松村雄策の旅立ちについて、 友人各位への手紙
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橘川幸夫NEWS
2022年03月16日(転送歓迎です)
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彼岸桜が咲き、本格的に桜が咲く季節になってきました。
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松村雄策の旅立ちについて、
友人各位への手紙
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2022年3月12日に、松村雄策が、亡くなりました。
私は、20代を、松村、渋谷、岩谷の4人でロッキング・オンを作ってきました。まだ自分が何者かも分からず、どういう方向に進めば正しいのかも分からず、暗中模索の闇の中を一緒に生きてきた仲間です。それは「友人」というレベルを超えて、同じ肉体を共有しているような関係でした。
僕ら4人は、性格も指向性も趣味も、全く異質な人間の集まりで、普通の友人関係であれば、最初から決裂しているような危ういものでした。それでも「ロック」という時代に与えれたミッションをそれぞれが感じて、引き受けて、発信してきたつもりです。
僕は、その10年間で得たもの以上のものを、その後の人生で発見していません。異質な四人の関係の中で、それぞれが見つけたものを、その後にそれぞれ繰り返して追求しただけです。
人は異質な人間との関係性の中で新しいことを発見するのであって、同質な人間をいくら数集めても、何の発見もないのだと思う。
ロッキング・オンの4人のことを、頭の岩谷、顔の渋谷、心の松村、体の橘川と位置づけたことがあります。それぞれの役割がありました。その「心」が失われてしまった。今は、松村の「心」を何度も思い出しながら、この先の道を進んでいかなければなりません。
(しかし、喫茶店に入って、BGMにビートルズがかかると、反射的に松村のことを思い出して、それもまたキツいなあ、と思ったりもしますw)
松村は、イターナウをはじめとして、何枚かのアルバムを残してくれたので、
会いたい時は、それを聞きます。音楽って素晴らしいと、あらためて思います。松村の声は永遠です。残酷でもありますが。
亡くなってから3日が立ちますが、思い出すたびにいろんなものがこみ上げてきて、たまりません。松村もかわいそうだけど、残されたものもかわいそうだ。松村が「終点にて」を歌っています。
これからも、みなさん、松村雄策をよろしくおねがいします。
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▼松村の告知は新聞各社に出ましたが、東京スポーツの記事は、異色です。
こういうのをかけるのは、相当、年配だろうから、東スポの偉い人が書いたのではなかろうか。
「ロッキング・オン」の創刊メンバーで音楽評論家の松村雄策氏が死去
▼橘川のnoteで、橘川の追悼文や関連記事をまとめています。
松村雄策の部屋
今週の土曜日の深呼吸学部の講義ですが、松村のことを少し紹介します。
オンライン喫茶「キツ」の喫茶室で20時からやってますので、関心ある方は、どうぞ。
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