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“Odyssey”

こんにちは。
Sable HillsのRictです。

先日リリースした新曲”Odyssey”を作った時の状況だったり、曲や歌詞の意図だったりを記事にしてみました。
完全にSable Hillsファン向けの内容ですがよろしくお願いします。


“Odyssey”というタイトル

Odysseyという言葉は、直訳すると「長い放浪の旅」という意味です。
世界史とか勉強してた人なら馴染みあるオデュッセイアって叙事詩があると思うんですが、まさにそれが元となっている言葉です。

今回の作品からSable Hillsは結成ぶりに5人全員が正規メンバーという体制になって、ドイツのArising Empireとの契約も決まりました。
ここに来るまで長かったなっていう思いと、ここれから新たな旅が始まるなっていう2つを感じていて、まさに今の状況をピッタリ表してるタイトルだと思ってつけました。
メンバーとのビデオミーティングで「オディスィーでいきます」ってドヤ顔でいって、反対意見が一つも出なかったのでおそらく良い名前なんだと思います。

楽曲について

この曲はタイトルトラックなので、まさにその名前通りの曲にしたつもりです。
イントロは壮大にしたかったし、曲そのものにどことなく哀愁を出したかったです。
曲中にテンポチェンジを3回もするんですが、そこからも山あり谷あり、長い旅の道のり、Odyssey感を感じて欲しいです。
歌詞もそれぞれのパートに応じた心情だったり決意だったりを書いてるので、ぜひ見ながら聴いてみてください。

サウンドでいうとAs I Lay DyingとかParkway Drive的な2000’s Metalcore要素は言わずもがな、個人的には昔のSable Hillsっぽさをちょっと意識してみたんですよね。Elements EPの時に1番近いかも。哀愁感とかクサメロとか。チューニングもいつもより少し高め。心なしかアートワークも少し似てる(?) 過去と未来を表したタイトルだし、やはり初心忘れずということで、あの頃の感じを今の価値観でアレンジしてみました。
毎回Theメタルコアって感じの曲をアルバムに必ず一曲入れるようにしてるんですが、この曲はまさにそれ枠です。1stでいうNo Love Lost、2ndでいうCrisisですね。初心忘れず。トゥルーメタルコア最高。

アートワークについて

1st Album “Embers”や2nd Album “Duality”と打って変わって、いわゆる「メタルらしさ」みたいなものがあるアートワークではないものになっていると思います。
もともと今回から既存のSable Hillsのイメージを少し変えたくて、新章が始まったということを視覚的にも表現したかったので、今までの絵っぽいテイストではなくデジタルグラフィック寄りのテイストにしようと決めていました。
デザイナーを探しているときに、たまたまインスタでこの絵を見つけて、タイトルにあまりにもピッタリすぎて震えたのを覚えてます。元々アルバムアートワーク用のグラフィックではなかったのですが、交渉しまくった結果購入することができました。
最初にミュージックビデオではなく、アートワークをベースにしたVisualizerを出したのもその感動を共有したかったというのがあります。

アルバムリリースの背景

前作のアルバムをリリースしてから1年半くらいという、最近ではわりと短いスパンでのリリースになります。
新メンバーが入って新しい体制になったからというのはもちろんなんですが、既存の楽曲以上にライブでパフォーマンスを発揮できる楽曲が欲しかったというのが、より正直な理由です。
2nd Albumを出して、国内外でたくさんライブをして、良かったなと思う箇所もあったけど、足りない部分の方が強く感じました。
わかりやすく言うと「デカいとこでもブチかませる曲もっと欲しい」って思っちゃったんですよね。
もちろんこれまでの曲も大好きで自信を持ってリリースしてきた曲たちだけど、色々な場所でたくさんライブをしてきた上で導き出した新しい曲たちは、さらに自信を持って聴かせられると思ってます。
デカいとこで映える曲を作ったから、恵比寿リキッドルームっていうデカい会場でリリースショウをやるんですよ。ちゃんと来てくださいね。

総括

という感じでここまで書いてみましたが、いかがだったでしょうか。こういうブログみたいなものを書くのはあまり慣れていないのですが、曲に対する思いが伝わってくれていたら幸いです。

最後に告知になりますが、
3月16日にOdyssey Pre-Debut Showを恵比寿リキッドルームで開催します。ゲストにCrossfaithを迎えたツーマンライブとなります。とても思いのこもった1日なので、ぜひチケットを取って遊びに来てほしいです!

また次のシングルやアルバムがリリースされたタイミングで記事を書こうと思います。最後まで読んでくれてありがとうございました。

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