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ONE PIECE 3巻 個人的に好きなところ

「毎日」と言ったのに、だいぶマイペースに投稿をしている。
まあいい、自己満足なんだ、気楽にやろう!!
ということで、3巻もいきます。

第18話『海賊〝道化のバギー〟』より

いきなりギャグから入ります。ここ、大好きです。

バギー『どこに・・・? さァなァ 知ってると言やあ知ってるが
    知らんと言やあ全く知らん・・・!』
ルフィ『何言ってんだお前!! ばかか!』
バギー『ばかとは無礼だなコラ!!』

ONE PIECE 3巻 18話 バギー&ルフィ

バギーさん、そのねちっこい返し、ルフィには通じませんよ。
「ばか」がひらがななところもいい。本当にバカにしている感じはなくて、なんかかわいらしさがある!
何よりバギー、毎度毎度めちゃめちゃ丁寧にルフィにツッコんでて、本当にいい奴! ・・・と思う。会社の飲み会とかすごく苦手で憂鬱だったけど、バギーさんが同僚だっただその飲み会、絶対出席するもん。

ナミ『何にも動じない奴だと思ってたけど
   あいつが こんなにとり乱すなんて・・・!!』

ONE PIECE 3巻 ナミ

バギーにシャンクスの麦わら帽子を傷つけられて、ひどくキレるルフィを見ていたナミさんの(心の中の)言葉。

ナミさんがよーく人のことを見ているところ、好きです。
ナミさんは泥棒として人を騙すこともあったと思うけど、きっとこうやって人のことをちゃんと観察して、騙す人を見極めていたんだろうなぁ。
そして、ここでルフィの麦わら帽子への想いを知ったことで、のちにあの感動の名シーンに繋がんだと思うと、細かいですが好きなシーンです。

第19話『〝悪魔の実〟』より

・北極と南極のどっちが寒いかで喧嘩するシャンクス・バギーを、仲裁するレイリー

バギーの回想シーン。
まだ幼いバギーとシャンクスが共に過ごしているシーンは、ふたりがとっても初々しくて、勿論そこもたまらないんだけど。
どうしてもふたコマしか登場していない、レイリーに注目しちゃうのです。それは不可抗力。
(きっと若き日のレイリーは、美しきマッツ・ミケルセンのような、とんでもない色気を放っていると思っている)

第20話『〝泥棒道〟』より

ナミ『悪党が悪党に説教? 持論のばかばかしさはお互い様でしょ?』
バギー『何い!?』
ナミ『私は海賊に間違いを正されるほど 堕ちちゃいないつもりだけど』

ONE PIECE 3巻 20話 バギー&ナミ

ナミさんの気の強さがとっても好き。

もうこれは説明する必要はないと思うので、個人的に好きなポイントをもうひとつ。
(この台詞の直後も呼んでいるが)バギーがナミさんの呼ぶときに、「泥棒」とか「女」とか「小娘」とかバカにした感じじゃなく、ちゃんと「ナミ」って呼んでいるところ。細かいけど、こういうところにバギーの人の良さが現れてる気がする。

第21話『〝町〟』より

ナミ『何で あんたは話をややこしくすんのよ!!』
ルフィ『いい町だな!!』
ナミ『え?』
ルフィ『町長のおっさん一人のために あんなにみんなが怒ってる!
    どんな言い訳しても きっと あいつら怒るぜ!』
ナミ『・・・・・・!』

ONE PIECE 3巻 21話 ナミ&ルフィ

無邪気なルフィと、達観した台詞のギャップがいい。逃げるルフィの顔がとても嬉しそうで、こちらまでつられて笑顔になってしまう。
きっとルフィの冒険の中で、この港町ですごした時間は一瞬なのだろうけど、この港町のことはずっと忘れないんだろうなって、温かい気持ちになる。

そして、やっぱり外せないこのシーン。

ブードル『すまん!!! 恩に着る!!!!』
ルフィ『気にすんな!! 楽に行こう!!』

ONE PIECE 3巻 21話 ブードル&ルフィ

この『楽に行こう!!!』って言葉が好き。
いままで人にお礼言われて「楽に行こう!」なんて返したことないし、この先言うかも分からないけど、この考え方がすごく好きだと思った。

ルフィは恩を売るために港町を助けたわけじゃないし、きっとルフィの心のままに行動しただけ。「楽に行こう」って言葉が、「恩」を重い気持ちじゃなくしてくれて、優しい応援のように思える。とにかく、とっさにこの言葉が出てくるルフィがかっこいい。

きっと気持ちいい出発だったんだろうな。最後のゾロとナミの笑顔にほっこりするし、「ナミさんを笑顔にしてくれてありがとう!」とこっそり感謝した。

第22話『〝あんたが珍獣〟』より

・ルフィの麦わら帽子を直してあげるナミさん

「ナミさん×裁縫」というのが、個人的になんとも好きである。ソーイングセットを持ち歩いている系女子に見えないナミさんが、さらっと「直すよ」って裁縫してあげるのが、かわいいというよりかっこよくて、憧れる。
(ナミさんが裁縫できるのは、子ども服をリメイクしていたベルメールさんの姿を見てたからなのかな・・・。)

ナミ『そんな・・・!! 20年も守り続けた宝がただの箱だった
   なんて・・・』
ルフィ『・・・・・・・・・だっはっはっはっはっはっはっはっは!!!
    まァ くよくよすんなよ おっさん!!
    20年でおれ達が来てよかったよ!!』

ONE PIECE 3巻 22話

私は超くよくよするタイプだ。だから、このルフィの明るさに途方もなく憧れるし、「こう生きればいいんだよな!!」と読むたびに思い直す。

20年間まともに人間と会話をしていなかったガイモンさんにとって、たとえ宝箱の中身が空っぽだったとしても、ルフィとの出会いは最高で、真実は残酷だったとしても、絶対に『今日はいい日だ!!!』と思える1日だったはず。

ガイモンさん、いい人だよな。だがひとつ、言っておきたい。

ガイモン『20年てのァ・・・・・・・・・長いもんだ
     髪の毛もヒゲもこの通り 伸びっぱなしでボサボサ
     まゆ毛までつながっちまった』

ONE PIECE 3巻 22話 ガイモン

って言ってるけど、ガイモンさん20年前からまゆ毛つながってます。

第23話『〝キャプテン・ウソップ登場〟』より

ウソップ『どんなに金があって贅沢できようと
     こんなに不幸な状況はねェよ』
ナミ『・・・・・・・・・ やめ!』
ゾロ『!?』
ナミ『この村で船のことは諦めましょ また別の町か村をあたればいいわ』

ONE PIECE 3巻 23話 ウソップ&ナミ&(ゾロ)

ナミさんの、ちゃんと他人のことを想い、自分の幸せを優先しないところが好き。
お金がなくて不幸な状況になったナミさんと、お金があっても不幸な状況なカヤ。ナミさんの表情を見ると、切ない。
幸せって難しいよね。でもみんなが幸せに向かってひたむきに進もうとする姿に、いつも勇気をもらってるよ。本当にありがとう。

・『わたし・・・ウソップさんに会いたい・・・・・・』と言うカヤ。美人すぎる、かわいすぎる。ウソップ、このカヤを見ていたら卒倒するんじゃ・・・と思ってる。(私はなる)

第24話『〝偽れぬもの〟』より

ルフィ『あのさ おれ船が欲しいんだけど』
クラハドール『ダメだ』

ONE PIECE 3巻 24話 ルフィ&クラハドール

にこにこルフィに、ズバッと即答するクラハドール。
次のコマの落ち込むルフィと、それを慰めるゾロが好き。(ポンっと背中をたたいて励ましたのかな?)

そしてこのコマのクラハドール、なかなかかっこいいんですよね。シュッとしてて、清潔感もあって。イケメンキャラになるポテンシャルを持ち合わせていたように思う。

そんなクラハドールの愛しきところは、あんなにスマートに気取っているのに、服のセンスが悪いところ。
う〇こスーツに、ぐるりん衿のシャツを合わせ、なんかシマシマの靴履いてるんだよね。一体、どこの店で買ったのよ。
性格はすごく悪いんだけど、ふと服を見たときに笑っちゃうというか、かわいいなと思っちゃう。あ、こういうのをあざといって言うのか?(違う)

第25話『〝ウソ800〟』より

カヤ『クラハドール!!・・・・・・もう! わからず屋!!』
クラハドール『ええ わからず屋で結構っ!!』

ONE PIECE 3巻 25話 カヤ&クラハドール

「わからず屋」って言うお嬢様、かわいいなと思って、どうしてもピックアップしました。
「もう! わからず屋!!」って反発は、喧嘩をヒートアップさせないし、かわいいし、すごくいい言葉だなって思った。
でも、めっちゃ気合を入れないと言えないよな、「もう!わからず屋!」って。そして気合を入れたわからず屋は、もはやかわいくない・・・。

ルフィ『ヤソップは立派な海賊だった!!』
ウソップ『・・・・・・・・・・・・・』
ウソップ『・・・そうだろう!?』

ONE PIECE 3巻 25話 ルフィ&ウソップ

にこにこのルフィと、父親を褒められて嬉しそうな、誇らしそうなウソップ。このふたりの表情を見ていたら、本当に「友達」みたいだなって。
一味との出会いの中で、誰よりも普通に「友達」をつくるように出会えたふたり。その出会いを改めて読み返して、じわっと胸が熱くなるものがあった。

第26話『〝キャプテン・クロの一計〟』より

ウソップ『大変だっ!! 大変だっ!! 大変だ!!!
     殺される・・・!! おれが育ったこの村のみんなが
     殺されるっ!! カヤが殺されるっ!!
     おれはみんな 大好きなのにっ!!
     この村が好きなのにっ!!!』

ONE PIECE 3巻26話 ウソップ

思っていることを口に出しながら、急いで村に向かって走るウソップ。大切な村やカヤへの想いが溢れて、いっぱいいっぱいになってる感じが伝わってくる。
いつもヘラヘラした感じのウソップの、珍しい、真剣な姿がいい。

多分、自分の性格や行動はウソップに近いから、1番読んでいて親近感湧くし、応援しちゃうんだよなぁ。
余談だけど、私も家族にテキトーな話ばかりしすぎて、肝心な話を信じてもらえなかったことあるよ。

あとがき

今回は結構細かいピックアップとなりました。
途中、クラハドールの服装の話までしてしまい、またまた長くなりました。

3巻はとうとうウソップ登場!!
ですが、やっぱりナミさんの好きなところばかりあげてしまう〜!

ONE PIECEは悪役も愛すべき部分がたくさんあって、本当に憎めない。
そんな彼らを見ていると、自分の欠点も「あ、見方を変えればチャームポイントになるかもしれない」と思って、とても救われた部分がありました。

ついつい好きなキャラクターに注目して読んでしまうけど、悪役キャラや細かいキャラの愛すべき部分も読み返しながらしっかり見つけていきたいです。

いや、それにしても3巻。
ナミさんもカヤちゃんもほんっとかわいい。



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