百貨店×メタバース Macy's(メイシーズ)の挑戦
百貨店業界は、消費者行動の変化、オンラインショッピングの台頭、そして新型コロナウイルスの影響など、多くの課題に直面しています。
これらの課題に対処するためには、従来の物理店舗だけでなく、デジタル空間での新しい取り組みが注目を集めています。。
米国の大手百貨店Macy'sは、これらの課題を解決する新たな手段として、メタバースプラットフォーム「Mstylelab」を立ち上げました。
本記事では、「Mstylelab」の紹介を通して、百貨店とメタバースがどのようなシナジーを生み出すのか考察していきます。
〜魔法のようなショッピング体験〜
「Mstylelab」を訪れた人は、美しい仮想空間と魔法のような演出に圧巻されることは間違いありません!
ユーザーはファッションブランド「On 34th」をフィーチャーしたニューヨークの美しい街並みを探索しながらショッピング体験を楽しむことができます。
「Mstylelab」に訪れたユーザーが商品を見落とすことはないと断言できます。何故なら、巨大な商品が街中を闊歩しているのですから笑
さらに奥に進むとメタバース版 Macy'sの中に入ることも可能。
街中で展示されている商品は、Macy's店内でもチェックできます。
ショッピングや美しい仮想空間の探索だけでなく、街中や店内に散らばるスターを集めると、独自デザインのデジタルファッション(NFT)をゲットすることができます。
(デジタルファッションの受け取りにはMacy'sの会員登録と暗号資産のウォレットの連携が必要。)
「Mstylelab」を実際に体験してみて、Macy'sはグラフィック、デザイン、演出、ショッピングといったメタバース空間内のあらゆる面で、想像を超える新たな体験の創出に挑戦していると感じました。
何よりもメタバース空間に重要な(ワクワクさせる仕掛け)が至る所に散りばめられており、何度でも訪れたくなるような空間設計とデザインには感服しましたね!
顧客エンゲージメント: Macy'sは没入型体験を通じて顧客エンゲージメントを高めています。このような新しい形の顧客エンゲージメントを模索することで、顧客ロイヤリティを高める可能性があります。
イベントとの連携: メタバース内での季節イベントは、百貨店が既に得意とする季節イベントやセールをさらに強化する新しい手段となり得ます。
データ活用の進化: メタバース内での顧客行動から得られるデータは、よりパーソナライズされたサービス提供や在庫管理に活用も。
ブランドパートナーシップの新機軸: Macy'sとJourneeとのようなパートナーシップは、百貨店が他のブランドやサービスと連携し、新しい価値を提供するモデルを示しています。
Macy'sの取り組みから学べることは、
メタバースが単なる新しい「場」というだけでなく、
新しい「方法」でもある、
ということです。
顧客エンゲージメントの形状を変え、ブランド価値を高め、さらには業界全体の在り方にさえ影響を与える力がメタバースにはあります。「Mstylelab」は「メタバース」のポテンシャルをフルに生かしている事例と言えます。
皆さんも是非一度、「Mstylelab」にアクセスして、未来の百貨店を体験してみてくださいね!
https://www.macys.com/social/mstylelab/
参考:Macy’s Launches Mstylelab, Its Metaverse-Based Digital Fashion Platform on Blockchain - EconoTimes
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