見出し画像

メディアが何をしたか? Part2 Feedback

メディアが何をしたか?Part2
Feedback

ご意見・ご感想ありがとうございます。
誤字脱字は、バージョンアップ時に対応させていただきます。


北野英隆

2022年春、まず橘川さんと亀岡の大本で繋がり。
深呼吸学部三期生として、橘川さんの話を聞いたり、実際に話をしたり、過去の著作を読んだり。
この本のクラウドファンディングが始まって、なにかよく分からないけれど、協力してみたり。
年明けにChat野郎の衝撃が橘川さん、自分、世間に広がったり。
そして「メディアが何をしたか?Part2」を手にして読むと、この一年のすべてが繋がりました。
使い古された表現ですが、この一年で橘川さんが私の心に打ってくれたいろいろな点が繋がり、線と面に拡がった感覚です。
そして今ちょうど、自分がモヤモヤしている点を鮮やかに表現してくれました。
なにより、Chat野郎についての記述に驚きました。
私は、Chat-GPT狂想曲に強い違和感を抱いています。
巷では、仕事が無くなる話か、Chat-GPTを利用してお金儲けの話ばかり。
しかし、橘川さんはChat野郎の本質をズバリ言い当てている。
写植と自分でそれなりに勉強した結果、確かにChat-GPTと写植の技術は、実は同じ技術なのだ。
うーむ、写植の時代にそれが気づいた橘川さん、凄すぎる!
そして「コンピューターがエレキギターであるなら、AIは、シンセサイザーだろう」
今の時点で、このようにAIを抽象化し相対化できる人間が他にいるだろうか。
自分なりに抽象化した言葉を探していましたが、降参しました。
最後になりますが、「メディアが何をしたか?Part2」の協力者をクラウドファンディングで募り、また新しい出版の在り方を模索してくれてありがとうございます。
その橘川さんの試みによって、私自身も「メディアが何をしたか?Part2」に関わった感が味わえています。
本の最後の92名の名前を見ると、この全員でこの時代を一緒に書き上げた感じがあります。
社会的バンドならぬ、社会的オーケストラ、社会的ビッグバンドかな。
その一員に加われて、すごくうれしいです。


久恒啓一

出版記念講演ではChatGPTを「チャット野郎」と擬人化しているのが面白かった。AIはすでにある情報を食ってまとめるに過ぎない。そういうことはAIに任せて、人類として大事なことは新しい情報を創造してチャット野郎に食わせることだという強烈なメッセージだ。

この本には例によって新しい知見やキーワードが随所にある。大事なメッセージの一つは、橘川さんや私たちが含まれる団塊の世代は、近代の負の部分を克服し、新しい理念や新しいサービスを開発するのが、使命だということである。それを大義、社会的モチベーション、オリジナルな方法という言葉で煽動している。

私たちは近代日本成長と没落を知り、現代日本の成長と没落を見ている。経済的衰退と精神的退廃が今の日本の病だ。没落過程に入った日本の根本原因は、日本人としてのアイデンティティの衰微が極めてはっきり見えてきたことにあると私は考えている。

それぞれの人がその解決に貢献しなければならない。この歴史的使命にどうやって貢献するのかという問いにどうこたえるか。「日本人のアタマとココロの革命」を標榜してきた私は、「自分の頭で考えることのできる真・日本人」の育成への貢献をテーマに、やっていこう。


山下 徹

AIで(原理的には)表現され尽くしたというのは、あまりにも身も蓋もないな、と思いましたが、その認識の上で、何を創れるかが問われているのだと理解しました。AIにはない「体験」と「実感」で、人間は勝負していくしかないですね。



橘川幸夫の無料・毎日配信メルマガやってます。https://note.com/metakit/n/n2678a57161c4