没頭。
お久しぶりです。
鈍行で岡山までガタゴト揺られています。どうもえいちゃんです。
特急は早く着くけど、ちょっと高い。それに急いでいる訳でもないし、たまにはゆったり行くのも手かな〜っと。
そんな訳で計4時間の移動時間。まだ目的地には着きません。せっかくの4時間、何か有意義に使いたい! よし、本を読もうと思い
1冊読み終えてしまいました。
私はこれを読むと決めたらその1冊に集中します。色んな本を代わる代わる読む力(多動力)がありません。加えて、1冊は時間を置くことなく読み切りたいタイプです。忘れるのは当たり前なのにそれが嫌だから読み切りたい!ってことです。笑
さてさて、道中にと私がセレクトした本はこちら
半透明のラブレター
え?ってタイトルを読んでなりましたよね。
ん?半透明?ん?って。
でもNo.1ってのに惹かれちゃいました。(期間限定とか弱い女です、。)
恋愛小説だし、まあ、大体展開は読める気がする、そんな愚かな考えを持っていた私。
いや〜確実に読む場所間違えました。
もうね、涙を堪えるのに必死。
目の前のおばあちゃん寝ててくれて良かった〜
内容は、“人の心が読めてしまう男の子”と“普通の女の子”の恋愛物語。
って聞くと、うん、そんな珍しいものでもないかなって思いますよね。
何が悲しいかって、確かに、この2人の背景には複雑な事情があってそれも心をえぐられるような痛みなんだけども、
それよりも“人の心が読める”というだけで、“普通”ではなくなるってこと。好きな人に「好き」とすら言えなくて、例え両想いでも引き剥がされてしまうこと。自分の想いを殺して相手の幸せを第一に考えることがどれだけ辛いか、そして事実を知っている人が、周りに事実を隠し通すことがどれだけ苦しいことか、一緒にいたいのに居られない、一緒に居させてあげたいのに幸せを壊さなければならないことがどれだけ苦しいか痛いほど刺さりました。
“普通じゃない”それだけが、ただそれだけのことが、沢山の愛が溢れている中をズカズカと踏み潰していく。
普通って誰が決めたんだろう。異端ってそんなにおかしいことなんだろうか。
そんな言葉なくなってしまえばいい。
純粋にそう思いました。
自分でもびっくりするくらい没頭してしまって、のめり込みすぎたので上手く言葉に出来ていませんが、私が学んだのは
誰に言われようと自分の気持ちには素直であること。
心から大好きな人を大切にすること。
この2つです。
人間誰しも迷うことはあります。答えがわからないから迷います。“どれを選んだら正解なのか”、“これを選んだら辛いかもしれない”
でも、どうせ辛いんだったら自分の好きな方を選んだ方が良い。好きな方だったらきっと乗り越えられる気がする。それに、自分の人生なんだから。誰のものでもない自分のなんだから。自分しか自分の人生は生きてあげられないんだから。
そして、大好きな人に心から「大好き」って伝えること。きっと沢山傷つけ合って、悩み合っていくもの。それと一緒に沢山喜び合って、笑いあえばそれでいいの。遠慮なんてしないで、一緒に居たい人と居ればいいの、それでいいの。
この本は最後にこう言ってくれました。
いつでも自分を好きでいられなくてもいい
自分が嫌になるときも、逃げたくなるときもあるけど、全部が全部紛れもなく自分だから
そんな自分でもきっとそばにいてくれるひとがいるんだから。そうしたらこんな自分でも、まあいっかってそう思えるから。
そしたら、その人を全力で愛して、ね、幸せ。
はあ〜〜余韻。
とっても幸せな4時間でしたとさ。
拙い文章ですが、ありがとうございました。
岡山楽しんできます☺️
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?