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CLOSER@note を開始しました。

CLOSERマガジン

「0.8秒と衝撃。」(ハチゲキ)が登場した時に、津田くんがハチゲキのレビューをブログに書いていて、その言葉の扱いに驚いて連絡をした。僕は20代の時に、「ロッキングオン」「ポンプ」という投稿雑誌の編集をやっていて、無数の原稿や手紙を読みまくる生活をしていたので、言葉の扱い方で、その人の人物が見えてくることがある。往々にして文章のうまい人は、性格的に問題ある人が多いが(笑)

 渋谷ではじめて会った時に、彼は僕のことを知っていた。話していると、僕よりはるかに豊富な音楽の知識を持ち、あらゆる音楽を聴きこんできたことが分かる。「ロックにやられた」人だ。彼に、「一緒にメディアを作らないか」と声をかけた。パソコンを持っていなかったので、ノートパソコンをあげた。こういうケースがいくどとあった(笑)

 その時は、どういうメディアを作るのか分からなかったが、僕は漠然と、70年代の「ロッキングオン」と「ポンプ」を最後にもういちどトライしてみたかったのだろう。

 とは言っても、70年代と同じく相変わらず資金がないので、やれるところからスタートした。まずは、「ニコ生」を使って、デメ研の事務所に、津田くんが、インディーズのミュージジャンを連れてきて、トークライブを行い、配信した。

 メジャーデビューした「ふぇのたす」もよく来てくれて、事務所のスピーカーには、ミコちゃんがイラストを書いてくれた。

 津田くんとインターネットで出会い、彼の案内で、いろんな新しい才能と音楽を通して出会うことが出来た。京都で未来フェスを実施した時も、「たけのこ」というバンドを、津田くんがブッキングしてくれた。

 CLOSERは、インターネット上では「note」の機能を使って、どこまでやれるか試していく。ここで、ミュージジャン単位のパブリケーションを行い、今後は、フリーペーパー、一般雑誌、一般書籍、電子書籍などの多様な展開を行っていく。また、ライブも、トークライブや、公演なども予定している。

 テーマとなるのは、まだ、メジャーの世界と切り離されたところで動いている無名の才能とエネルギー。まずは、音楽シーンからスタートするが、津田くんのようなセンサー的な人間と出会えたら、「アート」「サブカル」「ビジネス」「アパレル」「ソーシャル・ビジネス」などさまざまな領域の、新しい人材を紹介するメディアとして展開していきたい。

追悼

 先日、津田くんと打ち合わせをしていて、「ふぇのたす」の澤“sweets”ミキヒコこと澤瑞樹彦さんが急性心不全で急逝したことを知った。じっくりと話したことはないが、みずみずしい雰囲気を持つ才能あることがすぐに分かる若者だった。まだ24歳だという。謹んでご冥福をお祈りいたします。合掌。


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