぎる。完全に持ち歌の勝ち組ですね、唯ちゃん……。ちなったん、唯ちゃんめちゃくちゃ輝いていたよ……。

10曲目。
城ヶ崎莉嘉と難波笑美「DOKIDOKIリズム」。
ここもどういう組み合わせ? とは思ったんですが、いざ曲が流れ始めたらそんなことはどうでもよくなるくらい、良さしかなかったです……。
なぜだかまったく分からないんですけれど曲中2人ともずっとでかいハリセン持ってて(物販にあったやつ、これかい!!と思いました)、もう意味がわかんないけどトニカクカワイイ、という無我の境地に達していました。
歌詞の中の「助けてお姉ちゃん」のところを「助けて笑美ちゃん」と歌ってるのがあまりにエモすぎて、解脱するかと思いました。
この曲の時は2人はドーム内を回るメリーゴーラウンドの上に乗っていたのですが、歌い終わったあと莉嘉ちゃんがハリセンでその辺をバシバシぶっ叩いていたのを見て笑ってしまいました。

12曲目。
しゅがしゅが☆み~んの「凸凹スピードスター」。
来ると思ってたし、盛り上がると思ってたけど、まさかこんな盛り上がるかよってくらい盛り上がってました。
「やれんのかオマエら〜!!」「いけんのかオマエら〜!!」って、あの会場のあの空気でそんなこと言われたら、盛り上がるしかないんですよね……。
あとこの曲の時ふとドームの天井を見てみたら、レーザーで凸凹って映っててなんか笑っちゃいまいた。

13曲目。
ロック・ザ・ビートの「Jet to the Future」。
約束された格好良さ……。だりなつの安定感たるや、凄まじいですね。
ライブ会場で聴くからこそ2人の熱が伝わってきて、本当にロックでした……。

14曲目。
ファミリアツインの「Twin☆くるっ★テール」。
ラストの顔を寄せ合うポーズのところ、絶頂に達するかと思いました(小並感)。

15曲目。
ノーティギャルズの「Virgin Love」。
きたーーー!!
今日初めての拓海フィーチャーの曲だったので、イントロ流れた瞬間、思わずちょっとジャンプしてしまった(迷惑)。
ただでさえ聴けるだけ嬉しいというのに、この曲の時は2人とも例のメリーゴーラウンドに乗って場内を回ってくれました。
さながらそれはデレステのMVの車の上に乗って歌う、あの姿を想起させます(メリーゴーラウンドだけど)。
私のいた側には拓海が乗ってるメリーゴーラウンドがやってきて、めちゃくちゃ近くで彼女の勇姿を見れて本当に感動しました……。
「拓海ー! 俺だー!」と思いながら(流石に曲中叫ぶ勇気はなかった)サイリウムめちゃくちゃ振ってしまいました……。
「Virgin Love」はラストで2人でビシッとまっすぐに指をさす決めポーズがあるのですが、このラストのポーズがちょうど私のいた位置からだと横から眺める形になりました。
で、その時の横から見た指差しポーズが、ここではないより遠く高く果てしない未来を指差しているようなポーズにも見えて、本当に私が勝手にそう思っただけなんですけれど、全然立ち止まるつもりのない彼女の姿がブワッと浮かんできて勝手に感動の渦に埋もれてしまいました。

……ちょっとここまで、MCトークのことをすっ飛ばしてたので、MCにも触れたいと思います。
曲と曲の間のMCは台本ありのドラマ仕立てな感じになっていて、アイドルたちが遊園地に訪れて遊んでいる様子が描かれつつ、それまでに流れた曲についても触れていく……みたいな感じでした。
その中で夕美ちゃんに「拓海ちゃんと里奈ちゃんも、ヤンキー全開でよかったよ」と褒められて(冷静に考えると、褒めてるのかどうかすら分からない)、拓海が「よせよぉ、照れるだろぉ」と無駄にいい声(ド低音)で言ったのが、めちゃくちゃ良かったんです。
いやこれはマジで本当にそうなんです。
拓海って元ヤンキーで可愛いアイドルなんかやらねーぜって感じで、でも責任感強いから任された仕事は絶対に穴を開けないって感じで不承不承可愛いフリフリドレスを着させられてるってイメージが強いと思うんですよ。
でも最近の拓海は、彼女の目指したい「かっこいいアイドル」としての姿で描かれていることも多くて(もちろん恥ずかしがってる時も多いけど)、今回彼女たちが歌った「Virgin Love」なんかもその格好良さを押し出した曲だったと思うんです。
そのカッコいいアイドルの姿を見せた上で、彼女の根底に流れるものである「ヤンキー」らしさまで含めて褒められたことが、拓海にとっては非常に意味深いものだったんじゃないかなと。
だからこそ飾らない彼女自身の本音に近い「よせよぉ、照れるだろぉ……」が出たんじゃないかと……思うんですよね。カッコつけでもない、恥ずかしがってるでもない、本当に本当の彼女の本音を聞けたのが、本当に嬉しかった……。
拓海、今本当にアイドル楽しんでるんだろうなあ……。この輝く舞台にたどり着くまで、プロデュースしてきて、よかった……。

あとは、かな子がいきなり現れたかと思ったら、何の脈絡もなくいきなり芋のスティッククッキー食べ始めたのは笑いました。(最初、遊園地だからチュロスかと思った)
最初は「う〜ん、美味しい〜」とニコニコゆっくり一口ずつ頬張っていたのが、途中から目がマジになってドヤ顔で何口も食べ始めたの、アレはもう完全に大坪由佳さんの体をかな子が乗っ取っていたよ……。

どういう話の流れかも忘れちゃったんですけど、心に「飲もうよ〜!」みたいに絡まれていた夏樹がドン引いた表情で「未成年なんで……」みたいな感じで首振ってたのめちゃくちゃ印象的なんですよね……。
夏樹、それまでずっとロックでカッコよく、を貫いてたのに、酔っ払いのお姉さんに絡まれた瞬間、年相応の女の子に戻っちゃってました。

25曲目。
姫川友紀、2曲目の持ち歌「Dear My Dreamers」。
「私の夢が叶ったから、今度は皆を応援する番!」って言ってて、ユッキ〜〜〜〜〜〜〜!!!!! ってなりました。
そうだよね、ユッキは応援するアイドルだもんね。
でも、ユッキの夢が叶ったからっていうのは少し寂しいので、俺たちも次なるユッキのもっとでっけえ夢を叶えられるように頑張るぜ。
立ち止まってる暇はない、俺たちなら、デレマスなら、もっともっと高いところまで行けるだろ!!!
……と、思いました。

26曲目。
向井拓海「炎の華」。

……あんまり記憶がない。絶対聴いてたし、絶対見てたし、めっちゃ腕も高く振ってたと思うんだけど、マジで記憶がない。
ただ、ずっと圧倒されていたような気がする。
でかいメットライフドームのど真ん中に設えられた花道をたった1人で縦横無尽に走り回る拓海の姿を……はらぼうの姿を、ずっと見ていたと思う。
すぐ目の前にはちゃんと彼女の姿をズームアップした、見やすいビジョンがあったんだけど、そっちの方は一瞬たりとも見なかった。
見やすい映像は、あとでBDでもなんでも確認できるから、と思って。
今は、ただ。メットライフドームのど真ん中で全力で声あげて歌ってる彼女の姿を目に焼き付けるべきだと思って。
ゴマ粒みたいに小さかったけど、確かにはっきりと見ることができた彼女の姿を、ただひたすら、ずっと目で追いかけていた。
思い起こせば、会場内を真っ赤なサイリウムが埋め尽くしていた。全員が全員、燃えるように真っ赤なサイリウムを振っていて、その様子はまさしく「炎の華」だった。
彼女の晴れ舞台で彼女を包み込む「炎の華」に、その一助になれたのがとんでもなく嬉しかった。彼女を包み込む「炎の華」のほんの隅の端っこの、彼女の視界に入ったかどうかすら分からない小さな小さな1本のサイリウムにしかすぎなかったのかもしれないけれど。
でも。
その中の一つが、俺なんだ。
現地に行ってよかった。
あの「炎の華」の花弁のひとつとして、在れてよかった。
彼女の晴れ舞台に、間に合ってよかった。
ああ、もう、興奮しすぎたのか、あんまりよく覚えていないのだけれど。
本当に、嬉しい。
なんか、これを書きながら泣いている。
あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
なんだろう。
また聴きたいな。
あの熱狂に包まれる場所で、また「炎の華」を聴きたい。聴かせてほしいな……。
拓海。はらぼう。俺は、またあの場所で逢いたい。
逢いたいよ。

27曲目。
エルドリッチ・ロアテラーによる「アンデッド・ダンスロック」。
「炎の華」の衝撃のせいかこっちもなんか前半聴いてた記憶があんまり残ってないのだけれど、この2人もユニットとして好きなのでよかったです。
涼が歌上手いということに関しては前のソロの時にも書いたからいいにしても、小梅ちゃんが本当にすごいんですよね。
本当に小梅ちゃんの声と喋り方を維持したまんま歌い上げていて、聴いていて鳥肌たつくらいでした。
この書き方で伝わるかわからないんですが、「で〜〜〜↓」のトコめっちゃ好きです。あと、「で〜〜〜↓」のトコの指を下に差す振り付け、めっちゃ可愛いしすごい好きです。

29曲目。
炎陣の「純情Midnight伝説」。
ライブが始まる前から、一番の楽しみとして待ち望んでいた曲。
当日一番テンションが上がったのは、この時でした。何度も何度も聴いたあの曲が、フルメンバー揃ってこの場で聴けるだなんて。
何度も聴いた曲なので意識せずにコールもできたので、思う存分この日一番の大声で叫んでました。
曲調自体すごく盛り上がる曲だったので、周りも熱狂に包まれていました。
そしてこの時も炎陣はメリーゴーラウンドに乗り込んで、私たちの前を通って行きました。
今となっては拓海を語る上で欠かすことのできない存在となった炎陣、その彼女たちがこの大舞台でメリーゴーラウンドに乗り込み会場を沸かせているのがとんでもなく嬉しかったです。
今日の炎陣はメンバーみんなが確かな輝きを放っていたように思うのです。拓海はソロを披露してテンション爆上げ、元気に誰よりもでかい声出してて。
夏樹はもはや安定感すら感じるロックと格好良さを携えていて。
里奈はセクシーギャルズとノーティギャルズの2ユニットで自分らしさ全開に、無くてはならないギャルアイドルとして存在感を見せてくれて。
涼はもう誰も文句も言えない圧倒的歌唱力でソロを歌い上げ、小梅とのタッグも見事に成功させて。
亜季も曲参加自体は少なかったけれど、熱い1日のオープニングとなる「気持ちいいよね 一等賞!」に参加して、ドラマパートでも存在感バッチリで。
好きなアイドルたちの曲が、存分に叫べる歌でよかった、と心から思いました。
 OiOiOi! そうさ今宵は! AiAiAi! 愛の集会さ! BoomBoomBoom! 胸のエンジン今唸りを上げて伝説になる!
ああ、何度でも聴きたい。この熱狂を何度でも味わいたい。
大好きな曲を、この熱狂の中で味わえてよかった。
亜季も、涼も、里奈も、夏樹も、拓海も、最高に輝いてたよ! 本当に良かった!
本当に、お前さんたちは……かっこいいアイドルになった!

30曲目。
LiPPSの「Tulip」。
運営が本気で会場のファンたちを殺しにかかってきてるとしか思えない、怒涛の連続攻撃。
正直自分は「純情Midnight伝説」の時点で大満足だったんですけれど、それでもそこから流れるように始まる「Tulip」にはテンションが上がりました。
今でこそデレステでの新規ユニット曲は色々ありますけれど、LiPPSと炎陣はその中でも特に最古参に近いユニットで、だからこそ二次創作なんかでも「LiPPS」「炎陣」とそのユニット単位で描かれる機会が特に多く、そういう意味でもこの2組は自分の中でもかなり好きなんですよね……。
LiPPSのメンバーもこの日個々でそれぞれかなり活躍を見せていたので、それらがユニットとして終結すると、「いやもう強いアイドルばっかり揃ってて、このユニット最強すぎる〜〜!」って思っちゃうんですよね。本当に、カリスマを煮詰めたようなとんでもないようなユニットだよなLiPPS……。

31曲目。
ニュージェネレーションズ他選抜メンバーによる「Happy New Yeah!」。
春らしい曲とか色々やってたのに、ここでいきなり年を越して「おめでとう!」「おめでとう!」とか言い出すもんだから、わけわかんなくなっちゃって笑ってしまいました。

32曲目。
全員による「Stage Bye Stage」で大団円。
「次が、いよいよ……最後の曲です……」と卯月が代表して喋っているのを、しんみりと見ていたら、不意に「……ご起立ください」と言うもんだからせっかくのしんみりムードがどこかへ吹き飛んでしまいました。
言われんでも立つから、卯月ちゃんたらも〜〜〜。
歌の最中は、ああ〜、終わっちゃうのか〜〜〜、終わらないで〜〜〜! っていう気持ちで見ていました。
ステージの方は真横であまり見える位置ではなかったため、ほとんどビジョンの方を観ていたのですが、ずっと拓海……はらぼうの姿を探してましたね……。
すっかり見慣れたあの特攻服が映ると、「あーっ、元気よく踊ってる! あーっ、最高! あーっ! もうっ、あーしゅき♡♡♡」ってなってました。なんやこいつ……。

32曲の大熱唱を終えて、ステージを捌けるアイドルたち。
しかし会場内からすぐに沸き起こる「アンコール」の声……。
会場内が緑のサイリウムで照らされているのを見て不思議に思っていたら、隣にいた急遽さんが「ちひろさんの服の色です」と教えてくれました。
なるほど……と思い、自分も緑のサイリウムを照らして振りながらアンコールを待ちます。

程なくしてビジョンに現れたのは、我らが事務員・ちひろさん。
なぜか”服だけちゃんと着てる「かまいたちの夜」”みたいな黒塗り状態で現れたちひろさんは、プロデューサーさんへの業務連絡を始めます。
そういえばこの時、画面のちひろさんの背景がメットライフドームの場内を写したものだったのですが、急遽さんと「カメラアングル的に、ちひろさん明らかにグラウンドに降りてきてる」「グラウンドレベルのちひろさん」みたいな話をしてました。

アンコールの33曲目「GOIN'!!!」と34曲目「お願い!シンデレラ」。
めちゃくちゃよく知っているお馴染みの曲での締めだったので、最後まで楽しくデレマスライブを味わうことができました。

最後は「アイマス最高!」の一本締めまで参加してから、入場規制でとんでもないことになっている最寄駅を尻目に、急遽さんと2人でのんびり隣の駅まで歩いていきました。
その道中、「今日のライブよかったですねー」とか「本当によかったですねー」とか、あとはミリオンライブとかシャニマスとか、デレマス以外のアイマス楽曲の話もしたりしました。
あとは、メットライフドーム2日目に参加する予定の虎猫さんが、果たして無事に行きて帰ってこられるのかと本気で心配したりもしました。
……いや、これは本気で心配しましたよ私は。なにせ、けっこうぬるいオタクに過ぎない私ですら”これ”なんで。虎猫さんレベルの豊かな感受性でこの衝撃を食らったら、あの人は融けて死んでしまうんじゃないかと、本気で心配しました。


はい。というわけで。
思ったよりもずっと長くなってしまいましたが、デレマスライブに行ってきました、という日記兼ご報告でした。

初ライブ参戦ということでどうなることかと思いましたが、まさかここまで圧倒されることになるとは……。
というか、普通にデレマスライブというだけのことであれば「すごかったねー」だけで話は終わっていたと思うんです。
けれど今回は、俺がずっとずっと応援してきた向井拓海が、ソロ・ノーティギャルズ・炎陣と絡んでいるユニット総出で曲を披露し、メリーゴーラウンドに乗り込んで場内を一周するわ花道を突っ走るわ踊るわ叫ぶわド低音ボイスで照れるわやっぱり全力で歌って踊るわで……ちょっと、もう、マジで本当に見せ場しかない状態で。
初手でこれだけ担当アイドルの良いところばかり見せられて、興奮しないわけがないというか、もう本当に拓海のことも炎陣のことも大好きになりました。
いや、もともと大好きなんだけど、それに輪をかけて……惚れ直したというか……もう、本当に、超、超大好きになりました。
愛してる!
愛してるよ俺は!
炎陣と、拓海と、はらぼうを心の底から愛してるよ! 大好きなんだよ!
それくらいの熱量のものを俺はもらったし、それに見合うだけのものを俺はこれから返していかないといかないとも思うんだ。それでまた彼女たちがそれを超えるようなものを俺に見せてくれて、それを受けて俺はまた頑張って彼女たちに報えるだけのものを返して……って。
そんな関係が、いつまでもずっとずっと続けばいいなって思いました。

正直、今ちょっと怖いんです。
拓海がこれだけ活躍しているライブに、初参戦で行ってしまって。
これから先、デレマスライブに足を運んでも、この日の拓海の大活躍を超える感動を得ることはもうないんじゃないかって。
最高を見てしまったが故に、もうこの最高を二度と味わえないんじゃないかって……そんな、怖さがあるんです。

でも。

信じたくも、あるんです。

拓海を。
はらぼうを。
炎陣を。
アイドルマスターシンデレラガールズを。

もっともっと、俺の期待を、大きく大きく超えて裏切ってぶち壊してくれるような。
そんなステージを、また彼女たちは見せてくれるんじゃないかって。

いや。

ううん。

ちがう。

そうじゃない。

信じてる。

信じてるよ。

俺は、拓海を信じてる。

まだまだこんなもんじゃないって信じてる。

ソロ曲を歌って、ノーティギャルズをぶちかまして、炎陣メンバー勢揃いで「純情Midnight伝説」歌って、でもこれでもまだ終着点じゃないって信じてる。

だってあの日。
モバゲーで何気なく始めたモバマスで、たまたま気になった巨乳のヤンキーの女の子が。
この子が好きだなって、なんとなく思って担当になったあの子が。

総選挙で上位に入るとか。
声がつくとか。
彼女の声で歌う曲が出るとか。
彼女が主人公の漫画が連載されるとか。
彼女をメインに据えたユニットの曲が出るとか。
ソロの曲が聴けるとか。
ライブに出るとか。
ドームのど真ん中で全力でソロを歌うとか。

思わなかったんだ。
あの日の俺は、そんなこと露程も思ってなかったんだ。

だから信じる。

拓海は止まらない。

まだ、俺が想像もつかないような、でかいステージへ彼女は行ける。
行ってくれる。
俺を、そんな高みへ連れてってくれるって。

信じてる。

だから、ああ、そうだ。

また、ライブに行きます。
絶対、拓海を応援しに行きます。
この広い世界の、どこへだって君のためなら行ける。
君の輝きを見てしまったから、虜になってしまったから、もうその最高の姿を知ってしまったから。
信じてる。
また俺を、最高に連れてってくれるって。



ありがとう。拓海。
これからも、一緒に走って行こう。

ーー遠くまで。



2018年11月12日。
向井拓海担当プロデューサー 星野流人。
デレマスライブで聴いた曲をかたっぱしからiTunesで購入しまくりながら。








そういえば。

メットライフドームで爆上がりした勢いのまま、ナゴヤドームも行くことになりました。
1日目のおそらく「秋」となる遊園地にお邪魔する予定です。

現地にいらっしゃる方は、なにとぞよろしくおねがいいたします。

あと、ナゴヤドーム1日目で流れそうな曲の予想を教えてください。
参加メンバー的にセクシーギルティとあんきら狂騒曲、トライアドプリムス、インディヴィジュアルズ、あと秋だし「秋風に手を振って」あたり(メンバー揃ってないけど)あるんじゃないかと踏んでますが……。
他に何か、ありそうな候補があれば、教えてください。予習するんで。
予習した方が絶対いいなと今回思ったので……。