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渋谷インディラ・記憶の骨董屋

 渋谷のインディラは、創業が1966年。僕が渋谷の大学に入ったのが1968年なので、出来たばかりのインディラによく通った。最初は、宮下坂の交差点のすこし宮下公園寄りのところにあり、細長い奥まった店だった。子ども調査研究所に行く通り道だった。ここのカレーは、包丁人味平のブラックカレーを彷彿とさせる、何か入っているのではないのかと思わせるほど中毒性があり、頻繁に通った。餃子の眠眠や、台湾料理の麗郷、南洲屋の肉豆腐と並んで、渋谷の定番食事処である。やがてバブル崩壊の頃から、通りを挟んで、宮下公園の側に店を変えた。少し味が変わって、がっかりしたが、再び、通いだした。そのころから、レトルトを売り出したり、フランチャイズを募集したりして、行ったことないけど、学生街中心にいろいろ出来たみたいだ。

 岡山に行った時、エビ飯が岡山のB級グルメとして、ものすごく広がっていて、驚いた。エビ飯も、インディラの定番のドライカレーだった。インディラにいた人が故郷で広めた、という噂を聞いたが、調べてみたら、岡山の株式会社いんでいらは、年商12億円のフードビジネスを展開している。創業が1966年になっているから、創業一族の関係者か、使用人が会社そのものを引き受けたのかもしれない。

株式会社いんでいら

現在、渋谷の道玄坂に、インディラが残っている。親父の声がでかいので、びっくりするが、カレーの味にはなつかしさが残っている。スロー(コールスロー)は必ず頼むことにしている。

渋谷・インディラ

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橘川幸夫

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