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2010年10月

私はアールリバーサルという一風変わったボクサーパンツのブランドを2010年10月から企画販売しています。メッシュウィングというブランドも。

特長は、「構造」。
ひとことでボカシて言うと、「上昇嗜好」のボクサーパンツです。。。

2010年当時、メンズのボクサーパンツ市場は、昔からある大手の下着メーカー以外は、ほぼ数社。TOOTさんやSIDOさん、BETONESさんあたりは記憶にあります。

ただ、構造に踏み込んだボクサーパンツは当時の日本メーカーにはありませんでした(私の調べた範囲では・・・相当調べましたけど)。

構造に踏み込むきっかけは、子供の頃からの疑問。女性用の下着は、上も下も種類がたくさんあるのに、男性用の下着は、なんでこんなに種類が少ないのか。特に下は男性の方が「つくり」が複雑なのに。。。みたいには思っていました。

それに、スポーツや、汗かいたりするたびに、ずっと下着に不満を持ってきました。そのようなことが動機。

最初は、海外にあるだろうから輸入しようくらいに思っていました。

が、海外を探せど探せど見つかりません。イタリア人の友人やアメリカ人の友人に聞いたところで、理想のものは見つかりませんでした。

ネットも駆使しました。当時は、グーグルがまだ国指定や言語指定できたので、海外のネットサーフィンをする上では今より使いやすい状況でした。だから、いくつかは変わり種を海外から取り寄せてみたものの、イマイチいや、全然ダメで。

また、サラリーマン時代は、コンビニの本部に勤めていました。マーケティングや商品開発の仕事をしていたので、売れるモノのつくり方は、理解している「つもり」でした。

だったら、自分で作ってやろうと。。。

コンビニは、実店舗があって、ものづくりやCMなど、あらゆることに予算も与えられている贅沢な環境。取引先も選べるのが当たり前。

実際、独立して、何も実績のない得体のしれない状態から、売れるモノをつくるのは、今考えると無謀で。コネクションもなかったので、工場に一軒、一軒電話し、作ってもらえるところを探して。そんな始まりでした。それは2009年だったと思います。

2020年10月。
最初に発売したボクサーパンツの販売から10年が経ちました。楽しいことや辛いこと、色んなことがありました。

もう一回、同じ状況でやるかと言われると、、、

やると思います。

10年って言うと、やはりすごく長いです。やめようかなくらいの事は何回かありました。ただ、やめなかった理由は、お客様がいて、応援してくださる方もいて、なによりボクサーパンツが好きだから。シンプルに言うと、そんな感じです。

いまだに、理想のボクサーパンツを求め、アホみたいにエッジの効いたさまざまな開発を続けています。

今後、10年前の当時の事を思い出しながら、製品だったり、考え方だったり、少しづつボチボチ書き記していきたいと思います。

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