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住めば都

note、アイドリング中で、書き癖をつけるため、適当な事を書いてるだけです(苦笑)。

私は、大阪出身です。学生まで大阪、その後仕事で名古屋、東京での生活を経験しました。

学生の時は、東京に憧れていました。一方で、田舎暮らしにも憧れていました。

東京に憧れていた理由は、単にTVとかで露出が多いので、憧れていた感じがします。

田舎暮らしへの憧れは、母親の実家が田舎でした。
夏休みになると、母親が帰省。一緒に1か月ほど田舎暮らし。
徒歩5分で海があって、徒歩5分で山がある。

子供だったから、勉強をあまりしなくていいのんびりとした環境と、セミやカブトムシ、クワガタなど、大自然ならではの環境。
その思い出もあるからでしょう。

サラリーマンになって、初めての親元を離れた暮らし。
名古屋での暮らしは、初めてのひとり暮らしでした。

名古屋自体に、特に期待も、失望もなくひとり暮らしを始められました。

というのも、私は学生時代、長期休暇はサイクリングなど、旅行をしまくり。

今では流行りのグランピングとは違い、どっちかと言うと野宿、
自然が怖くなったら、たまにグランピングを飽きるほど経験。

飯盒でご飯を炊き、缶詰やカレーを自炊ってことを、バキバキにやってたので、
名古屋での生活は、旅の延長くらいにしか感じられませんでした。

名古屋は、閉鎖的だと名古屋の人も言ってたし、大阪よりは田舎なので、大変だと言われていました。

でも、住んでみれば、名古屋は車があれば、非常に住みやすい場所でした。

そして、東京。

東京には、学生時代に長渕の「とんぼ」の歌詞まではいかないまでも、かなり憧れた場所。

しかし、実際に行く(会社での転勤)段階になると、めちゃめちゃ嫌でした。

理由は、単純に人も車も多すぎる。あとは、先に転勤していった人たちの声。

実際、行って見ると、最初は通勤ラッシュで電車に乗る人たちが、無機質で感じが悪く、嫌だった。

しかし、東京に慣れてくると、だいたいそういう人間は、田舎から出てきた人間だったりで、あえて知らない人と距離を取ってるんだなと認識。

実際の東京の人は、優しかった。

私は東京駅まで15分以内に住んでいた。
どこに行くのにも便利で、不便なことは何ひとつありませんでした。

嫌だった東京生活も次第に慣れ、気づけば、学生時代に憧れを持った感情とは別の好きという感情になっていた。

2年前、大阪に戻った。今は、大阪が好きだ。

今は、母親が年老いて、もう他の地で暮らすという事は選択肢にない。

実は、学生時代、私は大阪が好きではなかった。好きではないっていうのは、嫌いではない、と言う意味で、複雑な感情。

たぶん、親に強いられた生活をしていた場所と紐づいている大阪が好きではなかったのだと思う。

故郷は、遠くにありて想うもの、的感覚で、名古屋や東京では、大阪の事が好きになった。

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