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【取材後記】スタディストさんに「納得度の高いエンジニアの採用プロセス」についてお伺いしました。

みなさま、こんにちは!SELECK編集部の吉井(@meru_y1996)です。

いよいよ年末が近づいてまいりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

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私は、年末に実家に帰省することが多いのですがコロナ事情を踏まえ今年は帰省しない可能性が高く…。(予定がぽっかり空いて寂しい。)

ただ、私が小5の時から人生を共にしてきた愛犬が「変性性骨髄症(DM)」を発症。この1年でだいぶ悪化して、急に歩けなくなってしまったので、愛犬の暇つぶし相手に新しい子犬を迎える話もあり。可能であれば新しい家族にも会いにタイミングをみて帰省したいところです。

さて、今回取材させていただいたのは、マニュアル作成・共有ツール「Teachme Biz」を開発・提供している株式会社スタディストさん。

今回のテーマはスタディストさんのエンジニア組織における「入社後の納得感が高まる組織づくり」です。

”入社後の納得感の高い組織”と聞くと、オンボーディングやマネジメント方法などを改善したのかな? と思われるかもしれませんが、スタディストさんの事例は「採用の段階からオンボーディングまで一貫して『個人のWillと会社のMust』をすり合わせることで入社後の納得度を高めている」のが特徴。

国内では「人材の流動化」、つまり転職に対する考えが多様化している中で「採用難」に頭を抱えている企業様も多いのではないでしょうか。そうした状況下で、やはり採用において「お互いが納得した状態で入社してもらえるかどうか」は重視したいところですよね。

今回のスタディストさんの事例は、採用におけるマッチングにお悩みを抱える人事・経営者の方々にとって参考になると思います。ぜひ、記事本編はこちらからご覧ください!

1.取材の背景

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今回の取材は、インタビュイーの田部井さんから、弊社が公開しているウィッシュリスト「入社前〜退職後までのEXを設計し、組織力を高めたベストプラクティス」「採用広報を戦略的に行い、採用を成功に導いたベストプラクティス」のテーマでお問い合わせいただいたのがきっかけ。

ヒアリングさせていただくと、「個人のWillと会社のMustをすり合わせる」という軸で一貫させて、採用からオンボーディングまで改善されたとのこと。

その結果、2016年には11名だった開発部も、現在は40名まで増加したものの、離職率はなんと5%以下に抑えることができているそう…!!(すごい!)

近年、「個人のWill」を尊重した事例は徐々に増えているような気がしますね。以前、freeeさんでも、個人の2、3年後のありたい姿を掲げる「グロースビジョン」を策定し、中長期的な目線で業務と向き合える状態を実現した事例をご紹介させていただきました。

組織状態を健全に保つために一定の”新陳代謝”が必要だという認識のもと、(特にベンチャー界隈においては)個人がステップアップするための「退職」は必ずしもネガティブではない、というイメージが強いような気がします。

今回のスタディストさんの事例でも、入社前後における「個人のWillと会社のMustのすり合わせ」を要視することで、お互いがwin-winになるような関係づくりが実現され、とても理想的な採用プロセスが設計されているといえるのではないでしょうか。実際に、どのようにすり合わせが行われているのか? は、記事本編にてご覧くださいませ!

2.とにかく施策の数がすごい。おすすめブログ記事をご紹介

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記事本編の中でもご紹介した開発ブログについて。

「担当メンバーに限らず、全社で発信する」体制をつくる企業さんも徐々に増えて来ていますが、「誰が編集する?」「コンテンツの方向性はどうする?」などの課題を考えると体制づくりだけでも大変ですよね。さらに、それを継続させるとしたら尚更。

とはいえ、スタディストさんの事例でも、開発ブログ→採用ページという導線で応募される方も多いとのことで、メンバー各人が「主語」となってカルチャーやナレッジを発信することは、ダイレクトリクルーティングに有効だといえます。

さらに、継続的な発信は採用に効果的なだけではなく、「自社のファンを増やす」ことにも繋がるため、積極的に実施したい施策の一つでもありますよね。

そこで、今回は事前ヒアリング時にネタとしていただいていた「開発ブログの更新体制」について少しご紹介。

スタディストさんでも、記事の公開前は必ず「レビュー」を行っているとのこと。しかし、Googleドキュメントのコメントなどでレビューを行っていては、「なぜそのような修正が行われたのか?」の背景が伝わりづらく、レビュイーのスキルが上達しないという課題があったため、現在は「ペアレビュー」の形をとっているそうです。

上記の背景もあり、ペアレビューの際には

・コミュニケーションを行う際は、上位の設計方針から伝える
・意見がある際は、背景も合わせて伝える

ことが重要なのだそう。

では、どのような流れでペアレビューを行っているかというと、

①文章作成の基本レクチャー
②レビュイーとの文章読み合わせ
③レビューしつつ、修正背景を伝える

が、主な流れなのだそう。

こうした「ペアレビュー」でリアルタイムに修正背景を伝えてもらえると、こちらとしては「なぜ?」がすぐ解消されるし、レビュアーとしても「修正意図などを文章にする手間がなくなる」というメリットがありますね。

実際のブログ記事では、③のレビュー時にどのような観点でレビューを行っているかの具体例が記載されているので、文章をかく身としてはとても参考になりました(笑)。

「情報発信を強化したいけど、正式な編集者がいない!」という組織では、こうした体制を整えることで、メンバーの執筆スキルを底上げすることが期待できると思うので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

▼「ペアレビュー」についてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

▼こちらの記事では、「コンテンツを持っている人と、執筆が得意な人が別だが、そのコンテンツを発信したい需要がある」場合におすすめな「ペアブロギング」について詳しい方法が記載されています。こちらの記事も、執筆レビューの参考になると思います。

▼また、開発ブログのコンテンツの内容だけではなく、採用につなげるために、どのような観点でブログの導線を改善したのか? についても田部井さんのnoteで紹介されています。こちらもご興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

ちなみに、私が個人的にとても興味深かったブログ記事はこちら。

ヒアリングの際にも少しだけお話いただいたのですが、個人的に一番興味深かったのは17番の「パワポカラオケ」。ネーミングからして内容がとても気になりますよね。具体的に、どんなものかというと…

SRE グループで毎週金曜日に開催している、社内外に公開されている他人のプレゼン資料を発表しあう会
実際にプレゼンを行うことで、プレゼンスライドの内容理解を深めています。
(※ブログ記事より引用)

SELECKの取材のネタ探しでもたまに目を通している「speakerdeck」というサイトでも、興味深いスライドがたくさん投稿されていますが、こうしたものを事前に見つけて発表し合うのでしょうか。

普段、自分が資料を作成している際にはおそらく「自分が理解している範囲の中で整理を行っている(=確証バイアスがかかっている)」はずなので、他人の思考をトレースして、自分が理解できていない部分がわかるだけでも有意義な学習手段になりそうです。私も、今後の学習方法として取り入れてみたい…!

3.最後に

今回、田部井さん、北野さんには「こんなにまとめてもらった資料、みたことない…!」というくらいまで、本当にご丁寧に取材ネタをご提案いただきました。

▼ご提案いただいた際の資料の一部。なんとGoogleドキュメント4ページ分…!こんなにご丁寧に書いていただけると、素直にとても嬉しいですね…

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(※取材依頼につきましては、取材基準に関するnoteや編集部が取材したいテーマを集約した「ウィッシュリスト」を公開しております。ご検討いただいている方は、ぜひご参考いただけますと幸いです。)

今回は「個人のWillと会社のMustをすり合わせる組織づくり」について取材させていただきましたが、先ほどご紹介した「ペアレビュー」など、他にも様々な施策を実行されており、まさに「スタディスト(=学習する組織)」という名前の通り、課題を発見しては施策を実行し、PDCAを回し続ける、そんな姿勢がカルチャーとして根付いているのだなあと、お話をお伺いしながら感じておりました。

学習方法は、検索すれば様々なものが出てきますが、こうした取り組みもカルチャーに則っているからこそ継続できるものですよね。「万能薬」は世の中に存在するはずがないので、カルチャーにフィットする施策かどうか? というのは何事においても意識すべきポイントだなあと、改めて感じました。

最後になりますが、取材させていただきました田部井さん、北野さん、本当にありがとうございました!☺️

是非、記事本編もご覧くださいませ。

今年も残りあと数日!みなさんの2021年の抱負はなんですか?

私は「周囲への感謝を忘れず、行雲流水の如くゆるーく生きる」です(笑)。

では、また来年お会いしましょう!

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1996/24歳/福井県→横国人文/心は北海道浜中町育ち。浜中愛は誰にも負けないので、旅行プランはお任せください。現在は、RELATIONS株式会社にてSELECKの記事執筆・SNSの運用、Wistantのマーケティング、コミュニティの運営などを担当しています。