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音楽レビュー:【PHANTOM】―懐かしのJ-RockがVRCにあった

MusicVket 5お疲れ様でした!
「えっそんなのいつやってたんですか???」というnote読者の皆さん、全く更新してなくてごめんな。めたです。
X(旧Twitter)ではずっと宣伝してたんですが、忙しさの中でnoteを更新するという発想がそもそもすっぽ抜けてました。まあいうてこのnoteそんなに読んでる人いないと思うので、僕の活動を追ってる人のほとんどには情報届いてる…と思いたいところではありますが。

MusicVket5 Toremolo B-8 休日のネコブース前のめた


もし「おい知らなかったぞめた!許せねえ!!」って方がいたらXのフォローよろしくおねがいします

以上、前置き。

さて本題です。実はずーっと前からTwitterで相互フォロワーだったのにも関わらず、今回のMusicVket5になるまでVRChat上で見れなかったVRバンドが
います。【PHANTOM】です。

https://phantom-web.jp/


MusicVket 5では全部で2回彼らの演奏を聴くことが出来たのですが、その体験が想像以上に良かったので、勝手に記事書いてみようと思った次第。
そんじゃ目次に行くよ。


VRバンド、PHANTOMとは?

VRChatで活動する音楽バンドグループ。いつの間にかソーシャルVRプラットフォームVRChat上で結成された。

VR空間内でのライブ演奏をメインに活動している。

PHANTOM公式サイト PROFILEより引用

音楽性を一言で表すなら《懐かしの爽やかJ-Rockサウンド》
一聴して覚えやすいメロディー、キャッチ―な曲の展開、それを王道のバンドサウンドに乗せて展開するPop-Rockな世界観を武器に、VRChatでの演奏活動を展開しているグループです。

記事執筆時点のメンバーは

・funtamtam(Vocal/Guitar)
・timtam(Bass)
・butchers(Guitar)


の3人。そこにサポートメンバーとして

・ジャンク(Drum, Live support)
・さくま(Wind Synthesizer)
・Reinexxx(Keyboard)
・Hinoki Takenoko(Drum)
・はまち(Bass)

の5人が参加しています。合計8人。大所帯だ…

バーチャルエンタメを取り扱うメディアのMoguLiveで紹介されたこともあるので、VR音楽勢まわりに詳しい人なら僕以上に彼らの事を知っているという人も多いと思います。なんせ定期的にVRChatセッション会を主催していたりと、日々の活動も積極的に行ってるグループなので。

MusicVket 5の魔法:はじめてのPHANTOM

さて、めたはというと、なんかのきっかけでボーカルのfuntamtam(以下:ふぁん)さんとTwitterで相互になった割に、彼らのVRChatでの活動を全く追えないまま時が過ぎていました。

『お前そんなに昔から存在知ってたのに一回も見たことなかったの!?!?!VR人生損してるわ!!!』

とか言われそうですが、何を隠そう活動やら仕事やらの都合でマジで見に行きたくても見に行けないっていう状況だったんですね。曲はこっそり昔から聴いてたんですけども。

で、今回MusicVketに合わせて少し休日を作ったら、なんとゲリラライブの
告知がふぁんさんのTwitterで発表されてまして。

(…VRChatやってない方は”ゲリラライブ”って言われてもパッとイメージ付かないと思うんですが、今回のMusicVketには音楽作品を販売しているエリアの中央にステージが用意されていて、そこにあるギミックを駆使することで誰でも簡単に音楽ライブをすることができました。イベントの施設に無料で使えるオープンマイク環境があるみたいな感じです。リアルじゃなかなかないよね。)

たまたま休みの時に告知をみた我、「えっ絶対行くしかなくね?」と思い、参戦してきました。

後方腕組彼氏面みたいにして見てるめたが映ってます。ちょっと恥ずかしいね。

前にMusicVket自体はnoteでも取り上げたけれど、こういう機会があるMusicVketってすげえなって改めて思いました。あの空間魔法がかかってるよ。多分。

メタバース最大級音楽イベントのラストを飾ったオープンライブ

さて、そんなPHANTOMさんからゲリラライブでさらなる告知が。
どうやらMusicVket5の閉会前、ライブステージでパフォーマンスをするとのこと。PHANTOMのグループインスタンスで立つらしい。

この機会を逃すと次いつ彼らのステージを見れるか全くわからないのでこちらも参戦することに。というのもですね、私このMusicVket5直前に彼らが発表した曲がすごーくグッときてしまっておりまして。

すっごくシンプルな懐かしのJ-Rockサウンドって感じでいいでしょこの曲。Covid-19以前、ライブハウスで友人のバンドのライブ見たりすると必ず一組はいた方向性といいますか、そういう懐かしい空気感。それでいてメロディーラインがはっきり覚えやすくて、このバンドは埋もれないだろうなっていう強みを感じれたあたりが、個人的にグッとくるポイントでした。

音楽ライブの楽しみって「自分が全く知らない曲をライブで聴ける」こともそうだと思うんですが、「自分が好きな曲ライブで聴けたら嬉しい」というのもあると思っていて。
せっかくイベントで用意された特別な会場で、この曲ライブで聴けたら楽しいんじゃないかなあ~と思い、オープンライブの方も参戦することに。

結論から言うとめっちゃよかったです。

「この手の音楽性の曲はライブで聴いたら絶対楽しいだろうな」という事前の予想通りというか、場合によってはそれを上回るくらい本人たちの熱が伝わってくるいいライブでした。

休日のネコがライブをしない団体であることもあって、オープンライブに関しては全く事前情報をキャッチしてなかったのですが、彼らがMusicVketという祭りの最後を締めくくってくれたのは個人的にとても良かったなあと感じています。まじで。

まとめ:往年のバンドサウンド好きにおすすめ。今後も注目

さて、昨今の音楽の流行り廃りやそれに付随するいろんな言説を見ていると、どうも「ギターロック(バンドサウンド)は流行らない」みたいな雰囲気がずっとあるような気がしています。
ちょっと前にも「ギターソロは長いから飛ばす」がちょっと話題になったり(結局よくわからない一過性の炎上だった気もしますが…)しましたし、多分それゆえに、アニメファンだけじゃなくてバンドマンの人達にも「ぼっち・ざ・ろっく!」が話題になったんじゃないかな、と個人的に思ったりもしています。

ただ、いちバンドサウンドが好きな音楽家のめた的には正直そんなことどうでもよくね?と思っております。

確かに世間一般の価値観における成功はバンドサウンドでは難しいかもしれない。けれど、自分の音楽をずっと続けること。それを最後までやり遂げたやつが結局一番カッコいいと思ってます。

僕の好きなミュージシャンや友人の音楽家たち、畑や界隈は違ってもみんなそういう人たちばかりで、そのような人たちの中からある人は有名になったり、ある人は有名でなくともちゃんと実績を残したりしています。

で、PHANTOMの話に戻しますと…
いちプロミュージシャンの端くれとして、彼らの音楽にはそういう強さがあるんじゃないのかなと思うわけです。今の時代にこういう往年のバンドサウンドで音楽をやるのは、全員にできることではないと思っています。
2021年投稿の「しらはえ」から、いい意味で「彼らの音楽の芯が変わってない」。個人的にここ、すごく推せるポイントだと思います。

…もちろん、サウンドプロダクションの観点など細か~く見ると、まだ粗削りだなと言われても仕方ない部分は確かにあります。
ただ、そういう細かいことを抜きにして「いいぞ」って言えるものは十分持ってるバンドだなと思います。

というわけで。

音源買える場所も置いておくぜ。記事の動画見て「あ~!いいっすね!!!」となった方がいたら是非。


…一応「VR音楽?なんだそれ?」って方もこのnote読むと思うので一言追記しとくね。

「彼らがVRChatやってるから推してるわけじゃねーぞ。めたは自分がいいと思ったものしか推さん」



おまけ:筆者が参加してる音楽グループ「休日のネコ」の情報はこちらから。


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