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追悼・手塚昭雄さん 若い時に感じていた「死」は、観念的なもので漠然としていた。自分のことを自覚するようになった頃から、死は、常にまとわれつくアブのように時折、頭の周辺を飛び回る。それは、怖いものであったが、甘美な匂いも漂わせていた。 50歳をすぎると、そうしたイメージは消えていき、より具体的な死と向かい合うことが多くなる。信頼し、大好きだった仲間たちや、肉親の死が日々の出来事の中に、次々と発生してくるからである。 僕の場合は、メディアを通して出会った人が多いので、