【エッセイ】年の差のリアル。
こんばんは、今日はハライチの岩井さんの話題で(私だけ)持ちきりでした。
いや、いいんです。お幸せにって思いますし、お相手が小学生の頃からターンリスナーだったそうなので、憧れの人と一緒になれたって素晴らしいとも思います。
だから、それをとやかく言う訳ではありません。
あくまで、私の体験談としての話を。
私は19歳の時に、30歳の人とお付き合いをしていました。
19歳なんて、全然世の中のことは分かっていないし、正直、自分の進みたい道に色んな理由で進ませてもらえず、就活も間に合わずみたいな感じだったので、とりあえず働ければいいくらいの考えでした。
お付き合いした人は、同じバイト先で働く人で、立場は私と同じでした。そして、のちに私の方が立場は上になります。
最初、お付き合いするつもりなんて毛頭ありませんでしたが、周りが勧めることもあり、帰りもバイトの子たちを送っていったりしていたので、その一環でその人も送っていってあげていました。
今考えると、その人は年だけ取っていて精神年齢はかなり子供でした。そうですよね、30にもなって夢破れて、母親から地元に戻ってきなさいと言われて戻ってくるくらいの人間です。
1度も正社員で働いたこともなかったし、私が付き合っていた期間も1度も正社員で働くことはありませんでした。
結局、上から物を言うし、歯向かえば暴力を振るうような人で、ただ従わなければ何をされるか分からない、対等ではなく主従関係だったと思います。
その関係も、私が転職をし、正社員で働いて社会っていうものを知って、相手に対して対等に物を言えるようになって、お別れすることが出来ました。
それまでに4年の歳月が掛かり、今思えばとても勿体ないことをしたと思います。
その人は、私と別れてからも定職に暫く就かなかったのですが、臨時職員として市で雇ってもらい、その後、正規職員になり、今では郷土資料館の館長をしているそうです。
よくも、あんな人間をと思いますが(笑)捨てる神あれば拾う神ありということです。
結局のところ、社会を知らない人が、ちゃんとした社会を知ることで、自分の選択が如何に間違っていたのかを知ることになります。
勿論、これは私の体験談であって、一般論ではないかもしれません。憧れはいつか廃れます。自分が大人になることで、見えてくる景色は絶対に変わってきます。
それは、年齢に関係なくずっと同じ気持ちや関係でいられないのと一緒ですが、未熟であるか否かは、どうしても年齢を伴うことだと思います。
その部分を越えるだけの魅力みたいなものを、ずっとブラッシュアップしていかなければいけない関係って、疲れはしないのでしょうかね。
少なくとも、私は時間は掛かったけれど、終えることが出来て本当によかったと思うし、相手に対しては憎しみしかありません。
人を想う気持ちって、表裏一体です。
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