オナニーが地球を救う? [エジンバラコメディー日誌23]
今日のコメディーショウにレビュアーが来るというので、(あまり有名なマガジンではないと思うが)、朝から昨日のショウのビデオを見返して、ネタの練習をした。
これまで基本は、東京というグローバルなコメディーシーンから隔離されたスタンダップコメディー界の出島で自作自演のコメディーショウをやってきた。
だからお客さんのレビューしか貰ったことがなかったので、プロのレビューアーに評価をしてもらった経験がなかったので、楽しみでもある。
どちらにしろ、そんなに有名なレビューサイトではないっぽいので、悪いレビューが入っても、特に影響はないので、(逆にいうと良いレビューが入っても特に影響がないといえるが…)
人生初のレビュアーが来るショウを楽しもうと心に決めていたが、やはり、緊張があり、昼過ぎに、若干、腹をくだしてしまった。
今日はエジンバラで知り合った、フライヤー配りのリッツさんに1時間のフライヤー配りを頼んだ。
彼女はフライヤー配りの達人であり、僕が歩いてるところ、彼女から他のコメディアンのショウの案内で話しかけられたのだ。
他のフライヤー配りとは異なり、宣伝感限りなく0に近い感じで、気さくに話しかけて、相手との距離をちぢめてからショウの宣伝をする戦法は、エジンバラ随一であると言える。
そんな彼女と彼女の彼氏が日本好きということで、友達になり、一緒に飲みに行ったのだ。
今年はフライヤー配りは自分でやろうと思っていたが、この緊急事態を前に、彼女にフライヤー配りを頼んだのだ。
1時間20ポンドなので、日本円で4000円である。(円の弱者ぶりを痛感させられる…)
彼女に急遽、フライヤー配りをお願いし、どうにかカラオケルームを満席にして、すこしでも盛り上がり、笑いがおこる環境を作り、良いレビューがもらえるよう最大限努めた。
そして、予想通り彼女の集客力は絶大で、ショウは満席になったのだ!😆
個人的にもこれまでのエジンバラフリンジの中で、最高のパフォーマンスができた。ただ、レビューアーの人は、僕がショウの終盤のジョークで、
日本は世界で一番エコな国だ!
我々は気がついたのだ。
地球温暖化を進めてるのは、二酸化炭素じゃない!
人間なのだ!
だから我々Japaneseは人間の排出をやめたのだ!
そうだ!オナニーが地球を救うのだ!
(その前に日本人はポルノの見すぎというネタをやってる)
というパンチランを言ったとき、すごい勢いでメモを取り出したのだ。
特に最後の、オナニーが地球を救うと言った時に、、、
一体何をメモしていたのか、非常に気になる。
ショウの後は、出し切った感で、放心状態になり、しばらく汚い控室に座り込んだ。
そして、ホテルというか…大学の寮の部屋に戻り、なぜかジブリが見たくなり、もののけ姫とナウシカを10年ぶりに観てしまった。(海外のネットフリックスはジブリ見放題なのである!)
もののけ姫とナウシカを選んだということは…
「オナニーが地球を救う」というネタへの、レビュアーの反応から、本能的に地球の環境問題について考えたくなったのかもしれない、、、
残りあと2日、頑張りたいと思う!