写真_2017-02-03_18_09_22

日和写真

▼2017年2月3日。

 大類信の個展を九段上に見に行く。柔らかい器。一点一点、大類の時間がはりついているような作品。

 そのあと、学芸大学に戻る。誕生日の前夜祭はデメ研近くの韓国料理「サンジュ」。長い間、お世話になった店だが、もうすぐ閉店。建物の耐震補強工事で立ち退きのようだ。最近、こういう工事で、古い店舗が移転したり廃業したりする。新しくなった建物にはどこにもあるような、ドラッグストアとかコーヒーショップが入る。まるで、コピー&ペーストされた、都市風景。いやだねえ。

 お誕生会を、FBでやるよといったら、事前連絡もなく、珍しい人が乱入してきた(笑)。大歓迎である。僕の隣にいるのは、寺島淳一くん。彼は90年代に、旭屋書店にいて、当時としては、かなり先進的にAmazon来襲の危機感を持って、店舗の情報化に取り組んでいた。その後、TRCと日経BPが作った「bk1」に転職。あの時、bk1には、ネットで活躍していた出版関係者がかきあつめられていたな(笑)。bk1が出来た時、最初の書評レビユーは、僕が書いた、ベゾスの新刊についてのものだった。懐かしい。

 僕の前にいるのは、AEFAの谷川さん。僕はたいした力にはなっていないが、アジアで学校を作り続けている谷川さんの活動は尊敬している。いろいろ頼まれたので、頑張りたい。

 クローサーの津田くんも来てくれた。津田くんとは、超初心者向け音楽講座をやりたい。最初はボウイ。

 そして、なんと、突然現れたのは、70年代ロッキングオンの竹場元彦。竹場は、開成中学生の時にロッキングオンの創刊号に出会って、開成中学はじまって以来の反逆児とみなされ、高校に進めなかった。坊主が標準の開成に、長髪で通学したからな(笑)。まあ、ロッキングオンの被害者第一号だな。会うのは80年以来だったが、あいつにいろいろ本を貸していたのを思い出した。年寄り軍団で、また何かやろう。

 そして、いつも橘川の思いつきに丁寧に付き合ってくれる、塾生のみんな、遊佐さん、中島くん、吉池くん、菊地くん。みなさまに、ハッピーを。

 こういう予告もなく乱入出来るパーティって良いなあ。僕の方は「メディアカフェ」(サイエンス・カフェや哲学カフェが各地で動いているが、メディアに関心のある人が集まって情報交換する、昔の文壇バーみたいなカフェ。不定期にどこかの店借りてやろうと思ってる)の計画があるので、不意の参加ありにしよう(笑)。

▼2017年2月4日。

 朝飯は、昨晩、節分の日に我が家で作った太巻き。豚汁とおしんこ。

 本日は空海が昼間に来たので、ランチは武蔵野のソバを食べに行く。学芸大学は、蕎麦屋の名店はいろいろある。

そのあと、神之珈琲でお茶で打ち合わせ。焙煎機が迫力。

 さて、67歳である。足しても引いても意味のない年齢。公文俊平さんから、お誕生日おめでというメールが来て、君が67歳というのは驚きだと(笑)、最近、日本未来学会の打ち合わせでよくお会いするのだが、50代だと思われていたみたいだ。苦労が表に出ない顔なんですよ。しかし、幸福なことに、僕は、個人の流れと社会の流れがだいたい一緒の時代に生きている。今年は、新たな合流のスタート。分裂する時代からターン・オンする時代。そういう気分で、残りの人生のテーマと社会の必要性が一致することを祈りながら進んで行きます。

ここから先は

0字

¥ 100

橘川幸夫の無料・毎日配信メルマガやってます。https://note.com/metakit/n/n2678a57161c4