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美容院の思い出〜シンガポール編〜

こんにちは。野良主婦のYUKIです。

海外生活が長いと言うと、髪はどうするのか、時々聞かれる事があります。

シンガポールに住んでいたときは、日系の美容院は高くて手が出なかったので、
古くて怪しくて、胡散臭い店が並んでるショッピングセンターの一角にある美容院で切ってもらっていました。
その美容院はシンガポール人のおじさんがやっていて、カットが日本円で2,000円くらいかそれ以下だったような気がします。

髪を切ってもらうときに、おじさんに、
「前髪は流すから長いままで大丈夫」
と言うと、おじさんは、
「お前は顔がとても長いから、前髪を切って顔の長さを誤魔化したほうが絶対にいい」
と、言いました。私がそれでも、いや、前髪なくていいと言い張ると
「本当に?顔長いのに?いいの?」
何度も私の顔の長さを心配してくれました。

切られている最中も、
おじさんに、「ホントにいいの?」と聞かれ、「いいよ」と答え、ビビった顔をされる、という一連の流れが何度か続き、
私って、自分が思ってるより相当顔が長いんだろうか
と、ちょっと心配になりました。

切り終わった後も、おじさんは忌々しそうに、
「ほらね、顔の長さが強調されている」
と言いながら私をシャンプー台に導き、
「ウチ、水しか出ないから」と、水でシャンプーをしてくれました。

シンガポールは、行ったことある人は分かると思いますが、ショッピングセンター内の冷房は18℃がデフォルトで、建物内はどこもキンキンに冷えています。

その中で水シャンプーをされ、何故かすぐにドライヤーをしてくれなくて放置され、頭が冷えて冷えて、翌日、熱を出しました。
「おじさん、前髪切らなかったから意地悪したんだろうか…」
と思いましたが、前髪を切らずに顔が長く見えることで被害をこうむるのは私であり、おじさんが怒るはずもないので、それはないと思います。

余談ですが、このおじさんの美容院が入っているショッピングセンター内に、なにやら「ゲップマッサージ」なるサービスを受けられるマッサージ屋さんがあることを先日知りました。

ゲップマッサージとはどういうものかというと、マッサージ師が、顧客の体に悪い箇所があったら、その悪いものを一旦自分の体に取り込み、ゲップとして吐き出すのだそうです。

その施術を受けた人によると、マッサージの間じゅうずっと、マッサージ師が
「ゲエエエエエ〜ッ!!」
とすごいゲップを連発して、かなり気持ちが悪かったが、終わった後は体がスッキリ爽快になっていた、とのこと。

めちゃくちゃ気になりませんか。ゲップマッサージ。シンガポールにいたときに何故この情報に出会わなかったのかが悔やまれます。
次、シンガポールに行く機会があったら、ゲップマッサージを体験してみたい。

ということで、他の国で髪を切ったときのことも書こうかと思っていましたが、長くなったので今日はここまでにします。

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