【日常】家族。

私は生まれてからずっと実家住まいで(とっくに成人済)両親と暮らしている訳だが、ひとりっ子なのもあって、両親とは円満に仲がいい。

特に母は私がHSPの事を話しても理解してくれているし、実際私の事を良く分かっている。当然ながら。

が、だからといって母が“最上の理解者”かと言えば、決してそうではない。

正直、母とは全くの真逆だと感じている。あらゆる事に敏感で繊細なHSPの私に対し、母はおおらかで小さい事は全く気にせず、「自分は自分、他人は他人」を地で行くタイプ。多分母にはHSPの気持ちなど、認識はすれども全く理解はできないんだろうなと思う。

昔、仕事が上手くいかなくて相談した時も(この時まだHSPを知らなかった)、私は心の底から自分の気持ちを分かって欲しい一心で話してるのに、「そんな気にするな」とか「大丈夫、できるって」とか、適当な励まししかしてくれず、真面目に取り合って貰えなかった。

小さい頃からくだらない事でよく泣いて、ちょっとした事で傷ついてばかりだったから、真面目に取り合うのがもうバカバカしいっていうか鬱陶しいのだろうなと後々気づいた。

ついさっきも、ある事について自分の考えを語っていたら「あっ、もう始まっちゃうから!」と途中で遮りTVを見だした。その場は流して私は自室に戻ったが、正直傷ついた。

···あぁ、聞くの鬱陶しかったんだろうなっていうのがバレバレだった。本人は何ともなしに言ったんだろうが、そういう小さな事でも傷つき凹むのが私なのだ。ため息をついた。

HSPじゃなければ、その場で「はぁ?ちゃんと最後まで聞けよ」とでも言えたかもしれない。親なんだし。遠慮なんかいらない。けど言えない。言えないのだ。

HSPの事を知り、自分を理解した私にはもう慣れっこではあるけど、そういう事されるとやっぱり傷つく。分かるんだけども。私のくだらない話よりもTVの方が大事なの分かるんだけど。それで私はまた傷つくんです。

こういう時、自分が嫌いになる。ため息をつく。どうしてこんなくだらない事で傷ついてしまうんだろうと思ってしまう。                      でも仕方ないとは思う。人はそれぞれ違う。それはしっかり理解しているつもりだ。

だから私は思う。良い意味で。


【私の事をちゃんと理解できる人なんていないのだ】と。


もう一度言います。                                              これは“良い意味で”です。これ以上傷つかない為に。じゃないと期待をする度に傷つき続けてしまう。それは自分でも勘弁してもらいたい。自分を守る為に。

理解してもらえなくても母とは仲がいいし、よく一緒に買い物にも出かける。                      分かって貰えなくても居心地が悪い訳ではない。

そうして人と関わっていくのも、一つの手だなと思った事案。

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