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TWICEオンラインライブと、アフターコロナ・ビジネスについて。


 昨年、一年かけたワールドツァーの最後の東京ドーム公演は、新型コロナウイルスで開催できなくなり、そこから全世界オンライン・ライブの実施に向けて動いたのだろう。

 2020年8月9日に、オンラインコンサートを実施した。

TWICE、126か国のONCEと一緒に初のオンラインコンサートを開催

 全世界で1000万人が3000円のチケットを買ったようなので、売上300億円。

 コロナ情況でアーティストが食えないから政府が支援しろ、と乞うている間に、こういう情況だからこそ新しいビジネスチャンスだと動きだした人たちがいるのだ。

 実際、TWICEのような世界レベルではなくても、高円寺のライブハウスでもオンラインニイブをやったら、想像以上に見る人たちがいた。実際のライブは、たしかに、オンラインにはない迫力とリアリティがあるから、それと同様なオンラインライブは望めない。しかし、リアルなライブは、物理的な距離の問題があって、高円寺に行けるのは首都圏の人間に限られる。熱狂的なファンは、それでもいくだろうけど、回数は限られる。そういうコアなファンが全国にいれば、オンラインで見れるなら、必ず見るだろう。

 オンラインは現実の単なる代替行為ではないのである。

 これが可能になったのは、コロナ情況になって、多くの人達が、Zoomを代表するオンラインツールの経験を重ねたからである。昨年であったら、TWICEもこれほどの成功は収められなかっただろう。

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