僕は躁鬱なのか? [エジンバラコメディー日誌19]
エジンバラフリンジ19日目
今日もお客さんが12人と少なかった。(やはり平日はフライヤーを配らないと満席にするのは難しいのかも…)
今日もお客さんは女性のお客さんが多くて、ノリがコメディーショウという感じではなく、非常に難しいオーディエンスであったが、1時間どうにかやり切ることができた。
20代の息子と来た60代のお父さんが、終始不機嫌そうな顔をしていたので、それが小さなカラオケルームの雰囲気をダークに包み込んでおり、そのダークな雰囲気を取り除くのは非常に困難であった。
何度かそのお父さんに話しかけて、彼の笑顔を引き出そうとしたが、彼が笑顔を見せたのは、1時間のうち3回程度。
それ以外は、ムスッとしていた。
自分の実力不足で申し訳ないが、、、
コメディーショウにくるタイプの方ではなかったので、彼は笑いの神様から送り込まれた刺客だと思い、どうにか彼にも楽しんでもらおうと頑張ったが、結果は惨敗である。
まだまだ修行が足りない。
そして、このイマイチなコメディーショウの後、久々にネガティブ達に心が襲撃されたのだ。
(エジンバラの初日でお客さんが4人でしかも、2人が途中退出するという地獄の後以来の巨大なネガティブに襲われたのである)
このまま、僕は一生、貧しい、パッとしないコメディアンで、数人の前で自己満のためにコメディーをやって生きていくのか?
楽しみにしていたエジンバラフリンジは、楽しいというよりは、いろいろな壁にぶち当たり、コメディアンとして生きていくことの厳しさを改めて痛感させらる結果となっている。
東京に戻ったら、また…あの数人の前でコメディーショウをやる日々に戻るのか….
はーなんか辛いな。(エジンバラでもお客さんの人数少ないし….)
そして、そういう時に限って、インスタのタイムラインでは、活躍している友達の投稿が流れてきたり、Lineのグループで学生時代の仲間に子供が生まれたとか通知がきて、35歳の現実を突きつけられるのだ(あっ来月36歳か…笑)
こういう時は寝るしかないのである。
感情は天気と同じであると僕は思っている。雨が降ってきたら、傘をさして雨が止むまで耐えるしかない。嵐がきたら、家にこもって嵐が過ぎるのを待つしかない。
僕の感情は、天気と同じなのだ。
日本人が四季を楽しむように、心の四季を感じて楽しむしかない。
嵐がきた時は、布団に潜り込んで眠りについて、そのネガティブの嵐が通り過ぎるのを待つしかないのである。
心理士の友達に「僕の感情は四季と同じで、移り変わりが激しいから、
僕は心の春夏秋冬を楽しむようにしている」と話したら、
「それはただの躁鬱だね」と言われたのを思い出した。笑
そして、10時間くらい眠って翌朝になると、
台風一過で、カラっと晴れた天気と同様に、僕も元気を取り戻したのである。
そして今、このブログを書いており、「今日も一日頑張るぞー」と思っている。
間違いなく、僕は躁鬱である。
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