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追悼・植松逸雄「もうひとりのソフトバンク創業者」

▼ソフトバンクの創業時を語る植松。

https://vimeo.com/518963904/4ace1ede8f

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 ソフトバンクに、もうひとりの創業者がいたことを知る人は、もうほとんどいないだろう。80年代半ば、日本ソフトバンクに出入りするようになって知り合い、生涯の友人になったのは植松逸雄だった。

 植松は孫さんと一緒に九州から東京に出てきてソフトバンクを作った男である。植松の話によると、博多でビジネスゲームのセミナーを主催していた時に、受講生として参加してきたのが高校生の孫さんだったということだ。そこで意気投合して友人となり、やがて二人で上京して日本ソフトバンクを創業する。無名の若者である孫正義が、コンピュータソフトの流通業を開始した時に、植松は孫さんのことをマスコミに売り込み、カリスマ性を高める役割を担った。福岡時代は、孫さんに箔をつけるため、黒いベンツを買って植松が運転手になった。資金は、孫さんが発明してシャープに売った翻訳機だ。

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