【ついに最終回!】申込み累計1300突破!「組織とHRBPの回顧録 #1」
組織変革の「時」に迫る、ドキュメンタリー形式のトークイベント「THE TRANSITION」。
昨日「評価制度」をテーマにした第3回目を開催し、ご登壇いただいたフィードフォース社の岡田様、グッドパッチ社の小山様には自社の評価制度について詳しくお話いただき、満足度の高い回として終えることができました!
ご参加いただいた皆様も、本当にありがとうございました!mm
講演中には、多くの方からチャット欄にてご質問を頂戴しておりますが、時間内にお答えすることができなかったものはWistantのブログにて回答させていただいております。
▼第1回「1on1 # 01」でお答えできなかった質問はこちらの記事にて!
そして、いよいよ次回がシリーズ1の最終章となりました。テーマは「HRBP」です!
経営と人事、人事と現場をつなぐ、事業に資する戦略人事「HRBP(HRビジネスパートナー)」。
近年、国内でも「HRBP」を導入する企業が増えている一方で、
「HRBPってどんな仕事?」
「結局、HRBPって何してるの?」
「HRBPがいることで、組織にどんな変化が起きるの?」
といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、他社に先駆けてHRBPモデルを取り入れた、GEヘルスケア・ジャパン社とディー・エヌ・エー社から2名のHRBPをゲストにお迎えし、パネルディスカッション形式で「組織変革におけるHRBP」について深掘ります。
▶︎こんな方におすすめ
・自社にHRBPの導入を考えている、経営層・人事の方々
・HRBPの導入を通じて、組織全体を見直したいと考えている経営者の方々
・高い視座で物事を捉え、事業に資する人事を全うしたい人事の方々
▼イベントのお申し込みはこちらから
▶︎【基礎編】HRBPとは?
HRBPとは、一言でいうと「企業経営や事業に対して価値貢献する、HR領域のビジネスパートナー」を意味します。国内では、「戦略人事」と言われることもあります。
HRBPは元々米国で生まれた考えですが、近年、サントリーや日立製作所、ヤフーといった日本の大手企業でも導入され始めています。
元来、人事は「採用・人員配置・労務」など「組織や個人に焦点を当てた業務」を中心とした役割を担ってきました。
しかし、時代の変化がこれまで以上に加速する「VUCAワールド(※)」では、過去の成功体験を前提にしたビジネスモデルは通用せず、むしろ弊害になる可能性も高くなってきます。
さらに、少子高齢化が進行し、国内市場も縮小し続け、雇用形態も多様化している国内では企業自体のアンラーニングの必要性が高まり、人事部門も例外ではなくなってきている、ということです。
※Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字をとり、不安定で不確実、複雑な時代を表現する言葉
さらに団塊世代やバブル世代、ミレニアル世代など様々な世代が入り混じり、キャリアも多様化する現代では、人材を「適材適所」ではなく「適所適材」に配置していく重要性が高まります。
「人ありき」で考える「適材適所」は、場合によっては”必要のない”業務を発生させてしまう可能性があります。
対し、「適所適材」は経営層が事業上のゴールを設定するところから始め、戦略実現に必要な役割を設計し、「業務ありき」で人を配置していくという考え方です。
つまり、「適所適材」の考え方では戦略に人材を合わせていく必要があり、人事も戦略に則って「経営や事業に対して価値を発揮していくこと」が求められるようになった、ということです。
▼より詳しくHRBPについて知りたい方は、こちらの記事もご覧ください
▶︎今回のゲスト2名をご紹介!
GEヘルスケア・ジャパン株式会社
執行役員 人事本部長
桜庭 理奈(さくらば りな)
外資系金融企業での営業・企画推進を経て、人事にキャリアチェンジ。複数の外資系企業において、多国籍な職場環境での戦略的な人事を担当。2016年、アジアパシフィック地域統括のHRBPとして、外資系医療メーカーのGEヘルスケア ・ジャパン株式会社へ入社。2017 年より同社日本法人の人事本部長、2019年より執行役員として現職。また、2019年6月より組織開発コンサルティング活動をパラレルで開始し、2020年5月、CHROのシェアドリソースサービスを提供する、35CoCreation合同会社として法人化。代表を務める。
GEヘルスケアジャパンでは、2016年より「HRBPモデル」を導入。今回ご登壇いただく桜庭さんも2016年に同社のHRBPとして入社し、現在事業部長を務めてらっしゃいます。
桜庭さんは「HRBPの役割」は大きく3つあるといいます。
1. 経営課題や事業戦略を理解した上で、それを解決するための組織戦略を立てること
2.その組織変革を促すためにチェンジ・エージェントであること
3. 社員の声を経営に届けること
桜庭さんは、HRBPはリーダーのパートナー役として「弱み」を見せられるようサポートすることができる存在だと話します。そして、サポート役がいることによってリーダーは、「ひとりの人としてありのままでいる」ことができ、「攻め」の姿勢を維持し続けられるのだそう。
リーダーがHRBPに「自分のこの決断は正しいのか」を相談できるようになれば、サービスとしてのクオリティも担保することに繋がるとしています。
しかし、「HRBP」という言葉の定義も曖昧なゆえに、HRBPに就いている人はいろんな生き方や在り方を吸収した上で自分のスタイルを確立していくべきだと桜庭さんはおっしゃいます。
そして、色々な人のやり方、生き方、在り方を吸収してもらった上で、HRBPが進化している過程を楽しみながら、自分のスタイルを確立していけばいいんですよ。
人事という仕事は、「あるがままの自分」「魅力ある自分」「ユニークな自分」「完璧ではない自分」を出せば出すほど、それが強みとして武器になっていく「セクシーな」キャリアだと思うんです。
上記を踏まえて、当日は「どのようにHRBPを導入するべきか」「HRBPとしてあるべき心得」「導入してから現在に至るまで、どのような変化があったか?」について、詳しくお伺いできると思います。
▼過去、SELECKで桜庭さんに取材させていただいた時の記事はこちら
株式会社ディー・エヌ・エー
執行役員 ヒューマンリソース本部 本部長
菅原 啓太(すがわら けいた)
IT系ベンチャー企業での勤務を経て、2009年にエンジニアとしてDeNAに入社。Mobageの事業責任者や新規事業の立ち上げを経験した後、2015年からHR本部へ。2017年からゲーム・エンターテインメント事業本部の組織開発部 部長 兼 HRBPを経て、2020年4月より現職。
株式会社ディー・エヌ・エーでは、2014年からHRBP制を導入し、菅原さんは2015年からHRBPに就任。人材戦略や組織開発、マネジメント育成など様々な業務を担っているといいます。
菅原さんは、同社のHRBPの役割は「縦と横」の2つの軸があるといいます。
「縦」は、会社のビジョン、経営戦略、事業戦略からの人事戦略という縦のラインをつなげること。「横」は戦略の中にある戦術論としての採用、オンボーディング、育成、評価などを実行することだといいます。
そして、HRBPで重要なことは「経営と人事をつなぐ・事業と人事をつなぐこと」だと菅原さんは話します。
小さい規模の会社では社長が経営目線で人事を担うことができていたものの、拡大と共にできなくなる。そこで必要なのが人事であり、人事の視点から経営を見て「経営と人事をつなぐ」。
加えて、事業リーダーの壁打ちとなって事業スピードをあげることに貢献するのがHRBPだといいます。
肩書は何でも良いですが、心持ちとして、単に「会社の人事機能を担う」のではなく、人事の視点から経営を見て、経営と人事をつなぐ。社長が今まで1人でやってきたことを、組織的にやっていく、ということが大切だと思っています。
上記を踏まえて、当日は「HRBPとしてどのような視点で具体的に組織に貢献していくべきか?」「導入してから現在に至るまで、どのような変化があったか?」について、詳しくお伺いできると思います。
▼過去、SELECKで菅原さんに取材させていただいた時の記事はこちら
▶︎イベント詳細
【日時】2020年7月14日(火)19:30〜21:00
【当日のプログラム】
19:30 オープニング
19:40 各社の「評価制度」の概要
20:00 パネルディスカッション、Q&Aセッション
21:00 終了予定
【参加費】無料
【参加人数】500名
※主に経営・人事・マネージャー層を対象としてイベントになります
【参加方法】Zoomでのオンライン配信
※お申し込みいただいた方に、参加URLをご連絡いたします。
▼お申し込みはこちらから
▶︎【緊急告知】「THE TRANSITION #02 」開催決定!
6月23日から4週連続でお届けした「THE TRANSITION」。
非常に多くの方に参加いただき、誠にありがとうございました!
そして「THE TRANSITION」、表記をみて既にお気づきの方もいらっしゃるかもしれないですが…
今回のシリーズは「# 01」。
ということで…
近日「# 02」の発表もございます!!!!
続報をお楽しみに!
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