経営幻想曲 まえがき
⑴ スタートラインにある約束事
経営にはマクロ行動が必要で、本来の経営構図は、
無論のこと社会的であり、だからこそ「好利益と好賃金」を創出する。
それが企業のスタートライン・約束事であることは、いうまでもない。
⑵ 全体の足を引っ張る悪しき現象
じつは、そのためには
業界での企業どうしは、競争原理を加熱させてはならないのである。
冷静に考えてみれば、競争原理は、折角の投入努力にたいして
無駄な努力と負け組を掃き出してしまう。
その現象は、実体経済全体の足を引っ張ってしまうのである。
⑶ トリクルダウンはあって当たり前
失われた30年。その時間が、気づく期間であればよかった。
働く人の仕事力を、誤った使い方で無駄づかいしてきたのだ。
働けど働けど…、低賃金のまま。それは国家にとっても大損失だ。
そんな悪循環にあっては、優越的地位の濫用とて起こりがち。
トリクルダウンはあって当たり前なのに、見えるのは虚像のみ。
⑷ 日本よ。変わってほしいのだ
企業力は「競争力×協調力」の自転車のチェーン理論で成り立つ。
組織は、互いが能力を駆使するから、それが総合力となる。
ただし、ムダな競争は折角の総合力をムダにしてしまう。
互いを生かし、日本が変わる企業経営に挑んでほしい。
それには、馴れない思考・考えが必要で、革命が求められる。
つづく
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