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教育者としてのリーダー論。マクドナルド原田泳幸さんに追い出された旧マクドナルドの幹部が、飲食業界で大活躍しているという話題。


マクドナルド原田泳幸さんに追い出された旧マクドナルドの幹部が、飲食業界で大活躍している。

 日本マクドナルドは、戦後の怪物実業家・藤田田によって、開始された。アメリカ本社は、郊外型を目指したが、藤田田は、いきなり銀座4丁目の三越に1号店を開き、日本人のどぎもを抜いた。マスコミも話題にしやすく、70年代のはじめに、これからは「ハンバーガーの時代だ」という印象を強くあたえた。いつのまにか普通の商店街に店を開いたケンタッキーフライドチキンのような戦略をアメリカ本社は考えていたのだろう。

 藤田田は、東大時代に、光クラブの山崎晃嗣に資金を提供して、山崎の自殺前に回収したエピソードが有名である。藤田さんの経営手法については、毀誉褒貶があるが、マクドナルドやトイザらスなどのアメリカの成功企業の経営陣と交渉して、日本での窓口になった交渉手腕は相当なものだったのだろう。

 藤田さんの風貌や社会的評価を見ていると、政治家の田中角栄を思い浮かべる。僕は学生時代に毎日新聞社でアルバイトをしていて、国会議事堂の中で新聞記者たちの小間使いをやっていた。政治家の人たちと話したことはないが、目の前をテレビで見たことがある人が歩いていた。福田・中曽根さんたちは、いつも怖い顔して威厳を持っていたが、角さんだけは、いつもニコニコして、記者たちの雑談しているところに入り込んで世間話しをしていた。人間的には魅力ある人物に思えた。

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