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三次元動作分析#6(投手の重心移動2)

割引あり

2023年度より、MetaGateのオンラインサロンでは帝京大学スポーツ医科学センターの大川靖晃氏に定期的に記事を配信していただきます。

MetaGateのオンラインサロンはこちらから。

https://metagate2020.com/onlinesalon-entry/

今回は大川靖晃氏の第16回目の記事となります。

ここより、大川靖晃氏の記事になります。

前回に引き続き、重心移動の話をします。

皆さん、投球動作中の重心の移動速度は、最速値で大体どれくらいの速さだと思いますか?


おそらく、そこに興味を持って調べたり、勉強したりしたことがなければ数値のイメージがつきづらいと思います。


正解は、おおよそ

2.85m/s

です。


これは、1秒間に2.85m進む速度ということになります。


これが、速いのか遅いのかという判断は難しいと思いますが、単純に10秒かけて塁間を進む位ということですね。


Driveline Baseballのデータによると、球速が140km/h以上のピッチャーの平均重心移動速度は2.88m/sで、球速が140km/h以下の平均が2.84m/sとなっています。

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