母の新しい彼氏

以前にも記していますが、
私の母はとても美人です。

母が迎えに来る学童、
母が皆に見られる授業参観
母と一緒にする習い事

自慢の母でみんなに母を見てもらえること
がうれしかったです。

ただその頃、
母に憤りを感じることが大きく2つありました。

小学4年生の頃になると、
クラブ活動に入部することになります。
私は大好きな球技の中からバスケを選びました。

その事を母に伝えると、

「せっかくこんなに細い手足に産んであげたのに、何でバスケなんかやるの?!!お母さんみたいな手になるよ?」

と怒られました。

母もずっとバスケをやっていたため
同じような思いをさせたくないという気持ち
もあったかもしれません。

じゃあ何をやれば良いの?
と聞くと母は吹奏楽部を選びました。

その頃の私は吹奏楽なんて地味だという
偏見もありやりたくありませんでした。

やりたいものをやらせて欲しいと伝えると、

「じゃあ1人で生きていけば?
      お母さん知らないから」

そう言われると
しばらくの間、口も聞いてもらえず


数日間ご飯も出てきませんでした。

そのことを学校や学童で話すと、
給食やおやつの時間に、
周りのみんなが多めによそってくれたり
分けてくれたりして
何度も泣いてしまったことを覚えています。

(当然周りには信じられない事態なので、
虚言だと思う人もいたと思います。)

久しぶりに口を聞いてもらえた土曜日、
久しぶりのご飯を出してもらい
泣きながら食べました。

もちろん、クラブ活動は吹奏楽部を
選ぶしかなかったのです。

言ってしまえば、

虐待

となると思います。

こうやって私は、

自分で選択することを恐れていきます。

そして同じ頃、母が再婚相手と
離婚してから2度目の
新しい彼氏を連れてきました。

すごく若い同じ会社の男の人でした。

もちろん
私はその方のことも好きになれません。

その方は、前の父とは真逆で
私に気に入られるために
たくさんのお菓子や
たくさんのお小遣いを渡してきました。

ほとんど毎日
夜ご飯には家にいて一緒に食べていました。

ただその方がいないときに母は

ご飯代も出してくれないからきついんだよね。
ともらしていました。

そしてとある日、
私が友達と出かけると行って家を出た後
忘れ物に気付き家に戻ると

抱き合う2人の姿を発見しました。

幼い私は受け入れきれませんでした。

そして他の家族とは違う自分の家族に
違和感を抱き始めたのもこの頃でした。

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