休職1日目

仕事にストレスは感じていた。
上司が人の気持ちを考えない人なので、怯えている。クレーム対応みたいなこともやらされるし、いつ障害が起きて忙しくなるかが読めないのでいつもハラハラしていた。しかも、客先常駐のため相談も難しい。仲良くしていた先輩が3月末で移動になり、愚痴を言えた唯一の同僚も退職してしまった。

4月から気が重いなぁ〜とは思っていたが、渋々続けるつもりでいた。
しかし、出社したり会社のことを考えると体調が悪くなる。頭痛と咳、震えと倦怠感、歯も痛い、体が重い。
ある日、出社した後すぐに体調が悪くなって早退をした。次の日もお休みして、心療内科で適応障害の診断を受け、休職するようになったという流れだ。

仕事のことを考えなくていいとなるとほとんど症状はなくなった。正直、受診して話をした時点で適応障害とは診断されるだろうなとは思っていた。医者としてもそのまま放置はできないだろうし、症状的には当てはまっている。
しかし、イマイチ信じきれていない。鬱っぽい時期はいくらでもあるが、辛かった時期ほど抑うつ感がないからだ。熱のでない感染病にでもかかったのではないかと思っていた。

そんな気持ち迎えた休職1日目、会社のことを考えなくてよくなったとたんにスッと体調がよくなった。
流石にメンタルの問題で間違いないのだろうなと思う。代わりに買い物をしたい欲求が高い。休職する以上、お金は大事にするべきだと心で思いつつも高い服を買い、ポケモンカードもデッキを組んでしまった。昼まで寝て、15時頃から買い物をして帰って
きて、ポケカを触りYouTubeを見た。そんな1日目だった。