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おかげさまで金太郎弁当3周年です

金太郎弁当3周年

おっすおはようございます

金太郎弁当伏見店、店長の小畠と申します。上の挨拶は弊社社長が多方面で発信している挨拶ですが僕は初めて使わせてもらいます。立ち上げ当初うちの「いらっしゃいませ」がこの挨拶になりそうだったのでしっかり反対しました。この先も使う予定はないのでご安心ください。

3年分の感謝

2024年の3/15に金太郎弁当は3周年を迎えました。ありがとうございます。本当にありがとうございます。2021年の3/15にオープンして以来3年間うちのお弁当を食べてくれるお客様がいること、とてもありがたいことだと思っています。いつも来てくれてる方、近くに来た時に寄ってくれる方、毎日お家でお弁当が届くのを待ってくれてる方、金太郎弁当を食べたことのある方一人一人にありがとうを届けたいです。

この機会に3年間でどれだけのお弁当を作ったのか調べてみました。その数約10万食!え、ほんとに?と想像以上に多くて驚きでした。それだけの数食べてもらっていることにとにかく感謝でいっぱいです。お客様、地域の方、スタッフ、食材や包材の業者さん、いろいろな人との関わりと協力があってこの数字に辿りつけたと思うと感慨深いです。

ときには50食以上の注文も

オープン当初はまだまだ手探り状態で日替わりメニューの種類は5種類だけでした(当時は週2回お休み)。少なすぎてびっくりですね。そこから試行錯誤やグレードアップを繰り返し今では主菜130種類以上、副菜はそれ以上のバリエーションとなりました。多ければいいというわけではありませんが毎日違ったものを食べてもらいたい、今日はどんなメニューかなって楽しみにしてもらいたいというのがあり、365種類の日替わり弁当を作るのがうちのメニュー担当の目標です。お客様からの嬉しい声がモチベーションとなっております。今後もパワーアップを続ける金太郎弁当を楽しみにしていてください。

オープン4カ月目のメニュー

いつも健康と美味しさを

弊社株式会社メタルファーマシーは薬局の会社です。薬局では困ったときに顔を思い浮かべてもらえるような存在になるという意味の「地域の顔になる」を合言葉に日々皆様の健康をサポートしています。僕たち弁当屋でもそれは同じで、食を通じて皆様の健康をサポートできればという思いでお弁当作りに励んでいます。

謎の会社メタルファーマシー

薬局を利用してもらってる高齢者の食生活を助けたいという思いで始まった金太郎弁当なので、高齢者目線の健康弁当を提供しています(高齢者以外には合わないお弁当という意味ではなく、栄養価の設定目安、ボリュームや食材のサイズなどをそこに合わせています)。それは今後も変わることはありません。そんな中でも特に僕が大事に思っていることを今回はお伝えさせていただきます。

①美味しいこと
そんなん当たり前やんって思いますよね。当たり前なんです。誰だって美味しいものが食べたいはずです。ですが健康弁当のイメージって残念ながら「美味しい」とは離れた位置にあると思っています。お弁当屋さんを始める前の健康弁当に対する僕のイメージは、体にいいけど「味薄そう」とか「見た目地味そう」とかで「体のために我慢して食べる」でした。食事って誰もが持てる毎日の楽しみの一つであると思うんです。だけど我慢して食べるのはもはや作業となり楽しみではなくなってしまいますよね。それは寂しいです。じゃあ自分たちが美味しいと思える健康弁当を作ってみようという考えに至りました。

管理栄養士が栄養バランスを考えて作成しているメニューですが、栄養価のみではなく美味しさも併せて管理してもらっています。栄養価の制限のある中、少しでもしっかりとした味を出す、美味しく食べられる工夫をスタッフみんなで意見を出し合いながら相談し、日々アップデートを繰り返しています。「美味しそう」という見た目から入る食欲もあるので地味な見た目にならないように彩も考えてお弁当を仕上げています。「薄味だから健康的なんです」より「美味しいけど健康的なんです」と自信をもって伝えられるものを常に目指しています。

健康弁当って本当は毎日食べてもらいたいんです。1回食べたから健康になりました、なんてことはなく続けてもらってこそとなります。そのためには美味しくないと続きません。今日のお弁当は何かなって毎日のちょっとした楽しみにしてもらえたら嬉しいですし、それが続いて健康を維持できれば本当に最高だと思っています。

②人の作った温かいお弁当
金太郎弁当では手作りにこだわっています。主菜からふりかけまで全て手作りで、加工品は基本的には使用していません。お弁当の作り置きはせず注文に合わせて出来立ての温かいお弁当をご準備します。手間やコストの面を考えると逆のことをしていますがこの部分は大事なことだと思い続けています。

イベント用オードブルも手作り

人に作ってもらった食事って美味しくないですか?実家に帰った時に出てくるごはん、僕は大好きです。スーパーやコンビニのお弁当も好きで僕もよく食べますが、それを温めて食べるときとはまた違う温もりがあると思っています。
金太郎弁当ではそんな家で出てきそうなおかずや、逆に家で作るには少し面倒なもの、中にはちょっと珍しいようなものもメニューの中に散りばめています。配達では少しでも温かいものを届けるために調理開始時間もシビアに設定して作成しています。
特に独居や料理をしない方にとってはそういったものを食べる機会も少なくなっていると思うので、手作りで出来立ての温かさを提供出来たらいいなという思いがありそれを少しでも感じてもらえていたら本当に最高だと思っています。


③いっぱいしゃべる
お弁当をお届けした際に体調確認や服薬チェックをし、違和感や薬の飲み忘れがあれば薬局や医療介護関係へ繋げるという薬局の会社ならではの活動もしています。ご高齢の親御さんのお食事を任せてもらってお弁当配達と同時に見守りをし、安心してもらうということにも使っていただいています。なのでウーバーイーツなどの配達代行に委託することはなく金太郎弁当のお弁当を運んでくるのはすべてうちのスタッフです。
特に何もないことの方が多いのですが、何もなければお弁当を渡して、はいさようならだけでは終わりたくないと思っています。

お薬カレンダーで残薬チェック

弁当屋スタッフは単なる弁当屋です。医療介護のプロとは違います。体調の変化や違和感を感じるためには普段からの会話の中にヒントを見つけないといけないので会話をとても大事にしています。お弁当を持ってきた配達員が急に「体調どうですか」と聞いても答えてくれるでしょうか?僕なら警戒心MAXです。あれ、いつもと違うなっていうのを感じ取れるように、普段からお話をすることで少しずつお客様との距離を縮め、お客様のことを知ることを大事にしています。お話をすることが健康を守ることにも繋がっていると思っています。

と、かっこつけて言いましたが本当はしゃべりたいんです。「いつも頼んでくれてありがとう」「最近どう?」「今日はなにしてたの?」とか何でもない会話をさせてもらってます。もちろん皆様とがっつりお話するわけではないのですが限られた時間の中でちょっとでもお客様のことが知れたらいいな、感謝を伝えられたらいいなと思いながらお話をさせてもらっています。話に付き合ってくれるいいお客様ばかりです。
初めはこちらから話しかけていたのが「今日は娘と買いもんいってきてん」とか「昨日のお弁当のあのおかず美味しかったよ」とお客様のほうから話しかけてもらえるようになるとよっしゃーと感じます。身体が不自由でなかなか外出できない方や、独居で話相手のいない方にとっての日常に少しでも変化をもたらすことができていれば嬉しいなとも思っています。

お弁当が届くのと同様に僕たちスタッフとのおしゃべりもちょっとした楽しみに感じてもらえたらすごく嬉しいですし、金太郎弁当を身近に感じてもらえたら本当に最高だと思っています。

どちらかが僕です

去年の11月に金太郎弁当2号店を大阪の豊中にオープンしました。夏ごろからその立ち上げ準備で僕はあまり伏見の方には顔を出せなくなりました。そんな中「店長どうしてんの」「店長に会いたいって言っといて」っていうお客様の言葉をスタッフ経由で聞きすごく嬉しく思いました。地域の顔とまではいかないけど金太郎弁当の顔にはなれてきたのかなと感じさせてもらいました。

金太郎弁当の成長

と、僕の思いを書かせていただきましたが初めからすべて揃っていたわけではありません。お弁当屋を始めたときは経験やスキルもなければ、人と関わるのも得意ではなく、迷うことも失敗することもありました。
お客様からの「ありがとう」や「応援してる」をモチベーションに、お店の価値をどのように届けるべきかと何度も考え今の思いに至りました。スタッフや関係者もたくさん協力してくれました。会社も好きにやらせてくれました。なにより楽しくやってこれました。いいお客様と環境に恵まれて3年を迎えられたと感じています。いつもありがとうございます。

金太郎弁当の成長は自分の成長でもあります。おかげさまで3周年。まだまだやりたいことはいっぱいあります。もっと多くの人にお弁当を届けたいです。まだまだ成長する金太郎弁当をこれからも楽しみにしてもらえたら嬉しいです。

現在、伏見店の他に《金太郎弁当 豊中店》もOPENしています。お近くの方はぜひお立ち寄りください!

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