【映画感想】キリエのうた。
こんばんは。
今日は、待ちに待っていた「キリエのうた」公開日でした。
岩井俊二監督作品は、何作か観ていて、この作品の公開前に「リップヴァンウィンクルの花嫁」を観て、岩井作品の復習をしていました。
朝1番の回。お客さんは、9割女性でした。アイナさんファンなのか、私のように松村さんファンなのかは謎です。
以下、ネタバレです。
キリエが先輩である夏彦を好きで、たまたま再会して、告白めいたことをして、付き合って妊娠して。
夏彦は、医学部受験真っ只中で、でもキリエはまだ高校生で。そんな中、東日本大震災が起き、キリエはいなくなってしまいます。(正確には見つかっていないと言うこと。)
夏彦は、ずっとその十字架を背負っていて生きている。
キリエの妹である路花は、夏彦が大阪の大学に行くと聞いていたから、被災地から大阪に流れ着きます。
夏彦を探して。
路花は、多分震災のショックで言葉を失い、歌うことしか出来なくなり、彷徨っているところを、小学生の子に見つけられます。学校の教師である風美が、路花を見つけ、家に連れ帰ります。
事情を聞き、SNSで色々と情報を調べ、なつというアカウントに辿り着きDMを送ります。
なつは、夏彦でした。路花と再会し、夏彦は風美に今まで誰にも話せなかった話をします。
児童相談所に、連絡し、路花は引き取られていき、戸籍上縁のない風美と夏彦は何も教えてもらえぬまま別れます。
夏彦は、医大には行かず、帯広の牧場で働きます。
一方、真緒里は帯広の高校に通っています。母親はスナックを経営していて、父親はおらず、進学を諦めていましたが、客の1人からプロポーズされ、お金も出してくれることに。
その客が家庭教師にと、自分の牧場で働いていた夏彦を送り込みます。
夏彦は、そこで1学年下の路花と仲良くして欲しいと提案します。自分の妹だからと。
路花は、里親に引き取られたあと、夏彦が帯広にいることをSNSで知り、辿り着きました。
里親のところに帰らず、夏彦のもとに身を置きますが、夏彦と路花は行政の力により離されてしまいます。
そこから月日は流れ、2023年東京。路上ライブをしているところを、真緒里がたまたま見つけ、それから真緒里と行動を共にします。
真緒里は、逸子(イッコ)と名乗り、路花はキリエと名乗っていました。
逸子がキリエの歌に聴き惚れ、マネージャーになると言い出し、男性の家を仮住まいとし、生活します。
路上ライブを続けるうちに、昔付き合っていた男に見つかり、逸子は姿をくらまします。
キリエが男性の家に帰ると、警察が来たと。逸子が結婚詐欺をしていたと言われます。その男性から、キリエも共犯者かと聞かれます。
危なく犯されそうになりますが、何とか助かります。
キリエは、夏彦と再会します。夏彦は、なぜ連絡をくれなかったのか、救ってあげたかったのに、ずっと何も出来なかったと贖罪の言葉と涙が溢れ出ます。
ライブは、SNSで拡散したことと逸子の人脈で、少しずつ知名度も上がり、仲間も増えていきます。
ラストは、キリエの歌と逸子の決別のような終わり方でした。
長すぎて、途中、寝てしまったので、若干曖昧ですが、映像的には時間を行ったり来たりするので、自分なりに時系列でまとめたつもりです。
SNSを観ると、結構な確率で賞賛の嵐でした。私、ズレてるのかなぁ?と。
私には、アイナさんの金管楽器のような声が苦手でした(この表現、わかる人いますかね?)長いライブ映像を見せられているような感覚でした。
演技は皆さん上手かったです!松村さんがあんまり出てないのが、残念でした。
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