【思考】共に震え 共に鳴き 共に感じるスタイル

タイトルは親愛なる西尾維新氏原作のジャンプ漫画「めだかボックス」に登場するフレーズだが、これはHSPをそのまま表現しているなと感じる。

「めだかボックス」は理不尽且つインフレ(褒めている)な能力やスキルがわんさか出てくるバトル漫画だが、HSPも私にとっては類まれなるスキルだと思っている。 才能、とはちょっと違う。超能力みたいな感じだろうか。とにかく誇るべき力。決して持っていて絶望する力ではない。

“周りの人が考えている事が何となく読める、分かる”

そんな感じに言うと、2次元の世界では大層な能力の持ち主に聞こえる。

他にも、

 ・雰囲気や空気で感情を読み取れる。

・ 共感力が高い。

・ 想像力・アイデア力が豊富。

・分析力も高い為、仕事の進捗が早い。

等々。

どれもこれも人として凄い能力だと思う。    しかし周りにはこんなにも素晴らしいスキルを持ちながら、何が生きづらいとかしんどいだとか甘えじゃないのかとか、色々と思われる。このスキルの弱点は、メリットと同じかそれ以上の高いデメリットがある事。

人の考えている事が何となく分かる代わりに、それを最大限優先して考えてしまう。雰囲気や空気を読んで、悪いと思ったら良くなるように動かざるを得ない。 。共感力が高いが故に、周りの感情に左右されてしまい調子を崩しやすい。仕事の出来が良いからという理由で理不尽な指示を受けがち。そしてそれを断れない。

HSPは常にそんなデメリットと共に生きている。正直辛い。                             

「そんなの断っちゃえばいいじゃーん」とか言われても出来ないものは出来ない。それは性質上の問題。自分ではどうしようもない。

諸刃の剣を常に持ち続けているのがHSP。だから生きるのを常に意識していないといけない。それを周りの人に悟られないようにしているから分からないかもしれないけど、結構ギリギリのところを歩いていたりする。

もっともっとHSPに対する認識が広まってくれたらと心から願う。と同時に、広める努力を惜しみなくしていきたい。

HSPの人達が少しでも気にして貰える世の中になってくれたら、世の中はきっと少しだけ良くなると思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?