さようなら、橘川榮一。
父・橘川榮一が11月18日午前5時5分に亡くなりました。93歳です。墨田工業高校を卒業して戦地に行き、戦闘機・屠龍の通信兵でした。戦後は闇市でさまざまなものを販売していた時に、戦地での上官に出会い、その人の紹介で印刷会社・黎明社に入社し、印刷技術を覚え、その後、独立して、小さな印刷会社を経営します。戦後社会の動乱期に、バブルと不況の時代の波に翻弄され、関係した会社は7回倒産しました。最初の倒産は、僕が中学生の時で、やくざが家に押しかけ、僕は押入れに隠れていると、やくざの怒鳴