log:010 毒と配信の話

久しぶりの更新で毒の話ってなんだよって感じですが、近状報告も兼ねて毒の話をしようと思います。ポイズン
spotifyって反町隆史も聴けるんですね。spotify最高!

告知が無くなった日

 まあ、もう騒がれ始めて久しいのでそれについての詳細は省くんですが、世界に蔓延る例のアレのせいで皆さん公私ともにえらい事になっていると思います。
 かくいう自分もそうで、仕事に関しては直撃という事はないんですがそれでも法人顧客への影響があったりで無関係ではいられない感じです。
また、仕事がなくなった、テナント家賃が払えないかもしれないという友人知人からの話も聞こえるようなっています。
 状況が状況ですので出演予定だったパーティも軒並み中止・延期になってしまいました。それに関してはしょうがないなと思います。
実際「今週末、パーティやるので出ませんか」と言われても「出ます!」と即答出来る自信が正直無いなというのもあります。
 かといって仮にパーティやってる人がいたとして「このご時世になんて事やってるんだ」と言うのは簡単ですが「営業しないと経済的に死ぬ」という状況の人たちがいる事も分かるので、ただただ各々自分の判断でなんとかやっていきましょうねと思う事しかできないなと日々を過ごしております。​

オーバードーズを経て

 オーバードーズ?オーバードース?どっちが発音的に近いかは分かんないですけど、wikipediaではオーバードースって記述されてますね。ロキノンはオーバードーズって書いてた気がする。だから何だって感じですけど。

オーバードース(英語: drug overdose)とは、身体あるいは精神にとって、急性の有害な作用が生じるほどの量によって、薬物が使用されることである

 主に薬物を摂取した場合に使われる言葉ですけど、まあ情報でも同じことが言えますよね。ここ1か月くらいは「みんな怒ってるしSNS見るのしんどいな~(でも習慣になってるので結局見てしまう)」を経て「なんか、何言っても誰かと仲たがいしそうだな」と勝手に思い込み、(自分にしては)ツイート数がめっちゃ減りました。
 ちょうど仕事方面で忙しかったのもあるので、「SNSもそうだけどDJ方面で今後どれだけ時間割けるかも分からないし、これはこれでちょうどいい機会かもな…」と急に悟りモードに。嘘。ほんとはめっちゃDJやりたかったしパーティ行きたかったけど無理やり自分を納得させようとしてただけ。
 とりあえず出来ることを…という事でお世話になってるクラブ・ライブハウスにクラウドファンディングで支援したりしつつも、やはりモヤモヤしつつ家に居ました。


告知をする機会を貰った

そんな中、「配信パーティがアツい」という話題を目にするように。

 この辺の流れに関してはMOGRAの山田さんが応えているインタビュー記事にほぼ全て纏まってるんじゃないかと思うので貼らせて頂きます。
「凄いな!」と思うと同時に自分にとっては遠い世界の話のように捉えていました。何故なら配信に対する姿勢がustreamでコールドスリープしていたので。
「多分自分には縁がない話だねえ」などと謎の上から目線で捉えていたんですが、DJ Shimamuraさんより「配信パーティ興味ない?俺やってるやつに出てよ」というお誘いにしっかり乗ってしまいました。
人間はオファーの前には余りにも無力。

画像1

FAR-EAST TAKE OVERはアーカイブもあるので是非いろんな方のDJをお楽しみください。
あと一回目に配信された石君ことMC STONEの伝説の自宅LIVEもおすすめです。

ニャンチャンがかわいい

配信してみて分かったこと

「分かったこと」なんて書いてますが実際何もわかってません。とりあえず音が出てよかった。正しくは思ったことかな?

・配信するだけなら機材とオーディオインターフェースがあれば何とかなる
 僕はCDJ+DJミキサーからの出力をオーディオインターフェースでPCに…という形だったのでシンプルに音が出せました。家にあったのがUA-1EXっていうマジで化石みたいなのやつなので、当たり前のようにドライバがwindows10非対応ですが何とかなりました。設定とか凝ったらキリないですが、たぶんDJ機材の音の流れが分かれば配信もすぐ分かると思います。

・凝り性の人にはあってそう
「世の娯楽、だいたいそうだろ」と言われたら返す言葉がないんですが、自分で配信画面をカスタマイズ出来るのがいいですね。
複数画面配信できたり、コメントを画面に流せたり、ドネーションボタンを設置出来たり…。
 僕の場合、そもそもwebカメラ持ってなくてノートPCのインカメをDJブース側に映して…という原始人スタイルでやっているのですが、このままだと異様に低いDJブースと実家のカーテンが全世界に配信されるだけなんでwebカメラとスタンド買おうかなあと考え中です。あと新しいオーディオインターフェースとマイクと。すごい、経済回ってきてる。

・曲に対する反応が現場と違う
 これもよくよく考えたら当たり前なんですが、曲に対する反応も違います。パーティでずーっと携帯みてたら「あんま楽しんでないのかな」って思われる可能性が無きにしも非ずですが、配信だとそれがないのが新鮮ですね。いやパーティで携帯見ててもなんも悪くないんですけどね。
 パーティではDJが確認できるリアクションって「踊る」「大きな声を出す」等になるんですがそこが文字ベースになるので「これ知らないけどいい曲~」等の今まで現場では見えてこなかったリアクションが確認出来たのが新鮮でした。
 また、逆に配信者側が曲名やその曲に纏わるURLをコメントできたり出来るので、相互コミュニケーションがより具体的に出来るなという感じです。選曲にも影響してきそうですね。

・久々な人とも音楽に関する会話ができる
 DJやってるとありがちなんですが、仕事・結婚等でパーティには行けずでそのまま疎遠になってしまう人って結構居てまして、別に仲が悪くなってしまったとかじゃないんですけど会話するきっかけがない人とも緩やかなコミュニケーションをとる事が出来て楽しかったです。
 緩やかなコミュニケーションの楽しさは現場でも配信でも個人的にはそん色ないレベルで楽しいなと思いました。
 逆にいろんな都合で現場では中々DJ出来ない人が配信側に回れるという面もありそうですね。機材があれば何でもできる。

これからの事

 今後に関しては緊急事態宣言がどうなるかって感じなんですけど、今後ダンスミュージックの楽しみ方がどう変化していくか、出来る限り追いかけていきたいし、自分もそこに関われたらなと思った数週間でした。
 これから死ぬ人みたいな締めになっちゃいましたけど、生きてます。皆さん各自生き残っていきましょう。




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