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妄想アメリカ横断R66にて…今日の寝床

「次の寝床までの100mile」

黒いアスファルトに金色の大地、
青空が波打ち太陽が割れる。

「遠い太平洋に背を向けて、
俺はこの道を行く、R66はまっすぐだ。」

生き方がかわると
今までが懐かしい。
懐かしいふるさと、
懐かしい友と囲む食卓は、
淡い追憶だ。

このフラッシュバックを
繰り返していると
割れた太陽が笑うのさ。

デジャブみたいな人生は
次のガソリンスタンドまでにして、
そこのハンバーガーを食いながら
今日の寝床を探す。

波打つ夕空は追い風になった。
今日から冷え込むようだ。
季節が変わると私の心に灯すのは火だ…
その火にかざす手の中に
真実は一つだと知る。

そして哲学の明日のために焚き火をし、
朝日が昇ると再出発すると
Return keyにセットしておいた。

真実の灯火はやはりひとつだけ


次のガソリンスタンドは100mile先だ。


希望は明日の寝床、旅はReturn key次第。

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