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友人各位・新しい「みんなの図書館」が出来たので、オープニングパーティに行きませんか。


(1)企画の背景

 箱型のスペースをレンタルして、図書館にしたり、本屋さんにしたりする動きが全国的に広がっています。私の家の近所の銭湯でも「フロナカ書店」とうのがあって、試しに1ヶ月やってみたら、5000円ぐらい売れました(笑)。

「みんなの図書館」(みんとしょ)の動きは、各地で自発的に起きていますが、最初に知ったのは、深呼吸学部の塾生である、平方あやちゃんが、静岡の「みんなの図書館さんかく」の土肥潤也さんに会いに行って、自分たちも地元の茨城県・石岡市でやりたいと言い出した時です。

▼みんなの図書館さんかく

「みんなの図書館さんかく」は、静岡県焼津市の焼津駅前通り商店街に開設されている小さな図書館です。

誰かが誰かにサービスを提供してそれを消費するのではなく、ここに来た人誰もがこの場の主人公として「参画」する場になってほしい。そして、この図書館だけでなく、まちや社会に「参画」する拠点になってほしい、そんな思いを名前に込めました。


素晴らしいコンセプトです。まさに参画型社会に進む、時代の同士です(笑)

土井さんはこういう若者。

▼土肥潤也さん

焼津から始まった「みんとしょ」の流れは、土肥さんがコンサル・サポートをして全国で40個所以上で、稼働・建設中です。


▼みんとしょネットワーク

日本各地で40箇所ぐらいが完成したり、準備中です。

(2)橘川の友人各位へ

 橘川は、学生時代にロッキング・オンを創刊して以来、さまざまな雑誌や書籍を作ってきました。東日販との付き合いも長く、書店さんにも大変、お世話になってきました。しかし、どう考えても、現在の出版流通は、戦後の高度成長に合わせた「量の時代」の仕組みで、構造的には無理で無駄なものになっています。版元も、流通も、読者も、誰も幸福になれない構造の中で苦闘しているように思います。

 参加型メディア、参加型社会の旗を半世紀振ってきた身として、「みんとしょ」の動きは、未来への希望を感じさせます。もちろん、大量生産・大量販売のベストセラーは、旧来の仕組みででしか成立しないと思います。しかし、出版本来の「書きたい思いを書いた本を、読みたい人に読まれる」という本の役割は、こうした小さな拠点のネットワークの上で、展開される可能性があると思います。近代・戦後社会とは違う出版の世界が広がる可能性を感じています。

 つきましては、3月25日に、つながる図書館(茨城県・石岡市)見学会の開館式が行われます。私も行きますし、みんとしょの土肥潤也さんも来られるようです。業界関係者の友人の方で、都合のよい方は、行きませんか。

現地で、一緒に、出版の未来を語り合いましょう。

▼詳細は、こちらで。

2023年3月25日土曜日 11:00
つながる図書館(茨城県・石岡市)見学会

▼つながる図書館の事務局の平方さんと姜さんの想いは、こちらです。

つながる図書館を作ります!世代や関心、地域を超えた人と出会う場所と仕組みを作りたい!
つながりつながる研究所(平方&姜)


図書館の前の広場で歌と踊り

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