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【Shadowverse】ETA アディショナル後の清浄ビショップ

こんにちは。メタセコ(@metasequo)です。

2/18にアディショナルが追加されましたが、アディショナル前から強かったデッキが更に強化され、強くなかったデッキには大きな変化が無いような、珍しいアディショナル追加になったかと思います。

Tier上位は変わらずロキサスエルフ、グレモリーネクロ、ライドドラゴン、清浄ビショップ辺りのデッキとなっています。
他には霊堂ネクロや背徳ヴァンプが台頭してきているイメージです。

今回はその中でも「清浄ビショップ」について書いていきます。

以下、今回の目次です。

0. データで見るETA アディショナル後環境

環境を知るために、まずはJCGの持ち込みから見てみましょう。

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JCG Shadowverse Open 16th Season Vol.31, 32, 33 ローテーション大会 グループ予選より

JCG決勝

JCG Shadowverse Open 16th Season Vol.31, 32, 33 ローテーション大会 決勝トーナメントより

ネクロは採用率が高い上に構築のパターンが複数あり、クラス単位で構築が難しいデッキと言えるかと思います。
ロキサスエルフはデッキの採用カードが大方決まっているデッキで、どのカードを3枚、2枚にするかで議論されているデッキかと思います。

そして、清浄ビショップですが、こちらもデッキタイプこそ決まっていますが、採用カード、採用枚数はとてもバラけているデッキとなります。

JCG予選-採用

JCG Shadowverse Open 16th Season Vol.31, 32, 33 ローテーション大会 グループ予選より

JCG決勝-採用

JCG Shadowverse Open 16th Season Vol.31, 32, 33 ローテーション大会 決勝トーナメントより

決勝進出者の構築を見ると、ユカリ、ロレーナ、ルナール、カインドの4種類だけが3枚採用という共通認識のようですが、他のカードは採用枚数が定まっていないデッキです。

1. デッキタイプの選択理由

選択理由として、前期や今期の最初から清浄ビショップを使っていたことが一番です。そして、アディショナルで『ルナールプリースト』という強力なカードが追加されたことも大きな要因です。

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なんと、Shadowverse初のアクセラレート"0"を持ったカードが追加されました。0コストだから弱い効果かと思いきや、自リーダーを2点も回復できる効果を持っています。更に本体のファンファーレ効果では、ターン終了時に自リーダーを1点回復させるというリーダー効果を付与します。

これはBOSのレジェンドレアカード、『七宝石の姫・レ・フィーエ』と似た効果です。このカードの追加により、当時の天狐ビショップを更に強力なデッキへと変貌させたカードでした。

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前期から清浄ビショップを使っている中で「レ・フィーエがあったらなぁ」と思うことは幾度となくありましたが、遂に同等の効果を発揮できるようになりました。
更には荒野の休息のローテーション落ちでできなくなっていた、0コスト回復が清浄ビショップに戻ってきました。

強力なカードが追加された清浄ビショップがアツいと思い、今回は清浄ビショップについて書こうと思いました。

2. デッキレシピ

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どばすぽへは以下からどうぞ。

3. 採用カードについて

3.1. ほとんどの人が3枚採用と考えているカード

3枚確定

・聖なる守り手・ユカリ

特にミラーでは、このカードが引けるかどうかで勝負が決まると言っても過言ではない、重要なカードです。
他の対面でも強力なカードのダメージカットが偉いです。
<E>ヴァーミンハンター、ギガントパスチャー
<W>ルーニィ、キャル、フューチャービジョン
<D>ゲオルギウス、ガンダゴウザ
<Nc>トリニティモンスター、イオ
<V>背徳、バアル、鏖殺

前回のリリース直後の記事では枚数を減らしたデッキを紹介しましたが、現在は採用枚数を落とせない重要なカードです。

・伝道の司祭・ロレーナ

単純に無料進化でき、面処理できる点が一番偉いカードです。
他にも1~4の動きを確保するために3Tにプレイすることも多いカードです。
他のデッキは4T清浄の安着を防ぐために、序盤からフォロワーを展開してきます。序盤にカードをプレイできていない場合は、相手のテンポプランを抑えるためにプレイすることも覚えておくと良いでしょう。
また、無料進化にこだわらず、先に進化して清浄のダメージ等を合わせて確定処理プランも考慮できるようになると良いです。

ロレーナの聖水自体も1コスト2点回復1ドローという強力なカードなので、それを手に入れるという目的で序盤にプレイすることもあり、3枚採用必死の重要なカードです。

・ルナールプリースト

デッキの選択理由にも記載していますが、本体が強力なファンファーレ効果を持っているだけでなく、強力なアクセラレート効果も持っているため、枚数を減らす意味がありません。
3枚採用以外は考えられない強力なカードです。

・カインドブライト

依然、清浄ビショップの強力なAOE兼ドローカードです。
3点AOE効果も然り、3点回復も然り、ドロー効果も然り、エンハンス効果も然り、どれをとっても強力です。
清浄ビショップというデッキは5コスト帯が多く、序盤に手札で重ばることも多いですが、相手の展開を一気に返すことができるため、逆転にも必要なカードです。
対面は、カインドブライト一発回答のような盤面で誘いを掛けてくる場合もあるので、一発回答だからといって思考時間0秒で使うのはやめましょう。

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3.2. 私が3枚採用すべきと考えているカード

3枚採用すべきs

・宝石の輝き

このデッキのキーパーツである『詠唱:一角獣の祭壇』と『清浄の領域』をデッキからサーチできるカードです。
1T目や2T目にプレイし、強力なアミュレットを引き込みたいので、マリガンではキープ推奨です。

・詠唱:一角獣の祭壇

序盤、特に1ターン目にプレイできるとデッキのパワーが爆上がりする魔法のカードです。
清浄を2枚設置する場合、ゲーム終盤では場に4ターン残り続ける祭壇が邪魔になることが多く、置くタイミングを逃しがちです。
基本的には10T目のゼルガネイア直接召喚を狙いたいため、10T目開始時に破壊されるよう、6T目までの設置をおすすめします。

・清浄の領域

『ルナールプリースト』という強力なカードが追加されましたが、デッキ名にもなっている『清浄の領域』を引き込めないとお話になりません。
また、5T目のルナール安着のためには、4Tで清浄をプレイすることが必須となってきます。
4T目に清浄をプレイできない場合、ルナールが5T目にプレイしづらく、どこかでこの4コストと5コストを支払う必要があります。先攻だと顕著ですが、相手よりEPが多くなる場合が少なく、4T目の清浄プレイがゲームに大きく影響してきます。
そのため、3T目までには清浄を引き込みたく、清浄自体を3積みした上にサーチカードを採用することで、実質6.5枚(本体3枚 + 輝き0.5枚×3 + ピラータートル2枚)とし、3T目までに74%程の確率で手札に入るようにしています。
※おまけ参照
※輝きの詳細なサーチ確率計算は省きます。

・平等なる裁き

このデッキの中で最強格の除去カードです。
たった2コストで選択できるフォロワーなら1体消滅させることができます。
費用対効果が高すぎるということもあり、相手のリーダーの体力を5点回復させてしまうというデメリットもついています。
しかし、清浄ビショップの基本的な打点がラーやゼルガネイアのバーンダメージであるため、中盤の相手リーダー5点回復は多くの場合デメリットにはなりません。
採用枚数が割れているカードですが、わざわざ減らす理由が無いと考えています。ロキサスエルフ、ライドドラゴン、グレモリーネクロマンサーに対しては平等なる裁きが引けないと負ける場合も多々あるので、3枚採用がベターだと思います。

・《世界》・ゼルガネイア

6コストへ変更されてから使い勝手がかなり悪くなっているカードですが、自分リーダーを5点回復させる効果、10T目の直接召喚効果が強力なため、依然採用されているカードです。
私は、ゼルガネイアの直接召喚効果を多くの対面で使いたいと考えているため、3枚採用したいカードと考えています。
ゼルガネイアの採用枚数を減らしている人が居ますが、それは招来を複数枚採用したり、加えて飛翔まで採用した場合はコストや役割が似ているため、枠の都合上ゼルガネイアを減らしたという結果である(と思います)ので、
ゼルガネイア2、招来1、飛翔0のような構成にはなっていないはずです。
他にはカームフェザーを採用している場合もあるかと思います。
5・6コスト帯のバランスをどう見るかどうかにより採用枚数が分かれるカードかと思います。

・セト

アクセラレート1で3点回復もさることながら、本体が必殺選択不可守護を持っている点も強力です。ルナールが追加されたからと言って、減らして良い回復札ではないという認識のため、3積み推奨です。

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3.3. 2/1/2 ファンファーレ1回復を持っているカード

2コスフォロワー

この2枚ですが、合わせて3、4枚の採用枚数がベターだと感じています。

・蒼心の少女・イオ(2枚)

最序盤から盤面干渉ができるカードです。
ネクロマンサーのアンデットパレードやソウルガイドに対処しやすいカードです。
また、ファンファーレのダメージの飛び先を選択できるため、清浄のダメージと合わせて処理できる能力が高い点が評価できます。
また、終盤では8コストで盤面に4点、相手リーダーにも4点与えられるようになるので、リーサルに絡むことも多々あるカードです。

・赦しの聖騎士(1枚)

イオのようにエンハンス5でプレイできますが、回復量やスタッツを増やすのではなく、相手のフォロワーを1体攻撃不可にさせるアイアンメイデンを出せます。また、エンハンスプレイ時と進化時に1ドロー効果がおまけでついています。
アイアンメイデンが刺さる対面が少ない点、アイアンメイデンが盤面に残ってしまう点、イオより汎用性が低い点から私は1枚採用としています。
【アイアンメイデンを使う対面】
・ロキサスエルフ:中盤の盤面処理、ロックに使用
・清浄ビショップ:終盤のロックに使用
・進化ロイヤル:終盤のシエテロックに使用

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3.4. 3コストの手札補充カード

3コスト

・《杖の四》・ピラータートル(2枚)

『清浄の領域』の項でも書きましたが、このデッキは『清浄の領域』を引き込めないとお話になりません。
そのキーカードを確定サーチできるカードがこのピラータートルとなります。4T目の清浄配置を高い確率で実現したく、採用枚数が1枚変わるだけで序盤で引き込める期待値は大きく変わるので、1枚採用ではなく、2枚採用です。
清浄が1枚引けた場合は役割がなくなるので、3枚採用はやりすぎです。

・包み込む願い(2枚)

3コストで2枚ドローできる優秀なドローソースです。
アミュレットが複数ある際にムニャールが登場する効果は、盤面処理に使えるので、序盤から中盤にかけて優秀なカードとなります。
しかし、終盤になってくると手札が潤沢になる場合が多く、手札を減らしづらくなったり、ムニャールが邪魔になると感じたので、3枚採用ではなく、2枚採用としています。
また、ピラータートルを2枚採用していることもあり、3T目に手札補充できるカードを合計4枚としました。

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3.5. 5コストのリーダー効果付与カード

5コスト

・招来の大天使(1枚)

進化を切ると、自分のリーダーの体力上限値を増やすことができる唯一無二の効果を持ったカードです。
以前は3枚採用して飛翔まで採用し、最低1回は進化切りたい、できたら2回進化を切りたいという認識のカードでした。
しかし、ルナールプリーストの追加により、
・5コストでプレイしたいカードが増えてしまったこと
・ルナールプリーストのリーダー付与効果で5T経てば5回復できること
・ルナールのアクセラレート2点回復もあること
以上のことから私は採用枚数を減らしているカードです。
3枚採用する場合は、飛翔の採用がほぼ必須でデッキ全体のバランスを見てチューニングする必要があります。

・光輝の顕現・ラー(2枚)

ターンが経つにつれ徐々に相手リーダーへ与えるダメージが大きくなる、2Pickでは出禁を食らう程の強力カードです。
清浄ビショップにおいても、主なダメージソースとなるので、プレイできているかどうかが勝敗に関わることも多いです。
このことから3枚採用する型もありますが、2枚目以降が手札で腐りやすいので、私は2枚採用としています。

4. 採用候補のカード

採用検討

・フラッフィーエンジェル

序盤から盤面を押されるのが清浄の弱点なので、序盤の面押しや打点を防ぎ、回復してくれる偉いカードでした。
私は、ルナールプリーストや清浄を重要視しており、それらを安着させるため、フラッフィーと変わる形でピラータートルを採用しているため、不採用となりました。

・カームフェザーフォルク

第二の一角獣の祭壇です。序盤に結晶をプレイできると、盤面処理や複数回回復が容易になります。
複数回回復に関してはルナールプリースト、5コストフォロワーとしてもルナールプリーストと被ってしまい、採用枚数の関係から不採用となりました。

・未来への飛翔

招来の大天使を複数枚採用する場合は是非とも搭載したいカードです。
今回は招来を1枚採用としているので、飛翔は不採用としています。

5. マリガンについて

意識することとして、「一角獣を引く」「清浄を引く」です。

マリガン

宝石の輝き:複数枚来てもキープ
一角獣の祭壇:複数枚来てもキープ
ピラータートル:単キープ
清浄:ピラータートルが見えていない場合キープ
ピラータートル&清浄:清浄を返す

6. 環境デッキとの相性、戦い方

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6.1. ロキサスエルフ:ー

5T目のロキサス展開が爆発すると返すこと自体がきついので、1T目に一角獣を置けており、4T目に清浄が置けており、5T目にロレーナ+ユニコーンで処理をするというような動きが要求されてしまいます。
序盤の冒険者ワイルドリザードの攻めを受けきることも難しいので、平等なる裁きをキープするのも推奨です。
パスチャー本体からのロキサス・ヴァーミンで盤面も顔もぐちゃぐちゃにされるので、中盤はパスチャー本体を置きづらい状況を作り続けることが求められます。

6.2. 進化ロイヤル:×

シエテやラインハルトに苦しめられるマッチとなります。
また、8Tのオクトー展開がカインドブライトで返りきらないことも多く、不利マッチです。
対面時のアドバイスとして、ラーを置くのはゼルガネイア後にしましょう。
アーサーでリーダーへのダメージカット効果が発動されるます。
ゼルガネイアのリーダー付与効果以前にラーをプレイしてしまうと、ラーのダメージ→ゼルガネイアのダメージという処理順となるため、ゼルガネイアのAOE(4点)でアーサーバリアを剥がした後に、ラーのどくどくダメージを与えられるようにしましょう。
また、シエテへの回答として裁きを使うので、できるだけ裁きを温存することを意識しましょう。
そして、開放奥義シエテをアイアンメイデンでロックすることを意識し、赦しを終盤まで温存する択も検討すると良いです。

6.3. リンクルキャルウィッチ:ー

体力上限を減らされるので、清浄ビショップ自慢の回復力が活かせないマッチとなります。
中途半端な盤面を作っているとキャルやフォリアが安着し、相手の思い通りの展開となってしまうため、複数回回復を絡め、選択不可のフォロワーを並べ続けることが大切です。

6.4. 式神ウィッチ:○

基本的には有利マッチという認識です。
式神ウィッチ側としては、ユカリが掛かっていない8T頃にルーニィを連打して打点を稼いだり、10T以降のビジョンダメージが主になるかと思います。
清浄ビショップ側は終盤のユカリが大切なので、ユカリのプレイするタイミングやセルフ盤面ロックに注意しましょう。

6.5. ライドドラゴン:+

序盤に面を押されると清浄やルナール等をプレイする隙がなくなるため、相手が上振れ無いことを祈りつつ、面を処理することを意識してゲームを進めましょう。
ライドドラゴンはリソースが細くなりがちなので、盤面を返して回復し続ければリソース勝ちできるような対面です。

6.6. 庭園ドラゴン:×

庭園のコストダウンの恩恵を受けづらかったり、ガンダゴウザ連打、禁忌の消滅等対面していて辛いカードが多いです。
清浄2枚起きはしてはいけない対面で、相手に無理して禁忌を使うように誘導することが重要です。

6.7. グレモリー(剣皇)ネクロ:×

グレモリーネクロというデッキタイプがそもそも不利なのですが、アディショナル後にどこからか剣皇がバレてしまったため、本当に不利な対面となってしましました。
庭園ドラと同様、清浄を消されると辛いので温存したいですが、中盤の面作りも強いデッキタイプのため、出さざるを得ない場合が多いです。
ラーのダメージが他対面より重要となるので、他の手札次第ですが、キープを検討しましょう。

6.8. 霊堂(ブリンガー)ネクロ:+

ブリンガーは強力ではありますが、清浄本体が剣皇で消されることは無いため、守護を貼ったり回復することで相手のリソース切れを待てば勝てる対面です。
酒呑童子イオの採用も少ないデッキです。

6.9. 背徳ヴァンプ:○

ドロー力が増えて強化されたデッキですが、アイルのあて先を作らないようにしたり、盤面のスタッツを上げる事によって背徳ダメージを防いで行きましょう。
鏖殺が出てきても焦らず、セト本体等で対処すれば勝てるような対面です。

6.10. 清浄ビショップ:💪

💪

7. 雑感

アディショナル後、実家の用事で5日程インターネットから離れていたり、仕事でさわれておらず、体感としてアディショナル3日くらいで書いた記事です。
ミリオンカップ等があるので、調整を進めたいと思います。

おまけ

ドロー確率

特定のカードを1枚引く確率


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