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「編み物やってみたい」と思ってる人へ

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習いに行かなくてもできますよ〜!

と私は言いたい。
というのも、私が数年前から編み物を独学ではじめたからです。
編み物って難しそう…と思いがちですよね。私もそうでした。

やってみたいな〜、という思いつきだけでテキストと道具、毛糸を買ったはいいが、果たしてできるのか?
実際、初年度は挫折しました(笑)
材料たちを1年寝かしました……無駄に。

翌年ちょっとしたきっかけでぐいぐい編み出すのですが、それから気がつけば今年で6年たってました。
独学ゆえに、あらゆる編み物本や動画を「先生」にして小物から始め、最近はセーターやカーディガンも編んでいます。
そう。編み針すら触ったことなくても、どうにかできるようになるんです。

冬に自作のニットを着て出かけ「手編みですよ」というと「こんなのできるの?」とか「私もやってみたいんですけど、難しいですよね」という反応をよくされるので「そんなことない、独学でも編めまっせ!」ってことで、自分が始めた時のことなどを少しまとめてみます。

編み物の始め方

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1)自分が欲しいもの、作りたいものを探す
2)道具と材料を買う
3)簡単な作品で、編み筋トレをする

書き出してみると「それぐらいわかるわ」って感じですが、一人で始めることって、ちょっとつまづくともう2度とやらないので、説明させてください…。

まずは(1)自分が欲しいと思える、ステキ作品&作家さんを探します。
初心者はつまづきが多く、時間も根気も必要になるので、完成する作品に魅力が少ないと挫折しがちになります。マジで。
彼氏やら家族やら「誰かのために編みたい」という人もいるかもしれませんが、ビギナーの失敗確率は未知数。手始めは"自分のため"のものを探す方がベターです。

で、本屋で「手芸コーナー」に行ったら編み本がいっぱい並んでます。
すげーあるの。本当に。
でもね。
びっくりするようなデザインが多くて結構やる気が削がれます。申し訳ないのですが「…これは着れません」てやつが8割。しかも編む難易度がわからないから、どれを選んでいいかもわからないし。「やっぱやめようかな」と私も心が折れそうになりました。
が、途方にくれていたところに「!これはいけるかも!」という表紙が。

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超スーパー人気ニットデザイナー・三國万里子さんのものでした。
明らかにほかの "もっさり感100%"とはデザインが違う。主張しないわけじゃないのに、出しゃばらない空気。&自分が持っている服にも合わせやすそう。このカーディガンなら欲しいな、と思い早速購入して帰宅しました。

正直、作品の難易度は中級レベル。初心者には結構ハードルが高い作品で、このことが「初年度挫折」の原因となりました。材料も道具もあるのに、作り方や書いてあることが全くわからない。でも、なんとか作りたいよ〜〜という気持ちがずっとあって、翌年再開できたのも「これが欲しい」という動機があったからだなと思います。なかったら、とっくにやめてたと思う。本当。

それと、あとから気づいたんですが、編み物本のほとんどが外国人モデルがきてるものが多く、作品本体だけを冷静に見てみると「????」てのが多い。三國さんの作品にはあんまりそれがなかった。

雰囲気に騙されないようにしないと後で「…なぜ私はこれを作っているのだろう…?」ということになりますからね。モデルさんの顔を手で伏せて作品だけじっと見るのがオススメです(笑)

ともかく、自分の好みに合ったものを探すことが近道。ゴールが決まらないと路頭に迷います。世の中にはあらゆる作家さんのあらゆる本があるので、
いろいろ見るのも楽しめます。

で、これ作ろー、と決まったら、次は(2)必要な道具、毛糸を買いに行きます。それについてはまた次回。

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