豊かさに求められる進化
「なにがニーズか」
そんな風にはじまる世界がある。
さしずめ 事業がそうである。
でも、ニーズなんて
そんなに甘いものではない。
予想したものがそのとおりなら、売れる。
いっぽう的すぎれば、押し売り。
精々「これ どんなでしょうか?」である。
分かったつもりは禁物。
消費者のこころは単純ではない。
第一
需要は、購買力の裏づけなしに成立しない。
ニーズどころではない。
まずは空腹を満たしてくれる食事がしたい。
若いときなら、丼山盛りの定食が嬉しいのだ。
売れるならそれでいいわけで、理屈ではない。
ただし、競合にはまり、負け組ときまったら
ニーズなんか、即刻、針路変更すべし。
イデア(窮極のソフト)は、理性と豊かさを求める。
成果を得ない針路からは、アイデアは生まれない。
大切なのは、進化しかない。