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無気力で怠惰で贅沢な今日

中学生時にチャットモンチーのなかでも「ウタタネ」をよく好んで聴いていた。

大きな空よりあなたの方がずっと広い。
ずっと鳥籠の中に私を囲っていて欲しい。

私には大きな空に対する希望と、リスクと不安が入り交じっている。

今まで囲ってくれていた鳥籠は、居場所は、拠り所はきっとこれからもなくならない。から、きっと空に飛んで行けると思っていた。

今は即席的な満足を求めている。
大人になったら誰も怒らないね。
先生に怒られるのが怖くて宿題を真面目に出していた私にとって楽かもしれませんね。
それがきっと自由ってやつですか。
見放されることが自由ですか。
私が私の行いが間違っていたことに気づいて後悔するまで幸せに生活していけますね。

仕事に全力で楽しんでいる人と話すと心の中で嗚咽を漏らすときがある。
未経験の私達からしたら、あなた達は遠すぎて掴めない。
動かないと分からないね、停滞したまま殻に閉じこもって体育座りしていても分からないね。
分からないことは動いてから、傷ついてから考えようか。
今までと同じように。
傷ついたら何でもない話をしようか。
その人が知らないうちに私は彼らに救われています。

花を買った瞬間から、その花が私の所有物になった瞬間から私はボロ雑巾になった私を受け入れられる気がします。
自分の中にある奇抜な色彩の混沌が、どんどんモネの睡蓮みたいに薄くなっていきます。

そういえば小学校の時に雑巾を搾った汚水を飲んだ男の子がいたのを思い出しました。

この時代は生きづらいって言ってた人がいました。
私より1年しか長く生きてないくせにあなたは生きやすい世の中を今まで生きたことがあったんですか、と今なら聞いてみたい。そうだとしたらあなたはさぞかし幸せ者ですね。





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